Google ペンギンアップデートまとめ ホワイトハットとブラックハット

2017年5月24日

penguin-koushin

ペンギン・アップデートとは、主にスパムを取り締まる為のGoogleのアルゴリズムの一つです。
スパムを行っているウェブサイトの評価を下げ、スパムを行っていないウェブサイトは結果的に評価が向上します。
※最新のペンギン・アップデートでは、リアルタイム更新となり、ウェブサイトの評価を下げるのではなく、スパムによる評価を減らす(おそらく無視する)といったきめ細かい対応がされるようです。


Googleは多くのアルゴリズムを使って検索順位付けを行っています。


ここではペンギン・アップデートに関する情報をまとめていきます。





ペンギン・アップデート4.0 リアルタイム更新に

Googleは2016年9月23日にペンギン・アップデートがコアアルゴリズムの一部になった事をアナウンスしました。
Penguin が Google のコア アルゴリズムの一部になりました
大きな改良点は以下の通りです。


(1) リアルタイム更新

今回のバージョンでは、リアルタイム更新に変更されるようです。


今まではペンギンによりスパムと判定されていたウェブサイトは、その後スパムリンクの削除や否認などを行ってもすぐに順位が回復するわけではなく、実際には次のデータ更新まで待つ必要がありました。
前回のアナウンスから2年近くも経過していますので、その期間スパム評価のまま運営しているウェブサイトもあれば、待ちきれずに一からドメインを取ってウェブサイトを運営していたサイトオーナーもいたはずです。


今回のバージョンからは、リアルタイム更新となり、検索結果に素早く反映されるようになります。そしてペンギン・アップデートに関しては今後Googleがアナウンスする事はなくなるようです。


影響はサイト全体?ページ単位?きめ細かい対応の意味とは

Search Engine Landの記事によると前回までのペンギンはサイト全体に影響するアルゴリズムでしたが、今回からはサイト全体、ページ単位、カテゴリ単位など影響の範囲がケースによって異なると推測されます。


GoogleのGary Illyes氏が以下のように発言しています。


これまでのウェブスパムアルゴリズムはサイト全体の評価を落としていました。このアップデートでは、ウェブサイトの評価を落とすというよりはスパムの価値を減らします。そしてリアルタイムでよりきめ細かい対応を行います。


Search Engine Landのページで、Gary Illyes氏との会話を記事にしています。
Google Penguin looks mostly at your link source, says Google


ペンギンはウェブスパムを対象としたアルゴリズム。ただし大部分はリンクスパムにフォーカスしている。
そして、リンク先のサイト(この場合自分のページ)ではなく、リンク元のサイトのシグナルを活用している。
実際に数日前にネガティブSEOのケースを見た。空のプロファイルページや、フォーラムページからのリンクが数百あったが、今回の新しいペンギンで無視されるようになっている。
無視されるからといって過剰に行えばマニュアルアクションチーム(手動ペナルティを行う部門)がより深く見ることになる。


ペンギン3.0で評価が下がったサイトの回復時期

ペンギン3.0でペンギンにスパム判定を受けていたウェブサイトは、スパムを完全に無くしていれば今回の4.0で回復するはずです。
GoogleのGary Illyes氏の発言では、今まさに実施中で完了まで数日かかるようです。(2016年9月28日の発言)



ペンギン4.0は最後のアップデート

ペンギン4.0以降はリアルタイムアップデートとなり、今後のリリースの予定はないとの事ですが、もちろん今後一切ペンギンに関する変更が無いという意味ではありません。
将来的に大きな変更があった場合には、何らかの形でアナウンスを行うようです。






ペンギン・アップデートのまとめ

検索クエリの12%に影響があったパンダ・アップデート程のインパクトはありませんが、はじめのペンギン・アップデートでは、検索クエリの3.1%~5%に影響したとされています。(2012年4月)
リンク販売を主軸としていたSEO業者はこの時期ぐらいから問題が大きくなり、現在では大分少なくなってきたと感じます。


「ペンギン」というネーミングの由来

「パンダ」はメインの開発者の名前を由来としていますが、「ペンギン」は開発者が白黒はっきりさせるという意味で名づけたと言われています。


以下、過去のアップデートです。


ペンギン・アップデート履歴と検索クエリへの影響

1回目 2012年4月24日 (3.1%の検索クエリに影響)


2回目 2012年5月26日 (0.1%の検索クエリに影響)


3回目 2012年10月5日 (0.3%の検索クエリに影響)


4回目 (ペンギン・アップデート2.0) 2013年5月22日 (2.3%の検索クエリに影響)


5回目 (ペンギン・アップデート2.1) 2013年10月4日(1%の検索クエリに影響)


