簡単スタートガイド
はじめにRank Reporterを起動すると、「Default」という名称の初期設定プロジェクトが読み込まれます。
以下の手順に沿って、Rank Reporterの設定を行います。
- 「Default」という名前のプロジェクトが表示されますが、まだ設定はされていません。はじめに、あなたのウェブサイトのURLを「ルートURL」に入力します。
- 「検索エンジン」チェックボックスの中から、1つ以上の検索エンジンを選択します。選択された検索エンジンに対して、この後設定するキーワードで順位取得を行います。
- 「キーワード」入力欄に、複数のキーワードを入力します。1行あたり、1キーワード(スペース区切りで複数ワードの入力にも対応)を入力します。
- 「Go」ボタンをクリックします。クロール結果画面の順位タブに、結果が表示されます。
- 「レポート」ボタン、または「順位履歴」ボタンをクリックする事で、キーワードの順位履歴に関する結果を見たり、レポートを生成したりすることができます。
ツールバー
ツールバーはRank Reporterで最も頻繁に使用されるボタンです。
- 新規
-
順位チェックをされたい新規プロジェクトをウェブサイト単位で登録します。
プロジェクトの名前とルートURLを入力すると、画面左上の「保存されたプロジェクト」欄に表示されます。 - 保存
-
現在編集のプロジェクトを保存します。もし現在のプロジェクトをもとに複製されたい場合は、「ファイル」メニューの「プロジェクトを別名保存」で設定を行います。
保存されたプロジェクト上で右クリックをすると名前変更や、削除ができます。 - 高度な設定
-
現在のプロジェクトに対して高度な設定を行う事ができます。
詳しくは、高度な設定をご参照ください。 - 順位履歴
-
現在のプロジェクトの順位に関する履歴表示ができます。はじめは空欄の為、少なくとも一度はRank Reporterで順位チェックを行う必要があります。
- アノテーション
-
現在のプロジェクトに対するコメント注釈リストを確認できます。アノテーションはあなたのプロジェクトにコメント注釈をつける事ができ、順位履歴やレポートに含める事ができます。
- Go
-
GoボタンはルートURLにもとづいてクロールと検索処理を開始します。クロール処理はStopボタンをクリックする事で中断できます。
- Pause
-
このボタンは、クロール、検索処理を実行中に一時的にRank Reporterの処理を停止させる事ができます。インターネット接続を切断、またはPCをスリープ、スタンバイの状態にする必要がある際に、使用します。
もう一度Pauseボタンをクリックすると、続きから処理を行います。 - Stop
-
クロール処理を停止させる事ができます。
- レポート
-
検索キーワードの順位履歴レポートを生成する事ができます。
詳しくは結果のエクスポートをご参照ください。 - スケジューラ
-
規定の間隔でキーワード順位を自動で収集する為のスケジュール設定を行う事ができます。
詳しくは、スケジューラをご参照ください。 - ヘルプ
-
ヘルプのウェブサイト上へ移動します。
プロジェクト設定
プロジェクトの設定方法、プロジェクトメニューについて説明します。
- ルートURL
-
順位チェックを行うウェブサイトのドメイン(トップページのアドレス)を指定します。全ての検索エンジンでクロールできるようにhttp://やhttps://を含めないでください。
あなたのウェブサイト上の特定のウェブページのみの順位チェックもできます。その場合は、正確にそのURLを指定します。 - 検索エンジン
-
プロジェクトで順位チェック対象とする検索エンジンをチェックボックスリストから指定します。
初期設定では、Google.co.jp、Yahoo Japan、Bing Japanにチェックが付けられています。一つの検索エンジンのみでチェックを行う場合は、その検索エンジン以外のチェックを外します。 - キーワード
-
キーワード入力欄には、様々なキーワードを入力できます。
一行ごとに複合キーワードやフレーズを入力します。入力キーワードの内容をそのままに検索クエリを実行しますので、完全一致検索の場合は””で囲みます。
また、キーワードツール機能は様々なパターンのキーワードリストの作成を支援します。
キーワード入力欄からキーワードを削除しても、それらのキーワード順位履歴はプロジェクト内に残ります。
順位履歴データを確認する場合は履歴表示画面を、また、順位履歴を削除する場合は、履歴管理画面で行います。 - 競合サイト
-
Rank Reporterは競合サイトの順位チェックも行う事ができます。
詳しくは競合サイトの項目をご参照ください。
Rank Reporterプロジェクトと設定データは以下のフォルダに蓄積されます。(上級者向け)
Windows XP:
C:\Documents and Settings\[username]\Application Data\Inspyder Rank Reporter\
Windows Vista/7/8:
C:\Users\[username]\appdata\roaming\Inspyder Rank Reporter\
高度なプロジェクト設定
「高度なプロジェクト設定」は、検索エンジンに対する検索方法をプロジェクト単位で詳細に設定する事ができます。
- ヒューマンエミュレーション
-
検索エンジンには自動化された連続したクエリに対して検索結果を表示させない機能があります。
Rank Reporterは、人が検索する作業と同様の動作を設定する事ができる為、自動化ツールとしてブロックされる事を防ぎます。もしヒューマンエミュレーション機能でRank Reporterの実行速度を上げた場合、検索エンジンにより一時的にあなたのIPアドレスがブロックされる事があります。
IPアドレスブロックが原因で順位が取得できていないかどうか確かめるには、クロール結果の項目の「ログ」タブをクリックして、クエリに関するエラーメッセージを確認してください。 - キーワード間隔
-
同じ検索エンジンに対して現在検索しているキーワードと次に検索するキーワードの時間間隔を設定します。
ここで設定した間隔は、それぞれのキーワードに対して人間が行う検索間隔と同じようにランダムに設定されます。
この間隔を狭くすると、Rank Reporterがクエリ自動化ツールとしてブロックされる可能性が高くなります。また、最低値が低すぎても、同様にブロックされる可能性が高まります。
初期設定では10秒~50秒となっており、多くのケースで十分に対応できます。 - 検索結果ページの間隔
-
キーワード間隔と同様に同じ検索エンジンに対してクエリを投げ、追加の結果ページを表示させるまでの間隔です。
この値が低すぎるとクエリ自動化ツールとしてブロックされる可能性があります。
