検索キーワードボリュームと順位を無料ツールで調査

2016年9月13日
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検索キーワードとは、GoogleのヘルプによるとAdwordsの広告主が設定する語句やフレーズを意味し、検索クエリは検索ユーザーが使用する語句やフレーズを指します。
検索クエリの事を検索キーワードと呼んでいるケースの方が一般的に多いと思います。


検索キーワードボリュームとは、GoogleやYahoo!Japanなどの検索エンジンで検索されるクエリ(キーワード)の検索数を意味します。
SEOやリスティング広告(キーワード連動型広告)ではキーワード選定は施策を行う前の準備段階です。
このブログではSEOに関するテーマを扱っていますので、SEOを行う際のキーワードボリュームの調査方法、検索順位チェックツールを活用した施策後の順位チェックやGoogle AnalyticsやSearch Consoleを使ったトラフィックの確認方法を解説します。





検索キーワードボリューム(検索数)の調べ方

ここではGoogle AdWordsのキーワードプランナーや、Google トレンドを利用します。

Google AdWords

Google AdWordsは、リスティング広告のツールではありますが、無料でキーワードのボリューム調査を行えるキーワードプランナーという機能があります。


月間平均検索ボリューム

月間検索ボリュームや、12ヶ月間の検索ボリュームの平均値の値を見て、傾向や頻度、推移を確認する事ができます。

※Googleアカウントが必要ですので事前に取得しておきます。


キーワードプランナーの使い方

  • Adwordsにログインします。
  • 上部メニューの「運用ツール」をクリックして、「キーワードプランナー」をクリックします。
  • 「新しいキーワードの選択と検索ボリュームの取得」内の「検索ボリュームと傾向」をクリックします。

  • 検索ボリュームと傾向を取得

  • 「キーワードを入力」の入力枠に、調べたいキーワードを入力します。
    ※キーワードを事前にリストでまとめていればCSVアップロードやコピー&ペーストで一括でボリューム取得を行います。
    「ターゲット設定」では、日本国内の検索を調査する場合には、「日本」としておきましょう。

  • ボリュームを調査するキーワードを入力

  • 「検索ボリュームを取得」をクリックすると月間検索ボリュームを確認する事ができます。

上記の方法はSEO目的で過度に行うと、データが制限されてかなりアバウトな数のみでしか数値が取得できなくなります。
2016年の8月にAdwordsコミュニティでGoogle社員から次のような修正があったとアナウンスがありました。


ほとんどの広告主はいつも通りにキーワードプランナー上で検索ボリュームデータを見る事ができます。
低コストの月額で運用している広告主は、制限されたデータとなるかもしれない。例えば「月間平均検索ボリューム」の率で0、1-100、100-1,000、1,000-1万,1万-10万といったように表示される。
他の広告主でも検索ボリュームデータの検索回数が制限に達すると、データ制限の引き金になるかもしれません。
トラフィック予測データへのアクセスに変更はなく、Adwords APIもフルデータを引き続き返すでしょう。


ちなみにデータが制限されると以下のように、アバウトな数値が表示されます。


検索ボリュームデータ制限

Google トレンド

Google トレンドでは、該当するキーワードの過去のおおよその推移を調べる事ができます。また今後の傾向予測も点線で表示されます。ウェブ上で検索されるキーワードが季節商材の場合や、新しいブランドの傾向などを確認する際に便利です。



ツール活用の注意点

どちらのツールもGoogleが提供しているものですので、調査するデータもGoogle検索をもとにした内容となります。
その為、Yahoo!Japan等の他のサーチエンジンの調査には利用できません。
Yahoo!Japanは「キーワードアドバイスツール」が別途提供されているようですのでそちらを活用しましょう。




月間検索ボリュームと順位を調べる意味

SEOを行う場合は、検索ボリューム順位どちらも見ていく必要があります。

※この2つだけで充分という意味ではありません。作成したコンテンツの直帰率や、滞在時間、ソーシャルブックマーク、被リンクなどを確認する事も重要です。


検索ボリュームは、SEOを考慮したコンテンツ作成を行う場合に参考にして、取り組みの優先度を決めていきます。
検索順位は現在のページの順位を確認したり、コンテンツ作成後の順位上昇や、その後の変動推移を確認していきます。


使用頻度の高い検索キーワード(サジェスト)の一覧取得方法

はじめてSEOを取り組む場合には、どのようなコンテンツを作成したら良いか悩むかもしれません。

キーワードをもとにコンテンツを作成する際には、テーマの軸となるキーワードを決めてからテールワードを調べます。


ご存知の方は多いと思いますが、検索エンジンのサジェスト機能で表示されるキーワード候補は、一般的に良く検索されるキーワードとなります。


Googleサジェストの例

検索キーワードの考え方:「検索クエリはユーザーが調べたいトピック」として認識

検索キーワードごとにSEOを行う場合、以前はキーワード含有率などを気にして、ページにバランス良くキーワードを含めていた方も多かったとは思います。
現在のGoogleはコンテンツや検索クエリの理解度が増している為、このような手法は通用しません。


