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レビューズ アップデートを11言語で実施 – 日本語は未対応

2023年4月13日にレビューズアップデートが実施され、4月25日に完了しています。今回から名称がプロダクトレビューアップデートから、レビューズアップデートに変更されています。レビューシステムも導入され対象範囲がプロダクトだけではなく、サービスや物事までに拡大しています。

1回目は2021年4月8日、2回目は2021年12月1日、3回目は2022年3月23日、4回目は2022年7月27日、5回目は2022年9月20日、6回目11言語(英語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ベトナム語、インドネシア語、ロシア語、オランダ語、ポルトガル語、ポーランド語)に適用範囲が拡大して2023年2月21日にアップデートが実施されています。

3回目のアップデートでプロダクトレビューアップデートは、その他の言語や国にも今後展開される予定があると言及されています。プロダクトレビューアップデートでは機械学習も導入され、最終的にはより大きなコアアップデートに組み込まれる可能性があります。

2023年の11月8日にアップデートを実施したことがアナウンスされています。過去のアップデートに比べて現在はより定期的なアップデートになったため、レビューズアップデートの確認については今回で最後となるようです。ドキュメントを見る限りはまだ日本語には対応していないようにも見えます。

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レビューズ アップデートとは?

プロダクトレビュー アップデートという名称でアナウンスされていましたが、現在はより範囲が拡大されて、名称もレビューズアップデートに変わりました。元々は、商品レビューを行うコンテンツに関して、多数の商品をまとめただけの質の低いコンテンツよりも、詳細な調査結果を示しているコンテンツをより評価するように設計されたランキングシステムの改善を意味します。単純に商品点数が多ければ良いというわけではなく、今後はレビューの質も重要視されていくことになります。

レビューシステムの特徴

サイト運営者や当事者が書いたレビュー記事やページが評価対象となり、第三者サービスなどから提供されるレビューは評価対象外となります。

レビュー システムは、アドバイスや見解、分析結果を提供するために書かれた記事やブログ投稿、ページ、もしくは同様の当事者による独立したコンテンツを評価するように構築されています。商品やサービスのページのレビュー セクションにユーザーが投稿したものなど、第三者からのレビューは評価対象ではありません。

レビュー システムの仕組み

レビューズ アップデートの影響範囲

11言語(英語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ベトナム語、インドネシア語、ロシア語、オランダ語、ポルトガル語、ポーランド語)に適用されています。Google検索だけでなく、Google Discoverの結果にも影響します。今後対象範囲は、日本語など他の言語や国に拡大していくものと予測されます。

レビューズアップデートで対象となるコンテンツ

プロダクトレビューアップデートは、商品レビューを行うECサイトよりもアフィリエイトコンテンツを対象にしている為、レビューサイトやアフィリエイトのレビューコンテンツに対する影響は大きいようです。

特定の一つの商品のレビューと複数商品をまとめたレビューのどちらもレビュー アップデートの対象となります。

https://twitter.com/dannysullivan/status/1380245676341141511?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1380245676341141511%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fwww.seroundtable.com%2Fgoogle-product-reviews-update-31223.html

一つの商品に関する詳細なレビューと、複数商品のランキングリストを両方組み合わせる事も効果的とされています。

関連する商品の高品質なランキング リストを作成すると同時に、リスト内の各商品について詳細なレビューも作成し、その 2 つのコンテンツを組み合わせると効果的です。両方を作成する場合でも、ランキング リストに十分に有用なコンテンツがあり、各商品の詳細なレビューがなくてもコンテンツが成立するようにしてください。

この 1 年間における商品レビューのランキングの改善

レビューズアップデートの期間と頻度

プロダクトレビューアップデートに関しては、更新を開始してから完全に反映されるまでに3週間ほどかかるようです。

また、更新は定期的に行われるが、すべてをアナウンスする事は無いようですので、このまま日本語圏でもアップデートを拡大した場合にアナウンスされるかどうかは不明です。

https://twitter.com/dannysullivan/status/1380541244074434560?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1380541244074434560%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fwww.seroundtable.com%2Fgoogle-product-reviews-update-31223.html

評価されるレビュー作成者

専門家により提供される詳しいレビューは評価される一方、不特定のユーザーが作成するUGC(ユーザー生成コンテンツ)の場合は品質のコントロールが難しい為、高い評価を得る事は難しいようです。

基本的にはページ単位に影響する

基本的にはページ単位で評価するようですが、サイト内のレビューコンテンツ比率が高い場合はサイト全体として評価されることもあるようです。

レビュー システムは、主にページ単位でレビュー コンテンツを評価しています。ただし、サイト内に大量のレビュー コンテンツがある場合は、サイト内のすべてのコンテンツが評価されることもあります。レビュー コンテンツがそれほど多くない(サイト全体に占める割合が実質数パーセントにも満たない)場合は、サイト全体の評価が行われる可能性は低くなります。

レビュー システムの仕組み

商品レビューのSEOで重要なポイント

商品レビューを行う際に参考となるガイダンスは以下の通りです。

e コマースサイトや商品レビューサイトで質の高い商品レビューページを公開することで、買い物客は購入前に商品の詳細を確認できるようになります。たとえば、次の人物のように商品レビューページを作成するとよいでしょう。

  • 競合商品を見比べている買い物客に専門的なアドバイスをする販売スタッフ。
  • 商品について独自の意見を述べるブロガー。
  • ニュースサイトやその他の出版サイトの編集スタッフ。
質の高い商品レビューを書く

