H1タグ・H2タグとは?見出しの使い方

2016年9月20日
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SEO Composer

SEOでは以前からH1タグ(大見出しとも呼ばれます)は見出しタグの中でも重要と言われていました。その後一時期は実際は見ている、見ていないといった議論がネット上でありましたが、現在はどうなのでしょう。
いずれにしても文章構成上H1タグの配置や、要素、内容は、訪問者を意識して、ページ内のトピックを一文で簡潔に記述しましょう。





H1の最適化と検索エンジン

H1の記述に関しては、Google、Bingともにヒントとなる記述があります。

GoogleのH1に関する発言

Google Webmaster Central Blogには以下のような記述がありますので抜粋します。


Keep your <h> elements in their place

Another quick fix in your housekeeping is assuring your website makes proper use of heading tags. In our non-profit study, nearly 19% of submitted sites had room for improvement with heading elements. The most common problem in heading tags was the tendency to initiate headers with an <h2> or <h3> tag while not including an <h1> tag, presumably for aesthetic reasons.


Headings give you the opportunity to tell both Google and users what’s important to you and your website. The lower the number on your heading tag, the more important the text, in the eyes of Google and your users. Take advantage of that <h1> tag! If you don’t like how an <h1> tag is rendered visually, you can always alter its appearance in your CSS.

原文はこちら


訳の中では下半分が重要だと思います。
「Hタグは、Googleと訪問者に対してそのサイトやページの重要な部分を示します。Hの後の数が低い程、そのテキストは重要である事を訪問者とGoogleは認識します。H1タグを正しく利用しましょう。もし、視覚的にh1タグがふさわしくないと思った場合は、h1タグのスタイルをCSSで修正しましょう。」




BingのウェブマスターツールにはBingの検索エンジン向けのSEOレポート機能があります。
その中でH1に関するチェック項目があるようです。


Bingのウェブマスターツールチェック機能

SEOレポート機能の中の「<h1>タグがありません。」という指摘に関する説明文では、以下のように記述されています。


<h1>タグは、BingbotとWebの訪問者に本文の主なテーマやトピックを示すものです。<h1>タグは、タイトル、説明、および本文にあるコア キーワードを補強します。<h1>タグは、ページのコンテンツを反映するキーワードを含め、約150 文字を超えないようにすることを推奨します。


bingのh1レポート



H1やH2見出しの位置

John Mueller氏の発言によると、検索エンジンにとって、見出しはコンテンツの構造や文脈を理解するのに役立つようです。
「H2タグの下に小見出しがあるようなページコンテンツの場合、小見出しにH3を使うのと、そのままにするのとどちらが良いか?」という質問の中での回答で触れられています。



見出しはコンテンツの文脈や構造を理解するのに少しだけ役立つが劇的な効果はない。


見出しが正しく使われてなくても、Googleはそれが致命的な問題とは認識しないし、アルゴリズムによって順位を下げるという事もない。


そもそもの意味で、H2の下にH3を配置するのが道理にかなっていると思うのであればそうしても良いし、その為にウェブサイトのデザインをやり直す結果になってしまうのであれば、もっと他に集中すべき重要な点はたくさんあります。


リニューアルをしなければならない程重要な点ではありませんが、新規にウェブサイトを立ち上げる際や、リニューアルの際には意味のある見出し構造にできるように設計しておくと良いでしょう。


H1の位置

H1は最も重要な見出しです。逆にH6は見出しの中では最も低い重要度となります。
主に検索エンジンに見やすく記述するには、階層構造に沿って記述すると良いでしょう。
いきなりH3から始まったり、H1の中にH2を飛ばしてH3を記述する事はおすすめしません。
※ただしこのように記述しても順位に大きく影響するものではありません。



H1は画像かテキストか?

トップページに関していうとH1はロゴ画像でもテキストでも良いと思いますが、全てのページとなると出来ればページの見出しテキストに相当する部分がH1である方が自然です。
SEOの面では大きな順位との関連はありませんが、個別ページや特にブログ記事の場合の見出しはH1タグである方が検索エンジンにも訪問者にもわかりやすい構造となります。


左上のブランドロゴがH1に

テンプレートによってはカンパニーロゴにh1を設定しているケースは良く見られます。
極端なものだと100ページ以上のサイトで全ページ会社のロゴがh1となっていて、本文の見出しとしてはh2が設定されているケースです。
WordPress等のCMSでH1の配置場所を修正するにはテンプレート側で修正します。ただし大幅なレイアウト変更を行う程ではありませんので、リニューアルなどのタイミングで変更するというのが適切かもしれません。


画像にh1が設定されている

画像にH1タグが設定されている場合は、alt属性の文字列を編集してください。


ブランドロゴ箇所に関しては、cssで「text-indent: -9999px;」でテキストを記述しているウェブサイトがありますが、alt属性にテキストを記述した方が良いでしょう。
※Matt Cutts氏のコメントでも同様に、alt属性の方がシンプルで、検索エンジンもスクリーンリーダーを使う訪問者も読むことができると発言していました。



以下は補足です。


CSS、「text-indent: -9999px;」の問題点

CSSでテキストを飛ばす方法は、検索エンジンは読めるが実際にブラウザには表示されていません。Googleの品質に関するガイドラインでは、隠しテキストは不正行為としています。


alt属性のメリット

alt属性は回線環境が悪く画像が表示されるまでの間、設定したテキストが表示されます。
また、ブラウザのテキストを読み上げるスクリーンリーダで画像にマウスカーソルをあわせるとaltを読み上げます。


alt属性をきちんと入力する事でユーザビリティも考慮したウェブサイト設計となります。
Googleもユーザビリティの高いサイトを評価する傾向がありますので、正しく設定しましょう。




H1タグの数が複数あった場合は検索順位に影響するか?