検索ユーザーの使用するキーワードを検索ユーザーが調べたいトピックと認識し、その意図を考え、検索ユーザーに役立つ回答となるコンテンツを作成していくと良いでしょう。


関連キーワード取得ツールは、ビッグワードを基本にサジェストで使用されるテールワードも含めて様々な種類のキーワードを一覧で取得する事ができます。


関連キーワード取得ツール

検索ボリュームと検索キーワードをチェックする意味 上位表示の難易度

検索ボリュームの数によってコンテンツ作成の優先順位を決める事ができます。
数の大小によって次のような特徴があります。


上位表示への難易度の高すぎるキーワード(ビッグワード)

検索キーワードのボリュームが多く、競合となる質の高いコンテンツが多い。
検索ボリュームが多いキーワードは大抵あなたの競合サイトも目をつけているキーワードです。
競合サイトも同じように上位表示を狙っているキーワードの為、上位表示の難易度は高く、コンテンツの質や評価がより重要となっていきます。
その為、コンテンツ作成までの調査に時間がかかります。
SEOの知識と、そのキーワードに関連する分野の専門知識が必要となる為、簡単に上位表示できるようなものではありません。


難易度が低いキーワード(超ニッチワード)

キーワードの検索ボリュームが小さく、競合となるコンテンツは少ない。その為、上位表示の難易度は低いが、大きな成果に直結しない。
検索ボリュームがゼロのキーワードをターゲットに時間をかけてコンテンツを作成しても特殊なケースを除き非効率です。


これからSEOを行う場合、はじめのうちは感覚を掴む意味でも検索ボリュームが多過ぎず、かといって少な過ぎない複合キーワードを狙ってコンテンツを作成する事をおすすめします。


検索順位を確認する意味

SEOを意識してコンテンツを作成した後は、そのコンテンツの質が検索エンジンにどのように評価されているかを確認する意味で、検索順位推移をしばらく見守ります。


検索順位は現在のコンテンツの質や評価をもとにGoogleのアルゴリズムで判定されます。自分で作成したコンテンツの質の良し悪しや評価を確認する意味で順位を見ていきましょう。
検索順位が思うように上がらない場合は、再度コンテンツの質を考えて、より詳しくわかりやすいコンテンツに仕上げていく事も検討しましょう。


作成したコンテンツを通して訪問者の信頼を獲得し、最終的にサービスに興味を持ってもらえるよう改善を行っていきます。


はじめてSEOを行う場合には、検索キーワードボリュームが多いキーワードでは、すぐには成果に結びつける事が難しく、一方で全く検索されないようなキーワードでSEOを行っても成果はでません。


その為、マーケティング施策の1つとしてSEOを行う場合には、キーワードの検索ボリューム検索順位を把握した上でキーワード選定を行わなければなりません。




ツールを活用した検索キーワード順位とランキング推移の調査

ウェブサイトの検索順位を調べるには、実際にそのキーワードで検索エンジンで検索してみるという事がまず考えられます。
5キーワード以上になってくると手間がかかりますのでその他の方法をご紹介します。


Google、Yahoo!Japanの違い

現在のYahoo!JapanはGoogleのエンジンを採用していますので、時間差はありますが検索キーワードランキングの差はほぼありません。順位チェックはGoogleのみでカバーできます。


クラウドベースの自動順位チェックツール

クラウドタイプのSEOツール「Spresseo」なら、自社の順位と競合の順位を自動で取得して比較することができます。
※無料試用版有り

クラウドSEOツールSpresseo

登録したキーワードの月間検索ボリュームを表示するオプション機能もあります。


PCソフトの順位チェックツール

順位チェックツール Rank Reporterを使用すれば、自サイトだけでなく競合サイトの順位も自動的に取得する事ができ、その履歴を時系列で把握する事ができます。
若干設定手順が異なりますが、YouTubeの検索順位の取得にも対応しています。


検索順位チェックツール Rank Reporter

クラウドタイプとの違いはインストールしたPC上から検索順位を取得するので、大量のキーワードを短期間で順位取得したい場合にはIPアドレスがブロックされる確率が高まります。
企業で使用する場合は、クラウドタイプのSEOツールの方が安定している為おすすめです。


Search Console(旧ウェブマスターツール)

Googleの提供するSearch Consoleを使用すれば、管理されているサイトが検索された際の順位、キーワードの月間検索数、クリック数の概要がわかります。あくまで検索結果に表示された回数に基づいた順位の為、現在の状態を知るというよりは、実績のあるキーワードを調べるという意味合いが強いかもしれません。


