301リダイレクトと302リダイレクト使い方 ページ・サイト移転方法と期間

2016年9月13日

301リダイレクトとは、一時的ではなく、恒久的に転送するという意味で、ページやサイトの引っ越し時に使用します。
このページでは、301リダイレクトを使ってサイトやページを移転する際、検索エンジンが認識するまでの期間やGoogleはどのようにしてサイトやページ移転を認識するかについて解説します。




301リダイレクトとは

301リダイレクト(Permanent Redirect)は、一時的ではなく、恒久的に転送するという意味で、ページやサイトの引っ越し時に使用します。旧ページの評価を受け継ぐ事ができる為、複数ページの統合を行う場合などにも使う機会があるかと思います。


301リダイレクトで受け渡すページの評価

過去の説明では、301リダイレクトによりいくらかページランクが失われていたようですが、2016年7月26日のGary Illyesのツイートでは、現在は30x系のリダイレクトでは「ページランクは失われない」と発言しています。
※ページランクについては、「ページランクとは?」で解説しています。



過去のMatt Cutts氏の発言では、301リダイレクトは若干ページランクが失われると認めていました。



リンクにより、ページランクの10% 15%ぐらいが失われる

ページランクペーパーによるとリンクにより10%、15%程失われるようです。
例えばページAからページBへのリンクがあった場合、流れるページランクは、0.85、0.9をかけたものになるそうです。そして発リンクの数分等しく分割され、さらに失っていきます。


このように発言すると、リンクを使うべきか、301を使うべきか悩んでしまうかもしれません。
ただページランクだけを目的に偏った使い方をすると、問題を引き起こす原因となります。
そもそもページランクだけを考えてSEOを行うというのは、現在ではナンセンスです。ユーザビリティの改善を重要視しなくなってしまいます。


ページランクは301リダイレクトを通しても失う

Matt Cutts氏の発言では、ページランクは301リダイレクトでも同様に失われるようです。このように言うとリンク、301リダイレクトでどちらかがページランクを失う率が高いのか?気になる方も多いと思いますが、実際はページランクはリンクによって失われる量と、301リダイレクトによって失われる量はほとんど同じのようです。


つまり301リダイレクト、リンクどちらかを使って欲しいという事ではなく、目的に応じて使いわけるという事がベストです。


Matt Cutts氏の発言は2013年のものでしたので、その後評価の仕組みが変わっても不思議ではありません。
現在は30x系のリダイレクトではページランク評価は失われないと見て間違いは無いでしょう。


ウェブサイトやページの移転に使用する

301リダイレクトはページ単位で設定します。


URLの正規化とセットで使う

wwwの有無や、index.htmlの有無、https/httpの統一を行う際に、301リダイレクトを設定します。
当サイトはcanonical属性を使用したURLの正規化と301リダイレクトの両方を設定していますが、301リダイレクトが使用できない場合は、Googleはrel=canonicalの使用をすすめています。


301が使えたとしても、サーバーに対する余分な操作を閲覧者に要求するので、パフォーマンスを損ねるのではないかという質問に対して、Matt Cutts氏が回答していました。301が使える環境だとしてもrel=canonicalを使うというのは正しいか?について紹介します。


301がおすすめな理由

ドメインの管理者があなたであれば、どちらを選ぶかはユーザー次第のようです。理解しなければならないのは、rel=canonicalは検索エンジン向けの記述で、閲覧者に対しては機能的には作用しません。


これに対して301は301リダイレクトの設定がされていると閲覧者は気が付く機会があります。rel=canonicalの使い方は若干知識が必要な為、誤って設定してしまって順位に影響を与えてしまう事もあるかもしれません。その為ほとんどのケースでは301を使う方が良いようです。


301は訪問者にとっては親切

Matt Cutts氏の回答では、「301を使った場合、基本的には1回のジャンプだけで、余分な操作と言うほどの負荷はかからない。」と述べています。


もし訪問者が301で新しい場所へ移動した場合、アドレスバーを見て、どこにジャンプしたか気がつきます。このような意味で検索エンジンも、訪問者も管理者も何が起きているのかわかりやすく、扱いやすいという事だと思います。


rel=canonicalはソースコードを見ない限り訪問者は気が付かないですし、設定した場合の効果も事前に勉強しておく必要があるので、ウェブサーバーにアクセスする権限がないなどの理由がない限り301がおすすめです。


恒久的ではなく一時的な転送の場合は302リダイレクト

301とは似たような記述で、URLの一時的な転送の場合は302リダイレクトで処理します。近い将来リダイレクト先が変わる場合や、ユーザーのデバイスやロケーションによって適切なページへリダイレクトする際などに使用します。
302リダイレクトの場合は、Googleは原則的にリダイレクト先のページをインデックスせずに元のページをインデックスします。


301リダイレクトの記述

メモ帳で以下のような記述をし「1.htaccess」というファイル名にし、サーバー環境に合わせた文字コード(UTF-8が多いと思います。)で保存します。


Redirect permanent /before/ http://www.allegro-inc.com/after/

302リダイレクトの記述

メモ帳で以下のような記述をし「1.htaccess」というファイル名で保存します。ftpで目的のディレクトリにアップロードし、ftp上で名前を「.htaccess」に変更します。


※下記の記述はアップロードしたサーバーの「/before/」ディレクトリ内のページを全て「http://www.allegro-inc.com/after/」に302リダイレクトを行った例です。

※一部のサーバーによっては対応していないものもあります。

Redirect 302 /before/ http://www.allegro-inc.com/after/

ftpで目的のディレクトリにアップロードし、ftp上で名前を「.htaccess」に変更します。
※下記の記述はアップロードしたサーバーの「/before/」ディレクトリ内のページを全て「http://www.allegro-inc.com/after/」に301リダイレクトを行った例です。


他にもmod_rewriteが使えるサーバーであれば、別の記述方法もあります。
詳しくはGoogleで301リダイレクトと検索して、様々な例を試してみてください。
※一部のサーバーによっては対応していないものもあります。


リダイレクト元からリダイレクト先のページまでの間、同時に何回リダイレクトを使えるか?

