モバイルSEOとは?モバイルフレンドリサイトはスマホ検索で優遇

2016年9月12日
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モバイルSEOとは、スマートフォンの訪問者を対象にしたウェブサイトの最適化を行い、モバイル検索の検索順位を改善する為の手法です。
モバイルには、スマートフォンの他にも、フィーチャーフォン(ガラケー)も含まれますが、フィーチャーフォンの最適化についてはここでは解説致しません。


このページではスマートフォンのモバイル端末を対象にした最適化について解説します。





モバイルSEOに関するGoogleの取り組みの経緯

2015/2/27のGoogle ウェブマスター向け公式ブログで、4/21よりモバイルフレンドリーなコンテンツを優遇する事を発表しました。
検索結果をもっとモバイル フレンドリーに



そして2015/4/21よりGoogleモバイル検索の順位決定要素に「モバイルフレンドリーサイト」が追加されました。
モバイル フレンドリー アップデートを開始します


更に2016/3/17には、2016年5月よりモバイルフレンドリーサイトを優遇するアルゴリズムを段階的に強めていく事を公式にアナウンスしています。
ウェブをさらにモバイル フレンドリーにするための取り組み


重要なポイントは、「スマホ検索のみに影響」、「全世界でのアップデート」、「ウェブサイト全体ではなくページごとに影響する」という部分です。
モバイルフレンドリかどうかはスマホ検索では重要な指標になりますが、検索クエリによってはモバイルフレンドリでなくても高く評価される場合はあるようです。
もしスマホ検索での順位が大幅に落ちたとしても、該当ページをモバイル向けに最適化する事で再評価され、元の順位に戻るようです。




スマホとPCで検索結果が違う?スマホ検索ではモバイルフレンドリーサイトが有利

2014/11/19のウェブマスター向け公式ブログのアナウンスでは、スマホ検索時にモバイルフレンドリーページであれば、スマホ対応ラベルが表示されるようになっていました。(※スマホ対応ラベル


スマホ対応ラベル

2015/4/21のアナウンスまでは、スマホ対応のウェブサイト自体は検索順位の要素に含まれていませんでしたが、正式に順位決定要素に含まれる事になります。


2016/8/24のGoogleのアナウンスでは、スマホ対応ラベルを表示する必要がなくなった為(モバイル検索結果に表示されるページのうち85%でスマホ対応ラベルが表示されるようになった)、このラベルを非表示にする事を決めたようです。ただし、引き続きこれらの基準はランキング要素として活用されるようです。
モバイル ユーザーが簡単にコンテンツにアクセスできるようにするために


スマホ検索としての要素のウェイトはどの程度?

“検索結果に大きな変化をもたらす”とアナウンスされていて、検索順位は大きく変わると予測されていました。
実際は2015/5/1時点では、多くのクエリで小幅な変動が確認されています。
もう少し時間を置いてから見る必要があるかもしれません。


影響の範囲

世界中の全言語のモバイル検索に影響とされています。


PCの順位には影響するか?

今回のアップデートはモバイル検索のみで、モバイルフレンドリーかどうかのみを判別するようですので、デスクトップ検索には影響ありません。


評価はウェブサイト全体に及ぶか?それともページ単位か

今の所ページ単位での影響となるようです。


モバイル検索とデスクトップ検索の違い

Search Engine Landの記事によると、Googleはあくまでデスクトップ検索に使用されている要素のみを見ているようです。


例えばクローキングというテクニックはガイドライン違反ですが、モバイル検索時のランキングファクターはあくまでもデスクトップ用のコンテンツの為、デスクトップ用のページが「不思議の国のアリス」に関するトピックで、モバイル用のページが「ローンやクレジット」に関するトピックの場合は、モバイル検索時であっても「不思議の国のアリス」に関連するキーワードでランクされてしまうようです。


このようなスパムが実際に行われているかGoogleのスパムチームが調査をした所、驚く程そのようなウェブサイトは無かったと述べていたようです。(ただし実際にスパムを行えば、手動ペナルティの対象になります。)
Technically, You Can Have Completely Different Content On Mobile Says Google


iPadなどタブレット端末の対応は必要か?