初期設定では、5秒~25秒となっています。 - DNS Poolを使用
-
選択されている場合は、Rank ReporterはInspyder社が提供するグローバルDNS poolを使用します。
これによりRank Reporterは補助的に検索エンジンデータセンターへ接続し、クエリ自動化ツールとして検知される確率を減らします。
プロキシを使用する際は、選択は無効化されます。 - 重複クエリを防ぐ
-
有効化されている場合は、他にRank Reporterが処理を行っていることを自動で検知します。
例えばスケジューラ設定が動作中の場合、その処理が終了するまで待機します。この機能により、偶然同時に多くのクエリを投げることはなくなり、またIPアドレスがブロックされる事を防ぎます。 - クエリタイムアウト
-
Rank Reporterが検索エンジンからの応答時間を待つ際のタイムアウト時間(最大値)を秒で設定します。
- 取得する順位の上限
-
あなたのサイトのキーワード順位を最大で上位何ページまでを検索して取得するかに関して設定を行います。(最大値は500位まで)
この値を減らす事で、順位取得のプロセスが軽減され(チェックする検索結果ページが減る為)時間が短縮されます。
例えば上位30位までを取得するといった事も設定できますが、逆に100位以上の設定は推奨しません。 - レポート用のロゴファイル
-
任意で設定します。プロジェクトごとでレポートのロゴを変更したい場合に使用します。
また、一般的にはクライアントのロゴを使用して、その会社としてのレポートを作成する際に使用します。
もし全てのプロジェクトでロゴを変更したい場合は、レポートデザイナを使用してください。
レポートデザイナでレポートから初期設定のロゴを削除してしまった場合、「レポート用のロゴファイル」機能は動作しなくなります。
Rank Reporterは初期設定のロゴオブジェクトを探し、レポート作成時に「レポート用のロゴファイル」機能で設定されたロゴをもとに生成します。
もし初期設定のロゴが見つけられなかった場合、Rank Reporterレポートの変更ができなくなります。
レポートのカスタマイズを行った事でレポート用のロゴファイルが動作しなくなってしまった場合は、カスタマイズのリセットをお試しください。
(「設定」メニューから、「レポート」内の「変更をリセット」をクリックします。)
- 検索エンジンごとのクエリ数
-
プロキシが使用されている場合、スライドバーで検索エンジンごとに同時に検索するクエリの数を調整します。プロジェクト内でローテーションできるプロキシが無い場合は、この機能は無効化されます。
スペックの低いPCや、同時に多数の検索エンジンの順位を取得する際は、スライドバーの値を減らす事でPCの動作が安定します。 - ドメインエイリアス
-
ドメイン名を複数持つサイトのクロールができます。
サイトのドメインは検索結果で「wwwあり、なし」で表示されてしまう事があります。ドメインエイリアスを設定する事で、「www.example.com」と「example.com」のどちらも一つのプロジェクト内で管理する事ができます。 - プロジェクトプロキシ
-
プロジェクトごとにプロキシサーバを設定する事ができます。
これらは、他のプロジェクトで共有されたり、使用されたりする事はありません。
プロキシ設定の詳細は「共通プロキシ」をご参照ください。
プロキシ設定を行うと、さまざまな場所から検索しているように見せる事ができます。
例えばあなたがアメリカの東海岸でRank Reporterを使用していたとして、西海岸で検索した際の順位結果を見たいとします。
その場合は物理的に西海岸に位置するプロキシサーバを使用する事で、チェックする事ができます。
競合サイトの順位チェック
Rank Reporterはあなたのウェブサイトの順位チェックに加えて、競合サイトも同様に順位を取得する事ができます。
この機能を通して他のウェブサイトとあなたのサイトの順位がどのように変化するかを見ることで、あなたのSEO施策のパフォーマンスを確認する事ができます。
競合サイトの順位チェックを設定するには、「高度な設定」をクリックし、「競合サイト」タブを選択します。
競合サイトの順位チェックを設定するには、名前を任意で入力し、1つ以上のドメイン(またはURL)を入力します。
一行ごとにドメインを入力し、最後に「保存」をクリックします。
1つのプロジェクトに対して、競合サイトは無制限に追加する事ができます。
追加した競合サイトを編集するには、競合サイトをダブルクリックします。
名前とドメインが入力欄に表示され、編集する事ができます。
競合サイトを削除するには、該当する競合サイトを選択し、画面右下に位置する「ゴミ箱」アイコンをクリックします。
この操作では、過去の競合サイトの順位履歴の削除はできません。
順位履歴データを削除するには、「履歴管理」の設定をご参照ください。
競合サイト設定後にプロジェクトを保存し、次にクロール処理を実行するとメイン画面の競合サイトタブ上に結果が表示されます。
同様に、順位履歴画面で競合サイト履歴タブをクリックすると結果が表示されます。
レポート機能
Rank Reporterでは、ウィザード形式で簡単にCSV、EXCEL、PDF形式のレポートを生成する事ができます。
レポート作成を行う前に、少なくとも1度はキーワード順位の取得を行う必要があります。
Rank Reporterでは規定の間隔でスケジュール設定を行い、順位履歴をもとにしたレポートを自動生成する事ができます。
レポートを作成したいプロジェクトを選択します。
レポートに含める為に1つ以上のキーワードを選択します。
レポートする為には少なくとも一回は順位チェックを行う必要があります。
- レポートの種類 (Excel、PDF のみ)
-
作成するレポートのタイプを選択します。大きく2種類のレポートタイプがあります。
「キーワードごとの順位履歴」は、キーワードごとを1セクションとして各検索エンジンの順位を表示します。キーワードごとのパフォーマンスを見る際に便利な表示タイプです。
「検索エンジンごとの順位履歴」では、検索エンジンごとを1セクションとしてキーワードの順位を表示します。検索エンジンごとのパフォーマンスを見る際に便利な表示タイプです。
「キーワードごとの競合サイト履歴」、「検索エンジンごとの競合サイト履歴」は、上記順位履歴レポートに近いですがセクションごとに1キーワード、1検索エンジンのみの表示となります。
PDF出力したデータは、競合サイトごとにツリーを展開する事ができます。
「グラフを含める」オプションにチェックをつけると、グラフ付のレポートが表示されますが生成に時間がかかります。
「アノテーションを含める」オプションにチェックをつけると、プロジェクトに注釈コメントをつけていればレポートの冒頭1ページにアノテーションが出力表示されます。
