コンテンツの更新頻度、日付と順位の関連性

ページの更新頻度

更新頻度を上げるとSEOに良いという話もありますが、ただ単純に一行文章を差し替える事を毎日頻繁に行っても当然検索エンジンからの評価は高まりません。更新頻度という言葉は非常に曖昧な為、正しく理解する事が大切です。
ここでは情報の鮮度やメンテナンス方法について解説します。

目次

更新頻度の意味・コンテンツの質の維持も含めてサイト全体で考える

更新頻度という言葉を誤って解釈してしまうと、以下のような無駄な作業に労力を費やしてしまうかもしれません。

  • 特定のページのテキストを意味もなく毎週変更する
  • 内容はほぼ変わらないのに日付だけ最新にする

実際の所、日付に関してはニュース要素の強いニュースコンテンツを探す際に使用するクエリの場合には、Googleはページの日付の情報も参考に順位付けすることがあります。
ページの内容はそのままで日付のみを最新にする事は、Googleからするとそのウェブサイトの日付情報を信頼できないと(スパム)認識されてしまい、結果的にウェブサイトの評価を傷つけてしまうかもしれません。

尚、ページ上の日付情報を削除したとしても、Googleは日付を記録するようです。

古いコンテンツであってもまだ最新の情報である場合は?

コンテンツ作成後に大分時間が経過し、そのコンテンツ自体が古くなっておらず、ユーザーにとってまだ有益である事を示す場合、日付のみを変えるといった事は誤解を招きます。このような場合は日付を変えるのではなく注釈をつける程度が望ましいようです。

更新作業とはウェブサイト全体の運営に関して、以下のような作業の事を意味します。

  • ウェブサイト上にまだない新たなコンテンツページを追加する
  • 古いコンテンツを最新の情報やトピックを含めて修正する

訪問者や自社の顧客目線に立ち、必要な情報を詳しくコンテンツに加えていくことで、コンテンツの質が上がり、訪問者からも指示され、検索エンジンからの評価も高まります。
闇雲に質の低いコンテンツを量産したり、質の悪いトピックを追加しても評価を獲得できるわけではありませんので、その点はご注意ください。

サイト更新とSEO効果

サイト更新とは、良質なコンテンツ、ページの追加や維持を行う事です。
増やしたり、修正したページが検索エンジンにインデックスされ、それが内容や周囲の評価が良いと認められてSNSで拡散したり、参照リンクが増えていくと、そのページの検索エンジンの評価も高まります。

既存のコンテンツも含めて質の高いページにしていく事で、検索エンジンや訪問者に価値ある情報を提供できるようになり、結果的に様々なキーワードから流入が増えます。

無意味なページの量産

自動生成コンテンツシステムや内容の薄いページ、意味不明なページを量産していく事は非常に危険です。パンダと呼ばれるアルゴリズムによりスパムとみなされ、サイト全体の評価を低下させてしまう事にもつながる可能性があります。

「ページを増やす事自体」は検索エンジンに評価される事はありません。「良質なコンテンツを増やす事」が検索エンジンに評価される為には重要です。

自社にしかない情報、役に立つ情報を出していくというのは手の内をさらすようで抵抗があるかもしれませんが、可能な限り訪問者に有益な情報で更新頻度を上げてサイト全体を育てていく事が重要です。

情報が古くなっているページの質を改善・リライト

オーガニック検索トラフィックや検索順位を日々確認していると、ある日急に順位が落ちてしまったり集客が減ってしまう事があります。

サイトを長年運営していると、一度上位に掲載されるコンテンツが出てきたとしても、新しく現れた競合ページが簡単にその順位を追い越してしまうケースもでてきます。
どのようにしたら、新しいサイトのコンテンツに対抗できるのでしょうか?

ページを古いまま放置せず、訪問者の視点で改良する

例えば10年以上運営し続けているサイト運営者の場合、サイトの各ページのコンテンツが情報として古くなっていれば、現在の状況に合わせて修正する事をおすすめします。
検索結果からランダムにサイトを見て見ると、10年以上運営しているビジネスサイトであったとしても何年もの間それらのサイトのテンプレートや、ページレイアウトなどを更新していないケースがあります。見た目も古く、何もしていないように見えますので、訪問者の視点でも満足しないでしょう。

ウェブサイトが現在の状況に適応していない、進化していない、動かないのであれば、新しいサイト、機敏なサイト、訪問者の満足度の高いサイトは、あなたが順位に満足してのんびりしている間にも成長して追い抜いてしまう事もあります。