古い記事の統合やhttps移行、ウェブサイト移転などによって、リダイレクト元のページから目的のページまで複数回リダイレクトを設定してしまうなんて事も考えられます。


リダイレクトの設定自体はこのように制限無く行えますが、Googleの場合は、評価の受け渡しはリダイレクトチェイン(連鎖)は5回まで(※John Mueller氏の発言「A search-engine guide to 301, 302, 307, & other redirects」を参照)しか追わないようです。


リダイレクトの連鎖はブラウザ側でもエラーが出たり、サーバーに不必要に負荷を与えますので、出来るだけ回数を抑えましょう。




301リダイレクトでありがちな間違い

301リダイレクトはページ単位で設定するものです。
つまり、古いドメインのうちトップページである1ページに301リダイレクトを設定したからといって、古いドメイン全体の評価を新しいドメインに引き継がれるわけではありません。



サイト移転は全てのページに対して

301リダイレクトは全てのページに対して設定する必要があります。
サイトの移転を行うのであれば、古いドメインの全てのページに対して新しいドメインの方へ設定する必要があります。
こうする事でGoogleはサイト移転を行っているという事を認識するようです。


サブドメインも忘れずに

サイト内で301を設定しているページや、200(OKを意味する)を返すページが混在している場合はGoogleはその意図を理解できないようです。
Matt Cutts氏の話では、「サイト上で「ドメインを移転します」と言っているが、サブドメインに関しての設定を忘れているようなケースを良く見かける。」と述べています。


Search Consoleでも設定

Search Consoleの右上部の「歯車アイコン」をクリックし、「アドレス変更」をクリックするとサイト移転の設定方法を確認し、申請を行う事ができます。


期間に関しては、一度クロールするだけではGoogleはサイト移転を認識しませんので、ある程度時間が必要なようです。
通常は数週間~数ヶ月かかる場合もあるという事です。
サイト移転前の方は良くチェックしておくと良いと思います。




サイト移転時には、XMLサイトマップも忘れずに

Googleにウェブサイト内のページの存在を素早く認識してもらうには、XMLサイトマップは有効な手段です。
検索エンジンにウェブサイト内のページ構成を理解する際に、XMLサイトマップの記述も参考にします。新しいドメインにあわせてXMLサイトマップを作成し、Search Consoleに登録しておきましょう。


XMLサイトマップの役割については、「XMLサイトマップとは?検索エンジンロボットに効率よくページを巡回してもらう」で解説しています。




meta refreshタグを使ったリダイレクト

meta refresh以下のようなHTML記述で訪問者を指定ページへ転送させる方法です。

<meta http-equiv=”Refresh” content=”5; url=http://www.allegro-inc.com/” />

meta refreshをサイト移転に使用する事については、GoogleのJohn Mueller氏が以下のように回答しています。


– I’d strongly discourage from using a meta-refresh-type redirect for moving a site. If at all possible, use a 301 redirect. For example, you can’t use the change-of-address tool if you don’t use a 301 redirect. The W3C has also been discouraging meta-refresh-type redirects since over a decade ( http://www.w3.org/TR/WCAG10-CORE-TECHS/#auto-page-refresh ).


– If this is the only thing you can do, then it’s better than nothing. We realize that something things just aren’t easy everywhere, and our systems have to deal with that appropriately.


– Make sure to follow the rest of our site-move guidelines ( https://support.google.com/webmasters/answer/6033049 ), in particular don’t block the old URLs via robots.txt and make sure the “redirects” are on a per-URL basis (don’t redirect all old URLs to the new homepage, but rather to their new URLs).

Is the meta refresh set for 0 delay acceptable to use for site transfer in 2015


この回答によると、サイト移転時のmeta refreshを使ってリダイレクトは以下の理由で全くお奨めしないようです。

もし301が利用できずに手段としてmeta refreshしかない場合は、何もしないよりは良いでしょう。
全ての環境で301が利用できるわけではない事も理解しているので、Googleのシステムでは適切に処理する必要がある。


meta refrshでは、上記の発言のようにいくらか問題を抱えていそうです。
301リダイレクトは、移転元のページの評価を移転先に受け渡す効果があり、Googleのクローラーに適切にページ移転したというシグナルを伝える事ができます。




ウェブサイトの規模がそれなりに大きくなり、運営歴も長くなってくるとウェブサイトの構造を見直しが必要となるかもしれません。
リニューアルの際に確認すべき、「企業ブログ担当者向けSEOチェックリスト」の記事をご参照ください。



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野澤洋介
野澤洋介

この記事を書いた人

アレグロマーケティング代表

SEOツールのプロジェクト担当者でもあり、自社のSEO担当でもあります。
SEOは考え方はシンプルですが、いざ実践するとなかなか思うようにいきません。
当ブログでは、読者の方に成功も失敗も合わせて情報を共有し、同じような悩みを解決できればという思いで運営しています。

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