出力されたPDFレポートのキーワード順位履歴のページでは、注釈が付けられた日時に「*」が表示されます。
- 履歴
-
履歴セクションでは、レポートに含める過去の履歴の範囲と、日別、週別、月別で表示する設定を行います。
レポートで使用されるデータは履歴データベースからレポート実行時に抽出します。
もし週ごとに順位データを取得していたとしても、日別で設定する事は可能です。
順位取得されていない日のデータは最も近いと思われるデータが使用されます。
もし1日に一度以上データが収集されている時は、レポート実行時に最も近いデータが使用されます。 - 検索エンジンの選択
-
レポートに含める検索エンジンの種類を選択します。
例えば、Googleの検索エンジンだけをレポートする場合は、それ以外全ての検索エンジンのチェックを外します。 - キーワード選択
-
レポートに含めるキーワードを選択します。
- 保存フォーマット
-
レポート出力を行うファイル形式を選択します。
CSV出力を行う場合は、「レポートの種類」は無効化されます。CSVレポートは、EXCEL等の表計算ソフトで開くことができます。
ただし、日本語フォントの場合は、そのままCSV出力してEXCELで開くと、文字化けが発生します(EXCELの仕様)。EXCELを起動した後に、テキストファイルのインポートをカンマ区切りで行ってください。 - レポートのファイル名
-
レポートファイルのファイル名を設定します。
変更する際は参照ボタン(…)をクリックしてファイル名と保存先を指定します。
設定完了の確認画面が表示されますので、「完了」をクリックするとレポート生成が開始されます。
チェックをつけると、レポート生成完了後に自動的に関連付けされたアプリケーションでレポートを見る事ができます。
レポートデザイナ
PDF、EXCELレポートの見栄えを限定的に調整するレポートデザイナ機能があります。 設定メニューをクリックし、レポート内の「レポートデザイナ」を選択することで調整ができます。
レポートデザイナでは、社用フォーマットに置き換えや、テキストの一部を簡単に修正できます。レポートデザイナでの変更はRank Reporterで生成する全てのレポートに影響します。
レポートの調整はプロジェクト単位では行えません。
レポートの調整をするには、画面上の要素を選択します。テキスト要素を編集するには、該当箇所をダブルクリックし、必要なテキストを入力します。
レポートテンプレートの調整が完了する際は、「保存」をクリックする事で変更が保存されます。
既存のレポート要素を削除する事はできますが、一度削除した要素を戻すには初期のレポート状態にする以外に方法がありません。
レポートデザイナの変更の初期化は、設定メニューをクリックし、レポート内の「変更をリセット」をクリックします。
順位履歴表示
履歴表示画面では、Rank Reporterの内部データベースに蓄積された過去のキーワード順位履歴を表示する事ができます。
履歴表示画面を表示するには、「順位履歴」ボタンをクリックします。
履歴表示は画面左のタブで二つに分類されます。「順位履歴」タブは、あなたのウェブサイトのみの順位履歴を表示します。「競合サイト履歴」タブでは、競合サイトの順位とともにあなたの順位が表示されます。
(競合サイト履歴を使用するには、「高度な設定」で少なくとも競合サイトを一つ設定する必要があります。)
キーワード履歴は検索エンジンとキーワードのコンビネーションごとに蓄積されます。
キーワード欄には、現在のプロジェクトの履歴データベース内に存在する全てのキーワードが含まれます。
これらのキーワードは、プロジェクトで既に使用していない(過去に消去)したキーワードも含まれます。
これら不要なデータを削除するには、「順位履歴の管理」から行います。
履歴を見るには、1つ以上の検索エンジンとキーワードを選択します。
順位履歴は、「グラフ形式」タブ上に図で表示されます。
表示させる期間や、表示間隔は「期間ごと」、「表示間隔」のスライドバーで調節できます。
「タイトル」にチェックをつけると、キーワード、ドメイン、表示間隔がタイトルとして表示されます。
「ラベル」にチェックをつけると、各データのポイントに順位ラベルが表示されます。
「表示範囲」にチェックをつけると、順位の範囲が固定されます。(例えばここで100とすると順位に関わらずグラフの縦軸は1~100位までで固定されます。)
「アノテーション」にチェックをつけると、チャート上にアノテーションの存在を示します。
アノテーションデータは縦線と点でチャート上に表示されます。
点の箇所にマウスカーソルをあわせると、アノテーションのテキストが表示されます。
グラフ上で右クリックをして、「グラフを保存」を選択すると、グラフを画像として保存することができます。
「表形式」タブでは、同じ情報をテキストベースの表形式で表示します。
順位が改善すれば緑色の文字に、下落すれば赤い文字で表示されます。
表テーブル上で右クリックする事で表形式データとしてエクスポートができます。
「レポート」ボタンをクリックすると、レポートウィザードが表示されます。
順位履歴管理
履歴管理では、Rank Reporterの内部データベースから不要な順位履歴を削除する事ができます。
検索エンジン、古いキーワード、競合サイトのうち、不要な履歴を削除します。
この機能を使用するには、「プロジェクト」メニューをクリックして、「順位履歴の管理..」をクリックします。
履歴管理画面は4つのタブで構成されます。
各画面に表示される項目は、1つずつ選択のほか、キーボードのCtrlキーを押しながらクリックすると複数選択も可能です。
「古い履歴」タブでは、指定した日より古いデータを全て削除する事ができます。 大量の順位履歴を管理していて、保存領域が少ない場合やRank Reporterのパフォーマンスを改善する際にお試しください。
履歴管理画面上での修正はプロジェクト単位で行い、削除するデータは現在ロード中のプロジェクトのみとなります。
一度削除を行うと、元に戻す事はできませんのでご注意ください。
キーワード生成機能
Rank Reporterには関連キーワードのリストを生成支援するキーワードツールがあります。
これらのツールを使用するには、「キーワードツール」メニューをクリックして、適切なツールを選択します。
各ツールの使い方については次のセクションで解説します。
キーワードを整理
「キーワードを整理」メニューオプションは、キーワードリスト内のキーワードの基本調整を行います。
大量のキーワードをリストに追加した際に、このボタンをクリックすると、以下の作業を自動的に行います。
- キーワードをソートします。
- 重複するキーワードを発見し削除します。
- 不要なスペース、タブ、ブランクラインを発見し削除します。
- Adwordsのデータを貼り付けた際に、価格アイテムを削除します。