Googleの公式Twitterの発言によると、今回のアップデートはスマートフォンのみに対応し、タブレット端末には影響が無いようです。


モバイル検索で次に追加される要素

「モバイルページとデスクトップページのスピード比較」が含まれると言われています。
減点要素としては、「インタースティシャル広告」が既に評価の対象となっています。




2015/11/03 モバイルフレンドリーアルゴリズムのアップデート

このアップデートでは、コンテンツの大部分を覆い隠すようなアプリインストールタイプインタースティシャル広告を設置しているページはモバイルフレンドリでは無いとみなされます。



※「アプリバナーでよりモバイル フレンドリーなウェブページを」参照。


インタースティシャル広告とは?

広告手法の1つで、コンテンツ表示、遷移時に大部分のコンテンツを隠して広告コンテンツを表示するものです。メディアやゲームなどでは一般的かもしれません。
今回のケースではアプリインストールを促す広告が対象です。


「大部分を覆い隠す」、「アプリインストールタイプ」、「インタースティシャル広告」の条件が揃ったページは減点対象となるという意味になります。
改善するには、ユーザーフレンドリなバナーなどに置き換えるなどで対処します。


Googleは検索ユーザーが不満を持つようなコンテンツを上位表示させるわけにはいかない為、このようなアルゴリズム改良は良くある事です。(例えばページレイアウトアルゴリズム)


インタースティシャル広告表示のウェブページもスマホ検索で減点対象に

インタースティシャル広告は今まではアプリインストールという条件で減点対象となっていましたが、2016年8月24日のアナウンスでは、2017年1月10日よりモバイル検索結果においてウェブページも対象に含まれるようです。


コンテンツにアクセスしにくくなるインタースティシャルは評価が下がる

以下のような条件の場合には、スマホ検索において低く評価される可能性があるようです。


  • ユーザーが検索結果からページに移動した直後やページを閲覧している最中に、メインのコンテンツを覆い隠すようにポップアップを表示
  • スタンドアロン インタースティシャルを表示して、それを閉じないとメインのコンテンツにアクセスできない
  • スクロールせずに見える部分がスタンドアロン インタースティシャルのように見えるレイアウトを使用して、インラインのメインのコンテンツはスクロールしないと見えない

影響を受けないインタースティシャル

ただし例外もあります。年齢確認など法的に必要な場合や、コンテンツの邪魔にならないサイズであれば影響は無いようです。


  • 法律上の必要性に基づいて表示されているように見えるインタースティシャル(Cookie の使用、年齢確認など)
  • 一般公開されていないコンテンツ(そのためインデックス登録ができない)を有するサイトが表示するログイン ダイアログ。たとえば、メール サービスのように個人的なコンテンツが含まれる、有料のコンテンツであるためインデックス登録できない、などの場合
  • 画面スペースから見て妥当な大きさで、簡単に閉じることのできるバナー。ここで言う妥当な大きさとは、たとえば Safari や Chrome に表示されるアプリ インストール バナー程度の大きさ

インタースティシャルの遅延表示など、アルゴリズムを掻い潜る手法で表示させた場合には、ガイドライン違反となる可能性もあるので個人的におすすめしません。
このブログでも上記対象となるポップアップバナーを表示しているページがあるので、上記の条件に当てはまらないように修正していくつもりです。




スマホ専用ページとレスポンシブ どちらがSEOに有利?

これからウェブサイトをリニューアルしたり、新規で制作する場合、PC向けのページだけでなく、スマホをメインに携帯端末向けのページも考慮に入れた方が良いでしょう。
スマートフォンに対応したウェブサイトを構築する場合、大きく分けて2種類の方法があります。
一つは、ユーザーエージェントで、携帯端末向けのサイトとPCのサイトをリダイレクトで振り分ける方法。
もう一つはレスポンシブウェブデザインです。
SEOの面ではどちらが有利に働くのでしょうか。
以下の質問をもとにMatt Cutts氏が解説しています。


レスポンシブウェブデザインは、以前からある携帯向けページへのリダイレクトと比較してSEO効果でデメリットはあるか?