放置しているような古いサイトである場合は、既存のページの情報を新しくし、ウェブサイトの使いやすさも見直していく事で新しいウェブサイトに充分対抗できます。

特定のトピックで情報を追加する場合は、新規ページではなく既存ページで更新

SEOを意識してニュースサイトを運営する際、ECサイトとは明らかに異なる最適化のポイントがあります。
以下の動画で質問者は、ニュースサイトのSEOに関して、あるトピックに関して同一URLでアップデートしていくべきか、アップデートがあった場合に別ページで運営するべきか質問しています。この中ではニューストピックとしていますが、ニュース以外のトピックでも実際には通用する運営方法です。

特定のトピックに関しては同一URLで更新

Matt Cutts氏が質問者と同じ状況であれば、同一ページを更新するそうです。理由は、ページランクが蓄積され、訪問者が混乱しないからです。

例えば1つのトピックに関して最新情報などを複数ページにわけて数日間にわたりアップデートしたとします。(最新情報は新規にページを作ったとします。)
時折リンクが張られていないケースを見かけたり、リンクがわかりにくい事で何人かの訪問者が途中で閲覧する事をやめてしまう事があるようです。
ユーザビリティを考えると何回もリンクさせるというのは確かに訪問者にとって手間ではあるかもしれません。
また、情報が古くなってしまった場合にもそのままそのページは残りますので、訪問者に誤った認識を与える事もあります。
アルゴリズムでも情報の新鮮さを判断するQDFアルゴリズムというものがあります。
(つまり古いページの情報は役に立たないので評価も落ちるという意味だと認識。)

wikipediaを例にする

特定のトピックを1ページで非常に濃く説明し、アップデートしていますので、物事を調べる上ではニュースサイトよりも見やすく、使いやすいという特長があります。細かい用語の説明に関してはアンカーテキストでリンクを張ると、訪問者にもわかりやすく使いやすいウェブサイトとなっていきます。

同じトピックの記事がいくつもある場合は、ページのトピックが明確ならば一つのページにまとめた方がスマートな場合もあるようです。

慣例として定期的に更新される情報の更新方法

GoogleのJohn Mueller氏からも似たような趣旨の発言があります。「検索ユーザーが、私達のイベントを検索すると、前年の投稿が表示されてしまう。」といった相談が寄せられた際の回答を一部割愛してご紹介します。

それがイベントや、定期的な報告、製品のアップデートなど、最新バージョンと旧バージョンが存在するような情報であれば、次の方法で簡単に最新バージョンの情報を見つけられるようにすることができます。

  1. 現在のバージョンをバージョンの無い、汎用的なURLに公開する。(/foobarconf)
  2. 前年のバージョンはバージョン付きのURLにコピーする。(/foobarconf/2016)

この方法では、年が切り替わっても、汎用的なURLの方にページ評価を引き継ぐことができ、古い情報を探しているユーザーがいても目的のページを見つけることができます。
もう一つの利点は、ユーザーにとっては現在のバージョンを見つけやすい当たり前の構造となる事です。

検索ユーザーが、私達のイベントを検索すると、前年の投稿が表示されてしまう

既に複数URLで同一トピックがある場合のコンテンツ統合方法

コンテンツの作り方にもよりますが、長くウェブサイトを運営していくと、同じようなトピックのコンテンツが複数出来てしまう事があります。

例えばニュースブログのように定期的にコンテンツを作成している場合、新しい情報が出るたびにコンテンツを作成していく為、同じトピックに関する新旧コンテンツがウェブサイト内に存在する事になります。

古いコンテンツは評価も下がっていく
SEOでは、環境の変化で情報が古くなってくると順位も落ちていきます。同じようなトピックのコンテンツが複数あるケースでは、検索エンジンから見ると古いコンテンツは用済みとなってしまいますが、訪問者目線で考えるとアーカイブ記事を辿って古いコンテンツを見てしまい、誤った認識を与えてしまう事もあります。

以下の方法はこのウェブサイトでも実際に行っているメンテナンス方法です。多少技術的な設定が必要となる場合もありますので、試す場合には慎重に、なるべく小さい規模で効果を見ながら進めていってください。
多くの検索トラフィックを獲得しているページを誤って削除してしまうと、当然ですが多くのトラフィックや注文、問合せを失ってしまう事になります。

同一トピックの複数コンテンツを1つに統合して、それ以外は削除してみる

このブログで同じトピックの新旧コンテンツが複数存在していた際に、実際にGoogle アナリティクスでユーザーの行動を分析すると、古いコンテンツはほぼ検索からの集客がありませんでした。

新しいコンテンツのページも、古いコンテンツへリンクを張ってはいましたが、読みやすさで考えると1ページに新旧コンテンツを経緯としてまとめていった方が訪問者にとってわかりやすいのではないかと考えました。

同じトピックのページが3ページあった場合には、まず以下のような手順でメンテナンスしていきました。

STEP
複数ページを1ページにまとめる

3ページのうち最も検索エンジンから集客出来ているページを選び、そのページに古いコンテンツの情報を再度要約して統合します。
最終的には、最もそのトピックで集客出来ているページにまとめ、それ以外のページは削除します。