検索アナリティクス

また、データ保持期間の範囲も3ヶ月程の為、順位の推移を確認していく事にはあまり向いていません。




インフォメーショナルクエリに対しては訪問者が興味を持ちそうなコンテンツに誘導

集客を増やす事ができてもすぐに収益にならないキーワードはリスティング広告(キーワード連動型広告)には不向きなキーワードです。
このようなキーワードは情報を調べる際に使用するインフォメーショナルクエリである事がほとんどです。


インフォメーショナルクエリに対しては情報収集や問題解決の役に立つコンテンツを作成して、検索エンジンからの集客を行います。満足度の高いコンテンツとして検索ユーザーの信頼を獲得できれば、商品やサービスに興味を持ってもらえるかもしれません。


例えば、このページを訪問されている方は、「キーワードのボリュームを確認する方法」を知りたい方がほとんどだと思います。
キーワードで言うならば「検索 ボリューム」や「検索キーワード」で検索されてからこのページへ到達していると思います。


このようなキーワードは、情報を調べる為のキーワードになり、リスティング広告などで費用をかけていくべきではありませんが、SEOによる集客が成功すれば費用も発生せずに多くの人に見つけてもらえます。


実際にはこのような即収益化されないキーワードをきっかけに、何回も様々なキーワードでサイトを訪れ、どこかのタイミングで製品やサービス名を知ってコンバージョンへと結び付くケースも多くあります。
また「キーワード検索母数の調べ方がわかった」訪問者を、次に興味を持ちそうなコンテンツへ誘導していくというのも効果的です。




実際に検索されたキーワードを確認する方法

Googleが無料で提供しているGoogle AnalyticsとSearch Consoleを活用して、結果を確認できます。


Google Analyticsで検索キーワードを確認

ウェブサイトのアクセス解析を行えるGoogle Analyticsを導入していれば、ページ単位でどのようなキーワードで検索されて訪問されているかの傾向を確認する事ができます。

詳しくは、「Googleアナリティクスで検索訪問者のキーワードを調べる」で解説しています。


ただし上記の方法では、Yahoo!やGoogleからの検索は「not provided」と表示され、オーガニック検索からの訪問キーワードは確認できません。更に詳しく確認するにはSearch Consoleの検索アナリティクスを使用します。


Search Consoleで検索母数とクリック数を確認

Search Consoleの場合は、ページ別でもGoogleの検索結果画面に表示された回数(インプレッション)と、訪問した数(クリック数)の確認が可能です。※Search ConsoleはGoogle検索のデータのみの表示。


Search Consoleにログインし、「左メニュー」の「検索トラフィック」内の「検索アナリティクス」をクリックします。
「クリック数」、「表示回数」、「CTR」、「掲載順位」にチェックをつけると、各項目がチャートに反映されます。


ページごとのパフォーマンスを確認するには、「ページ」の箇所を選択します。


検索アナリティクスのLPごと

スマートフォンの検索キーワードも確認できる

過去にはPCによる検索が圧倒的に多かったのですが、現在ではスマートフォン利用者が増加したことで、モバイル検索の利用率が上がっています。
モバイル検索の場合は、音声検索や、文字入力の違いから検索傾向が異なります。
ウェブサイトによっては半数以上がモバイルユーザーであったりと無視できない存在の為、定期的に確認しましょう。


Seach Consoleの検索アナリティクスでは、デバイス別にパフォーマンスを確認できます。
モバイルのみに絞り込むなら、「デバイス」の箇所のプルダウンから「デバイスをフィルタ」内の「モバイル」を選択します。


検索アナリティクス デバイス別のモバイル



コンテンツ改善を目的としたキーワード分析 当ブログでの効果

本格的にSEOを行う場合には、キーワードの選定と管理を効率化する事が成功の鍵となります。
コンテンツ改善の方法を理解した上でSEOを行うと以下のように検索エンジンからの集客を伸ばしていく事ができます。


2015年SEO トラフィック
当ブログの検索エンジンからの集客推移

ツールを活用した効率的なキーワード選定方法については、「SEOキーワード選定のコツと1ページで意識するキーワード数」で解説しています。



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野澤洋介
野澤洋介

この記事を書いた人

アレグロマーケティング代表

SEOツールのプロジェクト担当者でもあり、自社のSEO担当でもあります。
SEOは考え方はシンプルですが、いざ実践するとなかなか思うようにいきません。
当ブログでは、読者の方に成功も失敗も合わせて情報を共有し、同じような悩みを解決できればという思いで運営しています。




SEO管理ツール Spresseo(エスプレッセオ)

コンテンツが増え、SEOの管理が煩雑になってきたらツールで効率化しましょう。
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