(例:”keyword ** 0.50 ** http://www.example.com” であれば、”keyword”に変換します。 )
ウェブログ解析
「ウェブログ解析」機能は、あなたのウェブサーバーのログファイルから、実際の検索クエリを抽出します。
「ウェブログ解析」を使用するには、「ログファイル」項目に、あなたのウェブサーバーログを保存したローカルのファイルパスを入力(または、参照ボタンから参照)します。
「Start」ボタンをクリックすると解析が始まります。
解析が完了すると、「追加されたキーワード:」の欄に、抽出されたキーワードが表示されます。
キーワード抽出機能(ウェブサイトクローラー)
インターネット上のウェブサイトをクロールし、キーワードを抽出するツールです。
日本語では文法上単語間にスペースが入らない為、主に海外サイト用に使用します。
「URL:」の項目にクロールしたいウェブページのURLを入力します。
「クロール」ボタンをクリックするとキーワードの抽出が始まります。また、詳細なキーワード抽出設定もここで行う事ができます。
「クロールするページ数:」の値を増やす事でクローラーがサイト上から抽出するキーワードのページ数を増やす事ができます。もし、一つのページ上だけで抽出する場合は値を1にします。
「フレーズの長さの最小値:」は、抽出するキーワードフレーズの最小値を設定します。
値を2に設定すると、2ワードで構成されるキーワードフレーズを抽出します。
この値は必ず「フレーズの長さの最大値:」の値より小さい値を設定します。
単一ワードを抽出するには、最大値、最小値ともに1で設定します。
(一般的には最小値を2~3で設定する事で、aやthe、動詞のみの抽出を防ぐ事ができます。)
「フレーズの長さの最大値:」は、抽出するキーワードフレーズの最大値を設定します。
値を3に設定すると、フレーズは3ワードの長さまで抽出されます。
値を1にするとサイト上から1ワードのみ抽出されます。
この値は「フレーズの長さの最小値:」以上でなければなりません。
「ワードの長さの最小値」では、キーワードの可能性のある単語の文字の最小値を設定します。
3に設定すると、a、the、in、andなどのワードを除外します。
0にすると、キーワードの可能性のある単語全てを含めます。
「使用頻度の高いワードを抽出」では、サイト上で使用頻度の高いワードを抽出します。
コンテンツ量が膨大なページの場合は大量のキーワードが抽出されないようにする為に、5%~1%で設定しましょう。
この値を小さくすると抽出するキーワードも少なくなります。
キーワード生成機能
「キーワード生成機能」は、キーワードの類義語を入力し、大量のキーワードのコンビネーションパターンを素早く生成する為のツールです。
画面上部の空欄に4パターンで組み合わせるキーワードを入力します。
枠内には組み合わせ可能な類義語や、平行に組み合わせを行う単語を入力します。
例えば低価格PCのサイトをターゲットにキーワード生成するのであれば、入力するキーワードは、「低価格 デスクトップ パソコン」や、「激安 ノート パソコン」が思い浮かびます。
これらをもとに複合キーワードを生成するには、低価格の類義語を最初のフレーズに入力し、2番目のパートには、ノート、デスクトップなどの組み合わせ可能なワードを入力します。
「キーワードフレーズを生成」ボタンをクリックすると、入力したワードをもとに複合キーワードを生成します。プロジェクトへこのキーワードを保存する場合は、「保存」をクリックします。
アノテーション
アノテーションはノート注釈(コメント)をグラフやレポート上に表示させる事ができる機能です。
アノテーションをプロジェクトに追加するには、「アノテーション」ボタンをクリックしますので、アノテーション画面上でノート注釈を追加、編集、削除する事ができます。
アノテーションは日毎の管理となり、無制限に追加する事ができます。
アノテーションは、アノテーションの項目上でダブルクリックする事で編集できます。
アノテーションを削除するには、キーボード上の「Delete」ボタンを押すか、アノテーション画面上の右に位置する「ゴミ箱」アイコンをクリックします。
アノテーションには2タイプあります。
プロジェクトアノテーションは各個別のプロジェクトに対して追加する事ができ、共通アノテーションは全てのプロジェクト上に表示されます。
プロジェクトアノテーションはプロジェクトに関連するコメント(例えばそのサイトで内部SEOを行った場合など)を記述します。
共通アノテーションは、全てのプロジェクトに関連する出来事(例えばGoogleのアルゴリズムアップデートなど)を追加します。
共通アノテーションは、「設定」メニューの「共通アノテーション」で編集が可能です。
プロジェクトのインポート/エクスポート
Rank Reporterではプロジェクトのインポートやエクスポートを行う事ができます。 この機能を使う事で別のPCへプロジェクト移したり、バックアップを行ったりすることができます。
プロジェクトファイルのエクスポート
ファイルメニューの「プロジェクトファイルをエクスポート」をクリックすると、1つ以上のプロジェクトをエクスポートすることができます。
「プロジェクトをエクスポート」画面で、選択したプロジェクトを指定した保存先にエクスポートします。
エクスポートされた各プロジェクトはファイル単位で保存されます。(複数のプロジェクトを選択した場合は、保存先フォルダに複数のファイルで作成されます。) ファイル名は、以下のような形式となります。
プロジェクト名.projx
エクスポート操作によってRank Reporter内のプロジェクトが削除される事はありません。
(エクスポートの操作はプロジェクトファイルのコピーを作りますので、Rank Reporter内のプロジェクトを変更しても過去にエクスポートしたファイルが変更されることはありません。過去にエクスポートしたファイルをインポートすると上書きされてしまいますのでご注意ください。)
エクスポート後にRank Reporter内のプロジェクトを削除する場合は、「保存されたプロジェクト」の欄で該当するプロジェクト名の箇所で右クリックして、「プロジェクトを削除」をクリックします。
プロジェクトファイルのインポート
1つ以上のプロジェクトファイルをRank Reporterにインポートするには、ファイルメニューから、「プロジェクトファイルをインポート」をクリックします。
「インポートするプロジェクトファイルを選択」ウィンドウが表示されますので、プロジェクトファイルを選択します。(複数選択する場合は、Ctrlキーを押しながらクリックします。)
クロール結果
クロール結果では、Rank Reporterが収集した順位情報が表示されます。