H1タグがページに複数存在していると検索エンジンからの評価に左右するのでしょうか?
John Mueller氏のコメントやW3Cのウェブサイトをもとに解説します。


H1タグは複数あっても良い

H1タグはページ内に複数使用しても良い事になっています。
W3Cのウェブサイトの解説ではHTMLの5の文法上はH1タグの個数制限はありません。

http://www.w3.org/TR/html5/sections.html#the-h1,-h2,-h3,-h4,-h5,-and-h6-elements


W3Cに記述のあるH1の使用例

<body>
<h1>Let's call it a draw(ing surface)</h1>
<h2>Diving in</h2>
<h2>Simple shapes</h2>
<h2>Canvas coordinates</h2>
<h3>Canvas coordinates diagram</h3>
<h2>Paths</h2>
</body>

<body>
 <h1>Let's call it a draw(ing surface)</h1>
 <section>
  <h1>Diving in</h1>
 </section>
 <section>
  <h1>Simple shapes</h1>
 </section>
 <section>
  <h1>Canvas coordinates</h1>
  <section>
   <h1>Canvas coordinates diagram</h1>
  </section>
 </section>
 <section>
  <h1>Paths</h1>
 </section>
</body>

GoogleはH1を複数見つけると評価を下げるか?

Googleの John Mueller氏のコメントを見ても順位への影響はほとんどなく、検索エンジンから見ても複数あっても良いようです。

Most search engines aren’t going to use a HTML5 parser and will just see multiple H1’s. That said, I’ve never seen a site where this would cause any noticable change, I wouldn’t be pedantic about “only one H1/page” for SEO purposes if you have good reasons to use that markup. – John Mueller Jan 14 at 10:15
http://webmasters.stackexchange.com/questions/76028/several-headings-inside-nav#comment87377_76028

Googleウェブマスターセントラル オフィスアワーでの発言

H1が複数ある場合の処理について言及しています。「H1が複数あった場合にはなにか影響がありますか?」という質問に対してJohn Mueller氏が回答しています。



影響はないだろう。
ただし、複数のH1見出しを見た場合には、それらのどれがメインの見出しかはわからないので薄まるという事はある。
それ自体が問題と言うことではなく、完全に無視するだろう。


見出しの4~5単語をとりだして、2つのパラグラフぐらいの長さとして拡大するようなものです。
もちろんそのような見出し内のコンテンツ全てを短い見出しと同じように取り扱う事はできない。


キーワードを意識しすぎた長い見出しでは見出しとしての認識が薄まるようです。
具体的に何が薄まるかはわかりません。
大きな順位要素ではないでしょうが、簡潔で適切な見出しを心がけ見出しの階層構造は守っておいて損はありません。
ただしとても強いランキングシグナルかというと、そんなことは無いようですので手間がかかるのであればコンテンツの質や他の重要な点に力を注いだ方が良いでしょう。




H1の文字数は制限があるか?

文字数はページのレイアウトによってウェブサイトごと様々ですが、訪問者目線でわかりやすい見出しが良いでしょう。長過ぎる見出しは読みにくいので簡潔な見出し文が好ましいと言えます。


H1の文字数

訪問者にとって読みやすい見出しであれば文字数には特に決まりはありません。


タイトルとH1が同じで文字が切れる

CMSテンプレートの中には大見出しとタイトルが同一になってしまっているものもあります。
タイトルタグは、検索エンジンと検索結果を見る訪問者を意識して文章を考え、H1タグの大見出しはクリックした後のユーザーが何について書かれたページなのかを判断できるような見出し文を考えましょう。
タイトルタグとH1が同じでも問題はありませんが、表示される場所が一方は検索結果、もう一方はページ上と異なりますので、用途に応じて最適化すると効果的です。




H1のキーワード位置

こちらも運営している限りは順位に大きく影響するような要素ではありません。


H1のテキスト内に配置するキーワードの場所

キーワードを文章の冒頭に配置するか、後方に配置するかは現在のSEOでは特に気にする必要はありません。
読みやすさを第一に記述します。


H1タグ内に含めるキーワードの数

キーワードの個数によって順位が影響されるという事はありません。
見出しとしての役割を考えて訪問者にとって読みやすい見出し文にしましょう。
意図的に同じキーワードを何回も繰り返して使用したり、キーワードを詰め込み過ぎるとガイドライン違反となりますが、そもそも無意味なスパムを行う人もいないと思います。




内部SEO、外部SEO、ユーザビリティなどの要素を含めたSEOチェックリスト

Googleは200以上の要素でウェブサイトのランキング付けを行っています。
企業で本格的にSEOを行う際のチェックリストをまとめました。
詳しくは「SEO要素チェックリスト | 企業のウェブ・SEO・ブログマーケティング業務担当者向け」をご参照ください。



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野澤洋介
野澤洋介

この記事を書いた人

アレグロマーケティング代表

SEOツールのプロジェクト担当者でもあり、自社のSEO担当でもあります。
SEOは考え方はシンプルですが、いざ実践するとなかなか思うようにいきません。
当ブログでは、読者の方に成功も失敗も合わせて情報を共有し、同じような悩みを解決できればという思いで運営しています。




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