ローカルSEOとは?対策と効果

ローカルSEO
目次

ローカルSEOとは?

ローカルSEOとは、ローカルビジネスに関連する検索クエリに対して、GoogleやYahoo!の地図検索や通常のユニバーサル検索で自身のウェブサイトが正しく掲載されるように最適化する事を意味します。適切に設定が行われていれば、検索される機会が増え、更なるトラフィックが見込めます。

検索エンジンは検索クエリの意図にマッチした検索結果を検索ユーザーに提供します。
特に地域に関連する検索クエリの場合は、検索エンジンは検索ユーザーが今いる地域をIPアドレスから判定し、その地域の近辺の情報を検索ユーザーに提供します。

近くの店舗やサービスを地図で表示するGoogleのローカルパックやYahoo!ロコは、このような傾向を持つクエリの場合に表示されます。

ローカルパックとは?

ローカルパックとは、地域に関連するクエリを入力した際に、通常のGoogle検索(ユニバーサル検索)結果の一部に含まれる地図とビジネスの情報のリストです。Googleマップ検索から関連性の高いビジネス情報が掲載されます。検索結果に関連性の高いビジネス情報が3件まで表示されます。

ローカルパック
赤枠がローカルパック

Yahoo!ロコとは?

Yahoo!ロコとは、飲食店や美容室など様々なお店がネットで予約できる日本最大級の施設情報サイトです。グルメ、レストラン、サロン、ショッピング、レジャーなど多彩な施設の写真、クチコミ、クーポン、衛生対策情報などが閲覧できます

Googleのローカルパックのように地域と関連するクエリを入力した際に、通常の検索結果内に地図とビジネス情報のリストが表示されます。検索キーワードに対して関連性の高いビジネス情報が4件まで表示されます。

Yahoo!ロコ
赤枠がYahoo!ロコ

ローカルパック、Yahoo!ロコの掲載件数には上限がある

ローカルパックYahoo!ロコ
掲載件数34

掲載される件数には上限がある為、地域での競争が激しい場合には、関連性が高い順に表示され、それ以外はGoogleは「すべて表示」、Yahoo!は「続きを見る」をクリックした後の枠内で表示されます。つまり、掲載件数枠内で自身のビジネスを表示させるには、検索エンジンの評価基準を理解して最適化が必要となります。

同じクエリでも検索する位置によって結果が変わる

地域に関連するクエリは、検索ユーザーが検索する場所によって検索結果が変わります。以下の例は同じ「ジム」というクエリで、一方は「静岡県浜松市」、もう一方は「東京都墨田区」で検索した際の検索結果画面です。

当然ですが、浜松で検索すれば浜松周辺のジムの情報が表示され、墨田区で検索すれば墨田区周辺のジムの情報が表示されます。ローカルパックも含めて全体的な検索結果が地域に関連した内容に変化しています。地域に関連しないクエリの場合にはここまで極端な違いは表れません。

Google Location Changerというツールを使って地域情報を付与してGoogle検索を行っています。
興味のある方は英語ですが以下のページから無料で使用できます。

Google Location Changer

特定のビジネスクエリに関する特徴的な検索結果

特定のビジネスに関連するクエリの場合には、検索結果で表示されるパターンが異なります。ホテルや旅館を検索する場合や、レストランを検索する場合が該当します。

ローカルSEOとMEOとの違い

MEOはGoogleマップ検索の最適化を目的としています。Map Engine Optimization (和製英語のようです)の略と言われていますが、英語ではGoogle Maps Marketing や Google Maps Optimization と言われているのを見かけます。
ローカルパックはGoogleマップの情報を部分的に抽出して表示している為、基本的な施策は同じとなるでしょう。

ローカルSEOの最適化方法

Googleマイビジネスのヘルプによると、主に以下の項目を基準に評価していると記載されています。

  • 関連性
  • 距離
  • 知名度
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Google のローカル検索結果の掲載順位を改善する - Google マイビジネス ヘルプビジネスを管理 ユーザーが現在地付近の店舗や場所を検索すると、

ユニバーサル検索、ローカルパック、Yahoo!ロコともに上位に掲載される為には、以下の項目の最適化が必要となります。

被リンク評価

ウェブサイトの知名度も評価に考慮されます。具体的には以下のような方法があります。

  • 地元のニュースメディアに取り上げてもらう
  • 地元の賞に参加
  • 寄付やチャリティーへの参加
  • 地元のイベントへの参加

ソーシャルシグナル

FacebookやTwitterアカウント上の共有やフォローなどのエンゲージメントを増やすような活動も重要です。
各ソーシャルアカウントのプロフィールとウェブサイトを相互にリンクしましょう。

ウェブサイトの利便性

モバイルユーザーが利用するケースが多い為、モバイル対応ができているか、使いやすいウェブサイトとなっているか、表示速度に問題が無いかなどといった点を確認します。ウェブサイトのページが正しく表示されているかなども含めて、ウェブサイト全体を総合的に検査するには、SE RankingのサイトSEO検査が便利です。

サイトSEO検査
ウェブサイトの全てのページをスキャンしてSEOに関する問題点を検知

サイト内すべてのページの問題点を一括チェック・自動定期検査

コンテンツの最適化

検索ユーザーが必要な情報を含めたり、検索されそうなクエリや地名をタイトルや本文、見出しに含めるということも重要です。ただし、様々な地名に対応する為に、地名のみを変えた似たようなページを大量に作成する事は避けましょう。誘導ページ(ドアウェイページ)と呼ばれる手法で、Googleのガイドラインで禁止されています。