各検索エンジンの全てのキーワード順位を取得すると、Rank Reporterの内部データベース内に結果が自動的に蓄積され、「順位履歴」画面で閲覧する事ができます。
順位タブ
- 検索エンジン
-
検索エンジンの列では、順位を取得した際の検索エンジン名が表示されます。
- キーワード
-
この列では、順位に使用されたキーワード(キーワードフレーズ、検索クエリ)が表示されます。
- 日付/時刻
-
この列では、順位が記録された時刻が表示されます。
- 順位
-
ウェブサイトの順位が表示されます(1なら1位)。もし検索結果にあなたのサイトがランクインしていなければ、(-)が表示されます。
- 変化
-
前回のキーワード順位との差を表示します。もし前回のキーワード順位が圏外であれば、(-)が表示されます。
- URL
-
ルートURLを含む最初の検索結果のURLが表示されます。
- タイトル
-
検索結果ページに表示されるタイトルになります。
- ディスクリプション
-
検索結果ページに表示される紹介文(スニペット)になります。
- プロキシ
-
この列には、この結果に使用されたプロキシのIPアドレスを表示します。(プロキシが使用された場合)
結果を右クリックすると、以下の選択メニューが表示されます。
- 検索結果ページをブラウザで開く
-
クリックすると、通常使用しているブラウザで、この結果に関連する検索結果ページが表示されます。
- URLをブラウザで開く
-
クリックすると、通常使用しているブラウザで対象ページのURLを開きます。
- クイックエクスポート
-
クイックエクスポートは、結果をCSV形式(カンマ区切り)でエクスポートします。この形式は多くの表計算ソフトで使用できます。(Microsoft Excelなど)
競合サイト
競合サイトタブは大きく二つのペインで分けられます。
左ペインは競合サイトのサマリ情報を表示します。競合サイトごとにあなたよりも順位が高いページ、低いページの数を表示します。
右ペインは、左ペインで選択した競合サイトの詳細情報が表示されます。
キーワード、検索エンジンごとにあなたの順位と関連する情報を表示します。
- 競合サイト
-
競合サイトの名前が表示されます。
- 順位が上のページ
-
あなたのサイトよりも上位に位置する競合サイトのページ数を表示します。(この値は全ての検索エンジン結果の合計値です。)
- 順位が下のページ
-
あなたのサイトよりも下位に位置する競合サイトのページ数を表示します。(この値は全ての検索エンジン結果の合計値です。)
- キーワードと検索エンジン
-
これら二つの列では、キーワードと、検索エンジンが表示されます。
- 競合サイトの順位
-
該当の検索エンジンとキーワードに関して競合サイトの順位が表示されます。
- あなたの順位
-
あなたのウェブサイトの順位が表示されます。
- 順位差
-
あなたのウェブサイトの順位と競合サイトの順位の差を表示します。
クエリプロセス
クエリプロセスタブでは、現在実行中のクエリの進捗を表示し、現在のステータスと完了までの進捗状況をパーセントで表示します。(実行中、待機中など。)
ログ
ログタブでは、Rank Reporterの実行中の検索クエリの進捗やエラーを表示します。ログを保存するには、右クリックで「別名で保存」を選択します。
既定のプロジェクト設定
既定のプロジェクト設定では、新規プロジェクトを作成する際に使用される初期設定を編集する事ができます。
各プロジェクトで設定する個別のオプション(ルートURLなど)に関しては既定のプロジェクト設定で定義する事はできませんが、共通のオプション(例えばクローラータイムアウトなど)に関してはここで設定します。
既定のプロジェクト設定を修正すると、同じ規定値を使用している現在のプロジェクトにも反映されます。
例えば10個のプロジェクト既に作成し、「ヒューマンエミュレーション」の設定を一度も行っていない場合、それらのプロジェクトは既定のプロジェクト設定の値を使用している事になります。
もしこの状態で既定のプロジェクト設定の「キーワード間隔」を変更すると、その変更は10個のプロジェクト全てに反映されます。
既定のプロジェクト設定を編集するには、「設定」メニューから「既定のプロジェクト設定」をクリックすると「既定のプロジェクト設定」画面が表示されます。 規程のプロジェクト設定に関しては「高度なプロジェクト設定」と同じです。(設定箇所は少なくなります。)
選択できるオプションの説明については、「高度なプロジェクト設定」のセクションを参照してください。
スケジューラ設定
Rank Reporterは、アプリケーションを起動せずに自動的に結果をエクスポートできるスケジュール機能を持ちます。
スケジューラ設定を行うには、設定メニューの「スケジューラ」を選択します。
基本スケジュール設定
Rank Reporterは1つ以上のタスクを作成する事でタスクスケジュールを自動的に実行します。各タスクスケジュールは、自動実行時に使用する為に以下のような設定を行う事ができます。
基本設定
- クロールする前に読み込むプロジェクトの設定
- タスクを実行する為の日付や時刻
- タスクスケジュール実行の頻度
タスクはウィンドウズタスクスケジューラによって実行される為、Rank Reporterを常に起動させている必要はありませんが、コンピューターは常に起動している必要があります。(自動的にPCが起動する事はありません。)
Rank Reporterのタスクが設定されると、ウィンドウズタスクスケジューラ上で確認ができます。
Rank Reporterが提供するスケジュール設定より詳細なスケジュールを設定する場合は、ウィンドウズタスクスケジューラのドキュメントをご確認ください。
スケジュール設定されたタスクは、スケジュールウィンドウ上に全て表示されます。
各列の内容は以下のようになります。
項目 | 内容 |
---|---|
名前: | スケジュールタスクの名前です。 |
コメント: | タスクが作成された際に入力されたコメントです。 |
次回の実行: | 次回タスクが自動実行される日付と時刻です。 |
前回の実行: | 前回タスクが自動実行された日付と時刻です。 |
Status: | もしタスクの実行準備ができていれば、「Ready」、実行中であれば「Running」、停止中であれば「Disabled」が表示されます。 |
前回の結果: | 前回実行時の結果コードが表示されます。エラー(スケジューラログではエラーの詳細が表示されます。)が発生しなければ0が表示されます。 |
タスクの追加と編集
タスクをRank Reporterタスクスケジュールに新規追加するには、「新規」ボタンをクリックします。
スケジュール設定ウィザードが起動し、ステップに沿って新しいタスクを作成します。設定が完了するとウィンドウズタスクスケジューラにタスクが保存され、新しいタスクが表示されます。