6回目 (ペンギン・アップデート3.0) 2014年10月17日(1%以下の検索クエリに影響)

https://plus.google.com/u/0/+PierreFar/posts/NURBpsNpef4


7回目 (ペンギン・アップデート4.0) 2016年9月23日

コアアルゴリズムの一部となり、リアルタイム更新に変更。スパムのシグナルに基づいてランキングを調整するように改善された。




ペンギン・アップデートとは?Googleの意図

はじめてペンギン・アップデートが行われた際に、Googleは「良質なサイトをより高く評価するために」でその意図を明確にアナウンスしています。
ペンギン・アップデートの目的は、いわゆるブラックハットSEO(Googleの品質ガイドライン違反となるウェブスパム)の排除となります。


ここではブラックハットSEOとホワイトハットSEOの意味や、対策方法などを解説します。


ホワイトハットSEOとは?順位が改善するサイト

ホワイトハットSEOは、簡単に解釈するとウェブマスター向けガイドラインに違反しない SEOを行う事です。


特にこのウェブマスター向けガイドラインの、「品質に関するガイドライン – 具体的なガイドライン」の手法は、ペンギン・アルゴリズムによってスパムと判定されてしまう可能性があります。


ペンギン・アルゴリズムでは、スパムを検知するアルゴリズムとして作用し、スパムを行っているページ・ウェブサイトは順位が落ち、最悪のケースではウェブスパムチームのスタッフが該当するページやウェブサイトをインデックスから削除してしまう事もあります。


ホワイトハットSEOを行っているからといって、順位が上がるというものではありませんが、ブラックハットSEOを行っている競合ページの順位が下がれば相対的に評価される為、順位が上がる事はあります。


ホワイトハットSEOに関する記述

「良質なサイトをより高く評価するために」の中で、「ホワイトハットSEO」については以下のような施策と効果を説明しています。

ホワイトハット SEO(ウェブマスター向けガイドラインに違反しない SEO)は多くの場合、サイトの使い勝手の改善や、素晴らしいコンテンツ作成の助長、サイト表示の高速化など、ユーザーと検索エンジンの両方に良い効果をもたらします。

サイトをより魅力的にするような方法、工夫を考えることは検索エンジンにも、ソーシャルメディアにも非常に有効です。良質なサイトを制作することは、しばしばウェブ上のサイトの評判を向上させ、その結果より多くのサイトからのリンクの獲得や、多くのユーザーのサイト訪問をもたらすでしょう。

スパムを行わずに、質の高いウェブサイトを心がけるという事を意味します。


ブラックハットSEOとは?順位が落ちるサイト

品質に関するガイドラインに違反するスパム行為や過剰なSEOを対象に順位を下げています。


アルゴリズム抜け道をついたり、時間をかけずに順位やトラフィックの操作を目的とするが検索ユーザーへの利点がないものとしています。


品質に関するガイドラインで禁止している行為の中で主にリンクプログラムに関する部分が、ペンギン・アップデートに該当しそうです。
※コンテンツに関する品質部分はおそらくパンダで判定しているでしょう。
パンダやペンギンで判定していそうな重要な部分を抜粋しています。


  • コンテンツの自動生成
  • リンク プログラムへの参加
  • オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しないページの作成
  • クローキング
  • 不正なリダイレクト
  • 隠しテキストや隠しリンク
  • 誘導ページ
  • コンテンツの無断複製
  • 十分な付加価値のないアフィリエイト サイト
  • ページへのコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み
  • リッチ スニペット マークアップの悪用



以前はスパム行為を行うとウェブサイトの評価は下げられていた

ペンギンは既にリアルタイム更新となり、リンクスパムは無効化されます。リンクによってページランクを操作して自身のウェブサイトの評価を高める事は難しくなりました。それだけでなく、自身のライバルサイトにスパムリンクを大量に張り付け、ライバルサイトの評価を下げるようなネガティブSEO施策(そもそもGoogleは無意味と発言していますが)も無視され、評価に影響はないでしょう。


以前はペンギン・アップデートによってウェブサイト全体の評価が下がってしまっていましたが、現在はリンク単位で無視されるようになり、サイト全体の評価が下がるという事はなさそうです。
※しかし、過剰に行えばアルゴリズムによるマイナス評価でなくとも、Googleスタッフによる手動による対策(マニュアルアクション)によって評価が下がる事は当然あります。
検索ユーザーを第一に考え、ガイドラインに沿ったホワイトハットSEOを心がけてウェブサイトを運営していきましょう。



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野澤洋介
野澤洋介

この記事を書いた人

アレグロマーケティング代表

SEOツールのプロジェクト担当者でもあり、自社のSEO担当でもあります。
SEOは考え方はシンプルですが、いざ実践するとなかなか思うようにいきません。
当ブログでは、読者の方に成功も失敗も合わせて情報を共有し、同じような悩みを解決できればという思いで運営しています。

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