リンクの張り方と発リンク数

2016年2月9日

リンクを張るという事は、訪問者にリンク先のページをおすすめしている事になります。
言い換えるとリンクを張るという事は、リンク先のページを信頼しているという意味になります。(人に何かをおすすめする時に、信頼できないものはすすめないですよね?)
誤ったリンクの張り方をすれば、訪問者の信頼を裏切り、検索エンジンからも評価されません。
ここではリンクの張り方についてGoogleの解説をもとにご紹介します。


ページ内で設置するリンクは多すぎるとダメ?

以前のGoogleのコンテンツに関するガイドラインでは、「1ページあたりに設置するリンク数は100以下に抑える」といった記述がありました。現在は「1 ページのリンクを妥当な数に抑えます。」へ変更されています。
※現在では(最大で数千個)と追記されています。
現在でもリンク数に関してまだこのような制限があるのでしょうか?Matt Cutts氏が回答しています。





ページ内に設置するリンクの最適な数

まず背景から説明すると、Googlebotのインデックスシステムは昔は100kbぐらいまでしか取得できず、それを超えるとインデックスされませんでした。


その当時にGoogleが行っていた事は、次のような感じです。
もしページが100KBぐらいならざっくりと見積もって1KBにつき1リンクだとするとページ上では100リンクぐらいが妥当だと考えていました。その為、「リンク数を100ぐらいまでに抑える」といったテクニカルガイドラインとなっていました。


ガイドラインにより誤解が生じる

多くの人はこれによって102個のリンクがあった場合に、スパムや手動ペナルティの対象となるのではないかと推測しました。しかし実際はこれはおおまかなガイドラインです。ウェブは進化していき、ウェブページは巨大化して、リッチメディア、多くのリンクを持つまとめサイトは一般的になりました。


その為、そのガイドラインを取り払って、「リンク数を妥当な数に抑えましょう」という内容に変更しました。


Googlebotも大きく改良

ファイルサイズにおける制限はあるかもしれませんが、それでも以前より大きなデータを扱えるようになってきています。同様に1ページで処理できるリンク数に関しても増えてきています。




リンク数が多い場合の注意点

ページランクはリンクの数分薄まる

念頭に入れておきたい要素がいくつかありますが、ページランクを持つページでは、外部への発リンクを通して流れるページランクの量は、そのリンクの数によって分割されます。


もし100個のリンクがあったとすると、ページランクは100に分割されます。(薄まるという意味ですね。)1000個のリンクであれば1000で割られます。


もし膨大なリンク数を持つページがあったとすると、それぞれのリンクを通して流れるページランクの量は非常に小さくなります。


スパムのように見えてしまう事も

他のケースでは、もしリンク数が非常に膨大であった場合、ユーザーをうんざりさせていたり、スパムのように見えてしまう事もあります。


もしGoogleが見て非常に多くのリンクがあり、スパムのように見えた場合は、手動ペナルティを行う事もあります。




リンク数が多いページは一般化してきた

100を超えるリンクについて記述していた古いガイドラインの時代と現在を比較すると、ページが長く、価値があり、内容のある200、300、400のリンクを持つページは一般的になりました。


簡単にまとめると、リンク数の上限値は気にする必要はありませんが、きちんと訪問者の動向をテストするなどで理解し、おかしくないか?スパムと思われないか?詰め込みすぎではないか?などをチェックし、このような基準に合致するか確認しましょう。




サイト内外リンクの例

サイト内リンク、サイト外リンクは下記のようなケースが該当します。
ドメインが異なるページへのリンクはサイト外リンクとなり、同一ドメイン内のページであればサイト内リンクです。


サイト内リンクの例

例えばwww.allegro-inc.com内のページでサイト内、サイト外へのリンクを分類すると以下の通りです。

サイト内部への発リンク

<a href=”http://www.allegro-inc.com/abouts/index.php”>会社概要</a>(絶対パス)
<a href=”/contact/”>お問い合わせ</a>(相対パス)


サイト外発リンク

<a href=”http://example.com”>外部ドメインのページへのリンク</a>




外部リンクはランキングファクター?

ページ単位の評価という意味では、発リンクの数は順位に影響するのでしょうか?
GoogleのJohn Mueller氏が回答しています。


自分のページから他のサイトへの外部リンクはランキングファクターですか?
nofollowを付けたリンクの場合はどうなりますか?



私達の観点では、他のサイトへの外部リンクというのは特にランキングファクターではありません。
ただし、リンクによってはあなたのコンテンツに価値をもたらすかもしれません。
結果的に検索結果で適切と判断される可能性があります。


nofollowであるか、無いかは全く問題ではありません。


良く知られているウェブサイト(おそらくwikipedia)では、全ての外部リンクにnofollowをつけていますがnofollowに関係なく上位に表示されています。
検索ユーザーもnofollowに影響される事なく利用しています。


ウェブサイトによっては他のサイトからnofollowのついた広告枠を購入し、多くのトラフィックを獲得する場合もあります。この場合においてもnofollowリンクを獲得する事は全く問題ありません。
nofollowリンクがあなたのウェブサイトに多く向いていても、他の普通のリンクの価値が薄まるという事はありません。


ページ単体で見ると外部サイトへリンク張る行為は、直接的にランキングに影響する事はありません。
ただし、Googleには有名なページランクというアルゴリズムがあります。
ページランクは、リンクを通ってリンク先のページに評価を受け渡します。
リンク先のページからすればランキングファクターである事に間違いありません。


サイト内リンクの場合は、ページランクが巡り巡って間接的な評価に繋がる事もあるでしょうが、そのような形でページランクを操作するよりはコンテンツ改善に力を注いだ方が効率的です。


nofollow属性は主に広告リンクやスパム対策に使用する記述で、検索エンジンのクローラーにリンクを辿らないように指示し、リンク先のページにページランクを受け渡しません。


バナー広告を販売するサイトや、コメントスパム防止でnofollowをつける際の注意点については、「ページランクを渡さないnofollow属性とは?」で解説しています。




訪問者にもSEOにも配慮したリンクの張り方

訪問者にとってわかりやすいリンクとは、次のページが何であるか明示されているリンクと、役に立つリンクです。
画像でもアンカーテキストリンクでもどちらでも良いのですが、リンク先のコンテンツが一目でわかるように記述しましょう。
役に立つリンクとは、SEO目的ではなく訪問者の目線で考えます。
現在見ているページのコンテンツを補足する為のリンクや、関連するページへのリンクであれば役に立ちます。


一方で、検索エンジンは画像リンクよりはテキストリンクを好みます。
画像リンクの場合は、altにリンク先のページがどのような内容なのかを簡潔に記述しましょう。
テキストの場合には、リンク先のページとマッチしたアンカーテキストリンクを設置すると効果的です。
また、検索エンジンも訪問者同様にリンク元、リンク先のコンテンツの関連性やアンカーテキストがマッチしているかなどを判断しています。


アンカーテキストの張り方については、「アンカーテキストによるSEO効果とサイト内部のページ間被リンク設計」で解説しております。



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野澤洋介

この記事を書いた人

アレグロマーケティング代表取締役 野澤洋介

SEOは考え方はシンプルですが、いざ実践するとなかなか思うようにいきません。
当ブログでは、読者の方に成功も失敗も合わせて情報を共有し、同じような悩みを解決できればという思いで運営しています。


著書:「最強の効果を生みだす 新しいSEOの教科書」(技術評論社)

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