タスクはタスクアイテムを選択して、「編集」ボタンをクリックすれば、いつでも編集が可能です。スケジュール設定ウィザードが同様に起動しますが、ウィザード上では既に設定された項目で表示されます。
Rank Reporter以外でタスクスケジュールを編集た場合、スケジュールウィザードで設定すると、過去に行った変更は失われますのでご注意ください。
「今すぐ実行」ボタンをクリックすると、直接タスクを実行させる事ができます。
タスク項目上で右クリックし、「アクティブなタスク」のチェックを外すと、タスクを無効化する事ができます。
無効化されてもスケジューラ上には保存されたままですが、自動実行はされません。
タスクの削除
スケジューラからタスクを削除するには、該当するタスクを選択し、「削除」ボタンをクリックします。この操作により、ウィンドウズタスクスケジューラ上からもこのタスクは削除されます。
タスクに関連されるプロジェクトやレポート等の他のデータは削除されません。
スケジューラのログ
ログは、過去に実行されたスケジュールの実行ログを参照することができます。 ログを見るには、「ログの表示」ボタンをクリックします。
ログは以下の情報で構成されます。
- イベントが実施された日付と時刻
- タスク実行時のプロセスID(同時刻に複数のタスクがスケジュールされている場合にこのIDで判別します。)
- ログメッセージ
ログ内の全ての情報を削除するには、「ログのクリア」ボタンをクリックします。
コマンドラインインターフェイス
ウィンドウズコマンドラインインターフェイスからRank Reporterを実行する事ができます。
以下のパラメータの使用が可能です。(サポートの対象外となります。)
パラメータはタスクスケジューラーでも使用が可能ですので、手動でウィンドウズタスクスケジューラのタスクスケジュールを調整する際は、以下のパラメータをご参照ください。
パラメータ | 説明 |
---|---|
-project= | 分析に使用するプロジェクト名 (e.g. -project=default) |
-email= | (任意) Eメール通知の際に使用するEメールアドレスです。(Eメール通知を受け取らない場合は、このオプションを使用しないでください。) |
-changes | (任意)キーワード順位に変化があった場合にのみ通知を送るかどうかを指示します。 |
以下のコマンドラインオプションは、スケジュールに基づいてレポートを実行する際にのみ必要です。もしレポートを自動的に実行しないのであれば、コマンドラインパラメータを含めないでください。
パラメータ | 説明 |
---|---|
-filename= | (任意)Eメール通知にレポートを作成して添付するかを指示します。パラメータが定義されていなければ、レポートは添付されません。 |
-template= | (レポートに必要)レポート生成に使用する際のレポートテンプレートです。以下の値が使用できます。HistoryByKeywordHistoryBySearchEngineCompetitorByKeywordCompetitorBySearchEngine |
-searchengines= | (任意)レポートに含まれるカンマ区切りの検索エンジンリストです。 このパラメータが定義されていないと、全ての検索エンジンが使用されます。 |
-keywords= | (任意)添付するレポートファイルに含めるキーワードを指示します。 このオプションを省略すると、キーワード履歴データベースの全てのキーワードが自動的に含められます。 キーワードはカンマ区切りで、Quoteはバックスラッシュ(\”)でなければなりません。 |
-interval= | (レポートに必要) “Day”、”Week”、”Month”のいずれかを指定。 使用されるレポートの間隔を指示します。 |
-history= | (レポートに必要) レポートに含める単位(days/weeks/months)を数字で指示します。 |
-format= | (レポートに必要) 出力したいフォーマットのうち”Excel”、”PDF”、”CSV”のいずれかを指定します。 |
-graphs | (任意)レポートにグラフを含めるかどかを指示します。(レポートのファイルサイズが増えます。) |
-annotations | (任意) レポートにアノテーションを含めるかどうかを指示します。(少なくとも一つはアノテーションを持つ必要があります。) |
-zip | (任意) 添付するレポートをZip圧縮するかどうかを指示します。 |
コマンドライン引数が1つか複数のスペースを含んでいる場合は、引数はquoteで囲む必要がありますのでご注意ください。(i.e. “-output=My Report.csv”)
結果コード
以下のコードは、Rank Reporterのタスクが実行された後のタスクスケジューラーに返されるコードです。
スケジューラ画面で結果コードの確認ができ、何か問題が発生した際の解決に役立ちます。
結果コード | 内容 |
---|---|
0 | 成功 (エラーなし) |
1 | 登録されていません。 解決策:プログラムを起動し、登録情報を入力します。 |
2 | 無効なプロジェクト 解決策: プロジェクトが存在するか、コマンドライン上でプロジェクト名が正しく記述されているか確認してください。 |
3 | クロールエラー 解決策: クロール中になんらかのエラーが検知されました。プロジェクトをロードし、エラーをチェックしてください。 |
4 | Email エラー 解決策: メールレポート送信中に問題が発生しました。 Eメール設定を確認して、やりなおしてください。 |
5 | レポートエラー 解決策:問題の原因と関係する情報がないか、スケジューラのログを確認してください。 |
Eメール通知設定
Rank Reporterはスケジュールされたタスクが完了した際にメールを送信する為の設定を行う事ができます。
「設定」メニューの「Eメール設定」をクリックする事で各種設定が行えます。
サーバー設定
Rank Reporterが自動的にメールを送信できるようにする為、SMTPサーバーの設定を行います。
メールサーバーの設定を行うには、「設定」メニューの「Eメール設定..」をクリックします。
サーバー設定詳細
- SMTP Server
-
ここには、SMTPサーバーのホストネームを入力します。何を使用しているか不明な場合はご利用のインターネットサービスプロバイダーか、メールプロバイダーにご確認ください。
もしプロバイダが既定のポート(設定では25、またはSSLであれば465)でない場合は、コロンとともにポートをホストネームに追加してください。 (例: “mail.example.com:1234”) - セキュリティモード
-
プロバイダがSSLかTLSを使用している場合はここで選択します。SSLの場合は465ポートを使用します。「None」と「TLS」は25ポートを使用します。