質の高い商品レビューを書く

  • ユーザーの視点から商品を評価します。
  • レビューしている商品に関する知識が豊富であること、専門家であることを示します。
  • 画像、音声、または商品に関する自分自身の体験に基づく説明へのリンクなど、専門知識を示し、レビューの信頼性を裏付ける証拠を提供します。
  • 商品に求められる各種の性能がどの程度達成されているかについて、定量的測定を提供します。
  • 競合商品との差別化要因について説明します。
  • 比較対象となる商品を示します。または、特定の用途や状況にどの商品が最適か説明します。
  • 独自の調査に基づいて、特定の商品のメリットやデメリットについて述べます。
  • 以前のモデルやリリースから商品がどのように改善され、問題点が解消されたかなど、ユーザーの購入決定に役立つ情報を提供します。
  • 商品が属するカテゴリの主な意思決定要因と、その分野での当該商品の性能を明らかにします(たとえば、自動車のレビューでは、燃費、安全性、運転のしやすさが主な意思決定要因であると判断し、そうした分野での性能を評価します)。
  • メーカーからの情報以外に、商品の設計と、それがユーザーに与える影響に基づいて、重要な選択肢を示します。
  • 読者の意思決定に役立つ、その他の有用なリソース(独自のリソース、または他のサイトのリソース)へのリンクを記載します。
  • 読者が任意の販売者から購入できるように、複数の販売者へのリンクを記載することを検討します。
  • ある商品を、特定の商品群において最も優れている、または特定の用途に最適であるとおすすめする場合は、そう考える理由を自分自身の体験に基づいた裏付けを含めて説明してください。
  • 推奨する商品一つひとつに対して詳細な商品レビューを書く場合でも、評価順の商品のリストは、個別のレビューを参照しなくても十分に有用な内容になっていなければなりません。
質の高い商品レビューを書く

一般的に考えると、レビューコンテンツは検索ユーザーが商品を購入する前に参考とします。
つまり、検索ユーザーの商品選定の為に役に立つ判断基準を提供するというスタンスが重要となります。
検索順位の事だけ考えると、検索ユーザーの役に立つコンテンツは作れません。

個人的には以下のように解釈しています。

  • 読み手がわかるような構成と用語説明
  • 実際にテストした際の手順(番号付き箇条書き)と写真の掲載など
    ※特に簡潔になりがちなランキングリストで専門的な知識や信頼性を高めるには、商品テストの結果を簡潔に示し、商品を実際にテストした際の独自の画像を含めるとよいそうです。
    この 1 年間における商品レビューのランキングの改善(商品レビューの更新はランキング リストや比較レビューに影響しますか?)
  • 機能(用途)のカテゴライズと比較基準の作成
  • 比較対象の商品のリスト掲載と、比較基準に基づく比較表の作成
  • 競合との長所(差別化要因)を説明文等で作成
  • 長所だけでなく短所にも言及
  • 該当商品の品質維持・改善状況を記載する
  • その他専門家として独自の観点で商品選定に関する有益な情報を提供する
  • 信頼の裏付けとなる証拠やリンクを提供する
  • ユーザーが販売者を自由に選択できるようにする(偏った販売先リンクを提示しない)

最も重要なGoogleのランキングシグナル、質の高いコンテンツを作成する事です。比較対象の数が多いだけでは不十分で、それよりも検索ユーザーの役に立つ高い品質のコンテンツが評価されます。

複数販売者へのリンク記載は順位で多少優遇される

商品レビューに関するアルゴリズムが複数のページを比較する場合、他の要素の評価が同等であれば複数の販売商品サイトへのリンクを追加することは、ランキングでも優遇されるそうです。ですがコンテンツの品質の方重要なようです。

Googleの推奨項目のうち「読者が任意の販売者から購入できるように、複数の販売者へのリンクを記載することを検討します。」に該当しますね。

アフィリエイトの場合には、自身の関わるアフィリエイトリンクのみを紹介するページでは、この点で不利となりそうです。

If there were two great sites with similarly great content, the one with reviews linking to multiple providers might get a small boost. But more often is the content quality will be different and dominate.

Alan Kent氏の発言

構造化データの追加は商品レビューコンテンツの特定に役立つ

構造化データ自体は検索順位のシグナルとしては使用されませんが、コンテンツのタイプを判別する際の一つの要素として使用されることもあるようです。GoogleはURL構造だけでは判断できないようです。商品レビューコンテンツを作成する際には、構造化データも追加しておいた方が良さそうです。

Knee jerk reaction would be to recommend adding structured data to describe the page type. Because some systems use urls like /page?id=54321 Google cannot rely on meaning in URL structure.

Alan Kent氏のTwitterコメント

プロダクトの長所と短所を記載している場合には、プロダクトレビュー用の構造化データを設置しましょう。

構造化データの新機能: 長所と短所

コンテンツ作成に関する重要なポイントについては、「SEOライティングの手順」をご覧ください。

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この記事を書いた人

SEOは考え方はシンプルですが、いざ実践するとなかなか思うようにいきません。
当ブログでは、読者の方に成功も失敗も合わせて情報を共有し、同じような悩みを解決できればという思いで運営しています。
【著書】
分析が導く 最新SEOプラクティカルガイド」(2022年5月27日発売 技術評論社)
最強の効果を生みだす 新しいSEOの教科書」(2017年9月20日発売 技術評論社)

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