レスポンシブウェブデザインでSEO効果を失う事はない

レスポンシブウェブデザイン

1つはレスポンシブウェブデザインで、PCでも携帯端末でもそのURLにアクセスした際に、中身のコンテンツはその端末のページサイズが考慮されてリスケールされます。


ユーザーエージェントによるリダイレクト

もう一つの方法は携帯なら携帯専用ページ、スマートフォンならスマホ専用ページ、PCならPC用ページにユーザーエージェントによってリダイレクトさせます。


質問にあるような内容で心配する事はありません。
レスポンシブウェブデザインの場合は、携帯端末、PCともに同じURLです。
一方で、携帯端末専用サイトで”rel=canonical“を設定しなかった場合など、正規化の設定をうまく扱えていない場合はURLが複数できてしまうのでページランクが分散してしまう可能性があります。
レスポンシブウェブデザインの場合は1つのURLなのでこのような失敗はなく、SEOに関して特別不利な点もないのであまり心配する必要はありません。


それぞれのデメリットについて

ページ読み込み速度の問題

携帯端末でレスポンシブデザインを見る際には、読み込み速度の問題が上げられます。
携帯端末向けの読み込み速度に問題があれば、訪問者はサイトから離れてしまうと思います。
読み込み速度については、順位に関して大きな指標ではありませんが、若干影響するものと思われます。
携帯向けサイトだからといって、PCページ以上に読み込み速度が順位に影響する事はありませんが実際の訪問者はページスピードに敏感な為、遅すぎるとコンバージョンや回遊率に影響するでしょう。


ウェブサイト高速化について


ページランクの分散

レスポンシブウェブデザインの場合はURLは一つなので、ページランクは分散しません。
逆にユーザーエージェントによるリダイレクトの場合、”rel=canonical”で複数のURLを正規化する設定が必要です。
また、この設定を行ってもGoogleに誤ってインデックスされてしまう事もあるので、100%問題ないかというとそうでもないと思います。




SEOの目線で考えるとページランクの方が重要だと思いますが、SEOで上位表示されて携帯端末で見た場合に重過ぎるのであれば話になりません。
ただ、読み込みスピードの問題はサーバーのスペックを上げたり、キャッシュしたりと様々な方法で改善できるとは思いますので、レスポンシブウェブデザインの方がオススメかもしれませんね。


SEO視点から離れて考えて見ると、端末向けに最適化するメリットはたくさんあります。明らかにスマホユーザーとPCユーザーの行動特性が違っているのであれば、ページのレイアウトも文面もその特性に応じて最適化した方が良いと思います。




モバイルフレンドリーかどうか確認する方法

Search Console(旧ウェブマスターツール)を活用されているウェブサイトであれば、Search Console画面左メニューの「検索トラフィック」内の「モバイルユーザビリティ」をクリックするとモバイル向けに最適化されているかどうかを確認できます。


Search Console モバイルユーザビリティー

ページ単位で確認するには「モバイル フレンドリー テストツール」

モバイル フレンドリー テストでURLを入力して「分析」ボタンをクリックします。

モバイルフレンドリテストツール

実際にスマホで見てみたり、Chromeの要素検証のデバイスモードで見て問題がないか確認する事もお忘れなく。




実際に当ブログでもスマホ対応中

今の所は完全にウェブサイトがモバイルフレンドリーになっているわけではありません。
当初はWordPress部分はプラグインでモバイル対応していましたが、表示崩れなどが発生してしまった為レスポンシブ対応を行っています。


SSL対応やモバイルユーザビリティなどサイトの設計に関係する要素は、対応する為に時間や費用がかかります。
Googleが検索のアルゴリズムを変更し、ウェブサイト運営者に対して大掛かりな変更を促さなければならない程、検索ユーザーの環境が劇的に変化しているのでしょうね。



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野澤洋介
野澤洋介

この記事を書いた人

アレグロマーケティング代表

SEOツールのプロジェクト担当者でもあり、自社のSEO担当でもあります。
SEOは考え方はシンプルですが、いざ実践するとなかなか思うようにいきません。
当ブログでは、読者の方に成功も失敗も合わせて情報を共有し、同じような悩みを解決できればという思いで運営しています。




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