集客できているページかどうかを判断する際に、毎回アナリティクスで調べるというのも手間がかかりますので、おすすめな方法としてはブラウザがChromeであれば「Page Analytics」という拡張機能を追加してページ上に表示されるPVを参考にすると良いでしょう。

ページアナリティクス

正確に検索エンジンからのオーガニック検索による集客状況を確認するのであれば、Search Consoleの「検索パフォーマンス」で該当するページがどのような検索キーワードで検索されているか確認しておきましょう。

このデータを見て、検索からの集客がなかったとしても他のページからのリンクを辿って閲覧されている場合もあります。ページビューが記録されている場合には、一概に集客に貢献していないとは言い切れませんので、そのページを削除する事はおすすめしません。

もちろんプライバシーポリシーや特定商取引法に関する内容を記載したページも、トラフィックは少ないですが削除して良いページではありませんので、ご自身で必要なページ・不要なページというのを判断してください。

STEP
まとめたページを日付を最新にして再投稿

統合したまとめページを再度同じURLのまま更新します。
この時にWordPressなどのCMSを使っている場合は、日付を最新にしておきます。
RSSフィードをSearch Consoleに登録しておけば、Googleは更新した内容を素早く確認してくれます。

方法について詳しくは、「XMLサイトマップとRSS/Atomフィードの組み合わせ」で解説しています。

STEP
ウェブサイト内リンクの確認

Search Consoleを使い、削除予定のページへのウェブサイト内のリンクを確認します。Search Consoleの左メニューの「リンク」の「内部リンク」の枠の「詳細」をクリックし、削除予定のページを検索します。

ウェブサイト内リンクの確認

このようにする事で、削除予定のページに向いたリンクを含むページが一覧で表示されます。

STEP
抽出した内部リンクの修正

抽出したリンクを含むページそれぞれのリンクURLを、新旧コンテンツをまとめたページへのリンクURLへ修正します。この時点で301を使うとリダイレクトの管理が雑になり、サーバーへの負荷やページの表示スピードにも影響が出るかもしれませんので、出来る限りサイト内リンクは修正した方が良いと思います。

この操作を今後も定期的に繰り返していった際に、内部リンクの修正を行わなかった場合は、リダイレクトの連鎖が発生してしまう事も起こりえます。Googleはリダイレクトは10回まで辿りますが、それ以上のリダイレクトはSearch Consoleでエラーとして扱われるようです。

STEP
301リダイレクト設定

最後に301リダイレクトで、削除予定ページからまとめページへリダイレクトを行い、削除予定ページを削除します。このようにする事で外部サイトからのリンクが仮に削除ページに向いていたとしても、リダイレクト処理でまとめページへ誘導する事ができます。
外部サイトからのリンクは修正できませんので。

複数の記事を一つの記事に統合する為に301リダイレクト使用する方法は、Googleで推奨しているわけではありませんが正当な方法ではあるようです。

別の URL へのリダイレクトには正当な理由がある場合もあります。たとえば、サイトを新しいアドレスに移転した場合や、複数のページを 1 つに統合した場合などです。

不正なリダイレクト

メンテナンスしたページを素早くGoogleに認識してもらうには、XMLサイトマップとRSSフィードをSearch Consoleに登録しましょう。

XMLサイトマップの効果や作り方については、「XMLサイトマップとは 効果的な作成・登録方法・更新頻度」で解説しています。

メンテナンス後のウェブサイト全体の集客と効果のあったページ

ウェブサイト全体の集客で考えると、年末年始の休暇時期を除いて集客は伸びています。
コンテンツ自体を見やすくする事で、ページの滞在時間や平均PVも改善しています。

メンテナンス後のウェブサイト全体の集客効果

特に効果のあったページでは、以下のようなオーガニック検索の推移となっています。

メンテナンス後に効果のあったウェブページ

濃いコンテンツでミドルワード集客

トピックを複数のページで分散させる場合、異なる複合キーワードで集客できるメリットはありますが、コンテンツは薄くなります。どちらかと言えばロングテールでの集客に向いています。

競合の多いミドルワードやビッグワードの集客を狙う場合は、コンテンツの質の高さや内容の濃さは順位における重要な要素です。コンテンツを一つのページにまとめていく事で濃い内容なれば、そのページの検索エンジンの評価も高まり、規模の大きなキーワードでの集客も可能となります。

コンテンツを強化する際にはキーワード選定がとても重要です。
ほとんど検索されないようなキーワードでSEOを意識したコンテンツ強化を行ってもトラフィックは向上しません。
SEOにおけるキーワード選定や既存コンテンツの強化の具体例については、以下の記事が参考になるかもしれません。

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