ロングテールキーワードとは?

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ロングテールキーワードとは?

ロングテールキーワードとは、頻繁に検索される1単語で需要の高いビッグワードと比べて検索ボリュームが小さいものの、検索意図が明確であることが特徴で、大抵は3~4単語、場合によってはそれ以上の単語数で構成される複合キーワードを意味します。ニッチキーワードとも呼びます。そのキーワードの意図を理解して詳しく解説したコンテンツを作成する事で成約(コンバージョンとも言いますが、いわゆる購入や、申し込みなど)に結びつきやすいといった特長があります。

ロングテールキーワードの解説イメージ
ロングテールキーワードの例

キーワードの分類

ビッグキーワードとは?

検索ボリュームの大きいキーワードをビッグワードと言います。
例を挙げると、「お茶」、「化粧品」、「ビール」など、検索ボリュームの大きい1単語でのワードが分類されます。
ビッグワードの特徴については、「ビッグワードでのSEOは非効率?」で解説しています。

スモールキーワードとは?

検索ボリュームの小さいキーワードをスモールキーワードと言います。
ビッグワードと比べてボリュームの小さい「掛川の深蒸し茶」、「無添加化粧品 通販 」などが分類されるかもしれません。
検索キーワードのボリュームに関係なく、競合となるコンテンツが多ければSERP上位表示への難易度は高くなります。

ニッチキーワードとは?

競合が少なく、検索ボリュームがそれなりにあるキーワードをニッチキーワードと呼びます。ニッチキーワードは上位表示への難易度は低く、競合となるコンテンツが現れるまでは安定した集客を行う事ができます。

はじめてSEOを行う場合は、このようなニッチキーワードを見つける事ができれば効果的に集客する事ができます。
はじめから大きなトピックの専門家を目指す事は困難な為、ニッチなトピックの専門家になってニッチキーワードでの集客ができるように運営していく事がSEOの第一歩です。


ロングテールとは?

ロングテール理論は、2004年10月に米WIRED誌の編集長だったクリス・アンダーソンによって提唱された理論です。
Amazonのような膨大な商品を取り扱うウェブサイトの場合、売上の中心になるのは、ミリオンヒットした書籍からの売上ではなく、年に一度程しか売れないニッチな書籍が全体の8割りを占め、残りの2割りがミリオンヒットやミドルヒットした商品で売上が構成されています。
横軸に商品名(書籍名)、縦軸に売上を示したグラフでみると、長い尻尾(テール)のように見えることから「ロングテール理論」と呼ばれるようになりました。
このロングテール理論をウェブサイトのアクセスキーワードに当てはめたのがロングテールキーワードです。
ビッグワードでの集客が2割で、ニッチなキーワードの集客が8割を占めるといった傾向になり、集客するキーワードは購入につながりやすい商品名などの絞り込みのされたキーワードのため、コンバージョンに繋がりやすい特長があります。

一つ一つのキーワードの集客数は少なくても、多くのページを異なるキーワードで最適化し、集客する方法をロングテールSEOと言います。


良く使用されるキーワードやその母数を調べるには?

SEOやリスティング広告において頻繁に使用されるキーワードのパターンや、その検索ボリュームを予め調べておく事は施策の成功の鍵を握ります。

ツールを使ったクエリの調査・選定方法については、「SEOクエリ選定のコツと1ページで意識するキーワード数」で解説しています。


ロングテールキーワードの効果を測る指標

お持ちのページの多くを異なるキーワードで最適化した後は、売上げ、検索エンジンからの集客、検索順位を定期的にチェックしておきましょう。

売上げ、問い合わせなどのコンバージョン

ECサイトであれば、売上げは日々見ているはずですが、問い合わせなどに関しては、コンバージョン設定を行い、いつでも確認できるようにしておく必要があります。

Googleアナリティクスで目標を設定する場合は、目標(コンバージョン)の設定方法をご確認ください。

検索エンジンからの集客

ロングテールSEOを行った後、各ページごとにそれぞれのキーワードで集客が出来ているか確認しましょう。

アナリティクスでLPごとの検索キーワードを確認をご覧ください。

検索順位の動向をチェック

複合キーワードもさまざまな組み合わせがある為、ひとつひとつのページの順位を確認するには手間がかかります。多くのキーワードの検索ボリュームや順位を把握するには、専用のSERPチェッカーを使うと便利です。
SERP(Search Engine Result Page)はサープと読み、検索結果ページの事を意味します。

SERPチェッカー
SERPチェッカーで多くのデータを効率的に管理

SE Ranking の「検索順位取得」機能なら、パソコンで検索した際の順位以外にも、スマホ検索順位や、特定の地域の検索順位も正確に計測する事ができます。

ロングテールキーワードも含め、全てのキーワードを検索順位セクションで登録する事で、以下のような情報も把握する事ができます。

  • 検索順位
  • 検索ボリューム
    Googleキーワードプランナーから取得された月間平均検索ボリュームの値です。
  • ヴィジビリティ
    検索ユーザーに対する可視性を表す度合です。高い程、多くの検索ユーザーに見られている事を意味します。
  • SERP要素
    強調スニペットやローカルパック、画像検索、動画検索枠など、通常のユニバーサル検索結果内で確保される特別枠をクエリごとにアイコンで示します。クエリの特性を把握したり、SERP要素向けの特別な施策を行う際の判断基準として使用できます。具体的な例は「より実践的なSERPチェッカーの活用方法」をご覧ください。
  • トラフィック予測
    現在の検索順位の一般的なクリック率と、そのクエリの検索ボリュームを掛けた値をトラフィック予測値として表示します。集客の目安として使用します。
SE Ranking 検索順位取得機能
検索ボリュームでソートして、キーワードの状況を把握

興味がございましたら、SE Rankingでは2週間の無料トライアル版がご利用頂けますので、現状のクエリの順位や規模、SERP要素を把握してみてはいかがでしょうか。以下のページからトライアルアカウントを作成する事ができます。

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この記事を書いた人

SEOは考え方はシンプルですが、いざ実践するとなかなか思うようにいきません。
当ブログでは、読者の方に成功も失敗も合わせて情報を共有し、同じような悩みを解決できればという思いで運営しています。
【著書】
分析が導く 最新SEOプラクティカルガイド」(2022年5月27日発売 技術評論社)
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