- SMTP UsernameとPassword
-
ここではSMTPのユーザー名とパスワードを入力します。プロバイダがSMTP認証を行っている場合は、ここに入力します。何も入力されていない場合はRank ReporterはSMTP認証を使用しません。
- Sender Address
-
ここにはRank Reporterが「From:」として使用する、メール送信者のアドレスを入力します。
- メールタイトルとメッセージ本文
-
詳しくはメッセージ本文をご参照ください。
設定
- テストメール送信
-
Sender Addressに対してEメールテストを行います。もしメールが受信できれば正しくEメール設定が出来たことになります。エラーが発生するか、メールが受信できない場合は、再度設定を確認してやりなおしてください。
- デフォルトに戻す
-
メールタイトルとメッセージ本文を初期値に戻します。
メッセージ本文
メールタイトルと本文を好きなように修正できます。保存するには、「OK」ボタンをクリックします。
下記の特殊タグが使用でき、メール送信前にRank Reporterの特定の値に置き換えられます。
タグ | 値 |
---|---|
#URL# | プロジェクトのルートURL |
#PROJECT# | プロジェクト名 |
#CHANGES# | キーワードの変化 |
下記の例では、Eメールタイトルと本文にタグを使用しています。
※キーワード順位履歴レポートはEメールに添付できます。添付するフォーマットは、スケジューラ設定をご参照ください。
アプリケーション設定
アプリケーション設定では、プロジェクトに影響しないアプリケーション自身の設定を行います。
「設定」メニューの「アプリケーション設定」を選択する事で設定できます。
- 更新プログラム
-
このオプションにチェックがついていると、Rank Reporter起動時に新しいバージョンを自動的に確認します。チェックを外すと起動時に新バージョンのチェックを行いません。
- プロジェクトの保存フォルダ
-
Rank Reporterのプロジェクトやデータファイルの保存先を変更する事ができます。
変更を確認するには、Rank Reporterを再起動する必要があります。保存フォルダを変更しても過去に作成したプロジェクトは移行されません。(手動で移動させる必要があります。)
保存フォルダはRank Reporter専用のフォルダにし、他のアプリケーション等で使用されない箇所を選択してください。 - 外観のテーマ設定
-
Rank Reporterのスキンを変更できます。「ウィンドウにテーマを適用する」にチェックをつけると、現在のテーマに適応されます。
共通プロキシ
共通プロキシは、全てのプロジェクトで使用される、プロキシのローテーション設定を構築する為に使用します。
プロジェクト単位でプロキシを設定したい場合は、高度なプロジェクト設定のプロキシ設定をご参照ください。
Rank Reporterは二つの理由で複数プロキシサーバの使用をサポートします。
- 使用するロケーションに依存する検索結果を分析する為に使用します。もし、あなたがアメリカの東海岸にて、西海岸のユーザーとしての検索結果が必要である場合、西海岸に位置するプロキシサーバを登録してそのプロキシ経由でRank Reporterを実行します。
- 一つのIPアドレスよりも多くのクエリを実行できます。もしプロキシサーバを複数登録すれば、Rank Reporterはそれぞれのプロキシを使用して、IPアドレスのブロックの可能性を軽減します。
プロキシを設定するには、使用するホスト名/IPとポート番号を入力します。
認証が必要の場合は、ユーザー名とパスワードを同様に入力します。
「追加」ボタンをクリックするとプロキシリストに追加されます。既存のプロキシリストをダブルクリックすると編集が可能です。
削除する場合は、該当のプロキシを選択し、「ゴミ箱」ボタンかキーボード上の「Delete」キーを押します。
「プロキシをテスト」ボタンは、Rank Reporterがプロキシサーバにアクセスできるかどうかや、正しく動作するかを簡易チェックする事ができます。
検索エンジンテンプレート
検索エンジンの追加方法に関してはサポート対象外とさせて頂きます。
検索エンジンテンプレートエディタは、Rank Reporterで使用する検索エンジンのクエリ方法を修正したり、削除したり、追加したりする事ができます。
検索エンジンテンプレートエディタを使用するには、「設定」メニューから、「検索エンジンテンプレートエディタ」を選択します。
検索エンジンテンプレートを変更すると、Rank Reporterの全てのプロジェクトに影響します。
- 現在のテンプレート
-
Rank Reporterで取り扱う検索エンジンが表示されます。これらのテンプレートは、システムから修正したりコピーしたり削除する事ができます。
テンプレートが削除された場合は、過去の順位履歴はそのままですが、再度同じ名前で新規テンプレートを作成しない限り、今後その検索エンジンを使用する事ができません。 - テンプレート名
-
テンプレート名は検索エンジンの名称をつけます。(重複する名前をつける事はできません。)キーワードは内部で検索エンジンごとに蓄積され、検索エンジン名はこのテンプレート名が使用されます。その為テンプレート名はリネームする事ができません。
- クエリ URL
-
検索エンジンに対して投げるクエリのURLを作成します。
クエリには以下の項目が含まれ、クエリを投げる際にRank Reporterによって各項目が置き換えられます。
値 | 説明 |
---|---|
#Query# | クエリテキスト (自動的に URL encodeされます。) |
#Page# | ページナンバー (1から始まります。 チェックするキーワードの数とページあたりの結果数により、設定されます。) |
#LastResult# | 前のページの結果数 (0から始まります。ページ毎の結果が10件であれば、次のクエリの値は10です。) |
#NextResult# | 次に予測される結果数(1から始まります。 ページ毎の結果が10件であれば、次のクエリの値は11です。) |
#ResultsPerPage# | サーバーから返されるページ毎の結果数。 |
- ページ毎の結果
-
検索結果ページ上に表示される結果数です。検索エンジンにより10,20,50,100の結果数が表示されます。
この値は、クエリURLに返されるパターンにマッチさせる必要があります。(パフォーマンスを考慮するのであれば、ページ毎の結果は10を推奨します。) - ユーザーエージェント
-
この値は、Rank Reporterが検索エンジンに対して投げるクエリに付与されるユーザーエージェントの文字列です。この値は手動で編集するか、ドロップダウンリストから選択する事ができます。
空白にするとクエリにはユーザーエージェントが含まれません。ユーザーエージェント欄は、以下のヒューマンエミュレーション用の論理式の使用ができます。
値 | 説明 |
---|---|
#OS# | WindowsのOSをランダムに切り替えます。 |
#Plugins# | ブラウザプラグインのセットをランダムに切り替えます。 |
- パターンタイプ
-
ワイルドカード、正規表現、XPathのパターンのいずれかを指定します。
- 結果のパターン
-
検索エンジンの結果で実際に使用できるフォーマットです。
テンプレートは検索エンジンのHTML出力をもとに作成します。 - ワイルドカード
-
検索結果ページに各要素が記述されている箇所を判断する為に、以下のマーカーを設定します。
値 | 説明 |
---|---|
#URL# | (必須) 結果ページのURL箇所を指定します。順位取得時に指定されたルートURLと比較して、あなたのサイトと一致するかどうかを判断します。 |
#Title# | (必須) 検索結果ページで表示されるタイトル箇所 |
#Desc# | (必須) 検索結果に表示される紹介文(スニペット文)です。 |
* | HTMLタグは含まずに0または複数文字を一致させます。 |
{xxx,yyy} | XXXまたはyyyを一致させます。検索エンジンには付属のコンテンツが含まれる場合があります。この構文は、コンテンツがある場合と無い場合が結果により分かれる場合に使用します。 (例えば、”{<div>#desc#</div>,}”と記述すると、<div>タグで囲まれたディスクリプション箇所の値か、無い場合は無しとして処理します。) |
結果パターンは半角の大文字小文字を区別しません。URL、タイトル、ディスクリプションマーカーはHTMLタグを含める事でどんな形式でも一致させる事がでます。
- HTMLの開始/閉じタグ
-
HTMLの開始/閉じタグは、値が囲まれるように区切り文字として使用します(マーカーはパターンの冒頭、最後に使用する事はできません。)。
- 正規表現
-
正規表現は、更に幅広い方法で検索結果を取得しますが、更に複雑な構文が必要です。
正規表現のチュートリアルはこのマニュアルではカバーできません。
ウェブ上で検索すると多くのチュートリアルを見つける事ができますので、そちらをご参照ください。Rank Reporterは、.NET正規表現の構文を使用します。
正規表現を使用する際は、以下の名称と一致させます。
“URL”, “Title”, “Desc”
- XPath
-
XPath はHTMLドキュメント構造を使用して検索エンジンの結果をまったく異なる方法で抽出します。
XPathを使用したテンプレートは、HTML結果の小さな変更に影響されない為、正規表現やワイルドカードよりも着実な方法です。
XPathを使用する際のオプションは以下の通りです。
Xpathの値はGoogleの提供するブラウザのChromeの機能を利用すると便利です。
Chromeのブラウザ上で、該当する検索結果の「結果」、「タイトル」、「URL」、「ディスクリプション」に該当する箇所を右クリックし、「要素を検証」をクリックします。ブラウザの画面下にHTMLコード画面が表示されますので、該当箇所で同じく右クリックし、「Copy XPath」をクリックします。
検索結果の順位ごとにこれを行い、パターンを確認しながら検索エンジンテンプレートを作成します。
初期設定で提供される検索エンジンテンプレートの内容を参考として作成する事をおすすめします。
XPath専用オプション
- 結果
-
結果全体の要素を取得する為に使用します。このクエリが実行されると、取得した結果の個々のテキスト要素に対して、タイトル、URL、ディスクリプションクエリが実行されます。
XPathクエリは、HTMLドキュメントの根本から検索結果ページの全ての結果を取得する事になります。 - タイトル、URL、ディスクリプション
-
これらのクエリは、各結果に関連するタイトル、URL、ディスクリプションテキストを取得します。特定の属性を抽出するには、Attributeフィールドに記述します。(XPath結果の内部テキストというよりも)
- スタートマーカー
-
任意で設定します。もしURLスターターマーカーが定義されていれば、Rank RepoterはXPathで取得したURLを探し、スタートマーカーテキストから始まる文字列の一部を抽出します。
- エンドマーカー
-
任意で設定します。もしURLエンドマーカーが定義されていれば、Rank ReporterはXPathで取得したURLを探し、エンドマーカーテキストで終わる文字列の一部を抽出します。
- デコード
-
チェックをつけるとRank Reporterは取得したURLを結果として蓄積する前にデコードします。
- キュー
-
キューは任意で設定します。この設定は、どの検索エンジンにキューを一緒に出すべきかを指示します。例えばGoogleに関連する全てのテンプレートにはキューに「Google」と指定します。
この場合、Rank Reporterは、Google検索エンジンに対して1つのクエリしか実行しませんが、この用に設定する事でクエリ自動化ツールとして検知される事を防ぎます。
もし複数のプロキシを使用している場合は、キューフィールドは空欄にしてください。(各プロキシサーバを通して平行してクエリを実行する事ができます。)
テンプレートのテスト
Rank Reporterでは、設定したテンプレートが正しく動作するかを確認する為に「テンプレートテストツール」が利用できます。
この機能を使用するには、「検索エンジンテンプレートエディタ」上の「試す..」ボタンをクリックします。
選択したテンプレートでテストを行う事ができ、Rank Reporterが内部でどのように結果を見ているか確認する事ができます。
テストを開始するには、検索キーワードをクエリ欄に入力し、「クエリを実行」をクリックします。指定したクエリをその検索エンジンに対して実行し、結果を表示します。取得結果には、正しく動作すれば実際の結果がリストで表示され、サーバーレスポンスの箇所には取得されたHTMLが表示されます。
取得結果上の結果を選択すると、該当するHTMLコード部分がハイライトされます。 ブラウザ表示タブをクリックすると、ブラウザ上で表示される結果を確認する事ができます。
テンプレートテストツールは、検索エンジンテンプレートエディタに関連して動作します。
テンプレートエディタで変更した項目は自動的にテンプレートテストツールに反映されます。
「結果ページ」の値は、検索結果ページの何ページ目を表示するか指定する事ができます。初期設定では1となります。(順位結果は1~10位が表示されます。)