Googleのガイドラインに違反されている行為はスパムとみなされ、最悪検索インデックスから削除されてしまう事もあります。

構造化データでマークアップ

構造化データでマークアップによってクエリに関連するビジネスのカルーセル表示の可能性も高まります。例えば以下のような項目があります。

  • ローカルビジネス
  • 記事
  • レビュー
  • 商品

少なくともローカルビジネスの構造化データの対応は必須となるでしょう。

Google Developers
ローカル ビジネス  |  検索セントラル  |  Google Developers
ローカル ビジネス  |  検索セントラル  |  Google Developers
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NAP情報の統一

NAPとはName、Address、Phoneの頭文字をとった言葉です。
ウェブサイトやSNSなどインターネット上に掲載される情報のうち名前(Name)、住所(Address)、電話番号(Phone)の情報の形式は出来る限り統一してコントロールしましょう。

住所の建物名やハイフン、電話番号のハイフン表記、苗字と名前の間のスペースの有無などを確認してください。

Googleマイビジネスへの登録

Googleマイビジネスの登録はローカルSEOでは必須です。ウェブサイトが無い場合でも、Googleマイビジネスにだけは登録しておいた方が良いでしょう。

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登録後にハガキによる郵送などの認証手続きがあり、時間がかかります。

Googleマイビジネス内の順位指標と最適化項目

ビジネス名

正式な名称を入力。地名やキーワードは含めないでください。

NAPデータ

インターネット上に掲載されているビジネスや店舗の名前、住所、電話番号の情報は統一しましょう。Googleに正しく認識されるようになります。

説明文

関連するキーワードを含めた詳しい説明を提供しましょう。

カテゴリ

適切なカテゴリを選択してください。選択できるカテゴリが無い場合は、想定していたカテゴリに近い意味のカテゴリを選ぶか、Googleマイビジネス経由でGoogleに直接問合せをしてみましょう。

写真

少なくとも10件以上の写真が必要です。検索ユーザーに役立つ写真であれば多ければ多い程良いでしょう。

レビュー

顧客にレビューをお願いしましょう。可能ならキーワードも含めた文章でレビューをお願いします。レビュー、口コミに対してはそれが悪い評価であってもきちんと返信しましょう。

レビューの評価件数と評価の度合は強いランキングファクターのようです。

ビジネスサイテーション

Yelp上でのビジネスリスティングへの登録などが代表的です。
日本では、Yahoo!プレイスやiタウンページ、gooタウンページなどがあります。
登録する場合にはNAP情報は統一し、出来るだけ詳しい情報を提供しましょう。

特にYahoo!プレイスはYahoo!検索結果のYahoo!ロコにも掲載される為、登録は必須となるでしょう。

この他、競合サイトの被リンク状況を調査して、競合がサイテーションに使用しているカタログ、カテゴリサイトをリストアップしましょう。リストアップしたカタログ、カテゴリサイトに自身のウェブサイトも掲載します。

有料ですが、SE Rankingの被リンクチェッカーを活用すれば、競合サイトの被リンク状況を調査する事ができます。

被リンクチェッカー

定期的な投稿・更新

定期的な投稿やメッセージの送信の他、質問に対する回答も怠らないようにしましょう。

検索ユーザーとの距離

検索ユーザーと店舗の場所の距離は、ランキング要素の一つです。この項目の最適化はできません。

CTR

クリック率もランキングに影響します。電話をかけるボタンなど、適切なボタンを設置する事で改善が可能です。

  • 電話番号の記載
  • 投稿で適切なボタン設置
  • 商品で適切なボタン設置

ローカルパックへの掲載状況を把握する方法

SE Rankingの検索順位ツールは、デスクトップやモバイル検索順位を取得する事ができます。更に、特定の地域における検索順位の取得にも対応しています。無料で2週間利用可能なトライアルアカウントでお試しください。

手順は以下の通りです。

  1. サインアップ(登録)
  2. 新規プロジェクトをアカウントへ追加
  3. プロジェクトへキーワードを追加
  4. プロジェクトへ検索エンジンや地域を追加
  5. 手順に沿って設定を完了させる
  6. ローカルパックの掲載状況を確認

ローカルパック掲載状況の調査手順

STEP
サインアップ(登録)

こちらのページからアカウントを作成する事ができます。詳しくは以下の導入手順をご覧ください。

サインアップ(登録)

STEP
新規プロジェクトをアカウントへ追加

新しいプロジェクトを追加するには、ご利用のSE Rankingアカウントへログインして、以下の手順に沿って操作を行います。

新規プロジェクトをアカウントへ追加

STEP
プロジェクトへキーワードを追加

キーワード (または クエリ) とは人々が必要な情報を探す際に検索エンジンに入力する単語または複数単語の文字列で構成される検索語を意味します。検索されたいキーワードをこの画面で調べながら追加しましょう。

キーワードサジェスト ボタンを使用すると、実際によく使用されている検索キーワードが、検索ボリューム(月間検索回数)とともに表示されます。

プロジェクトへキーワードを追加

STEP
プロジェクトへ検索エンジンや地域を追加

Googleを選択して、日本を選択し、特定の地域を指定します。ローカルパックの順位追跡も可能ですので、Googleマップに表示されるビジネス名や電話番号もこの画面で追加しておきましょう。詳しくは以下のページをご覧ください。

検索エンジンと地域の設定

STEP
手順に沿って設定を完了させる

以降は手順に沿って設定を完了させます。検索順位の取得完了後に、ダッシュボード画面の左メニュー内「検索順位」をクリックします。

ダッシュボード
ダッシュボード画面
STEP
ローカルパックの掲載状況を確認

青いピンマークアイコンが表示されていれば、登録したウェブサイトが該当する検索キーワードでローカルパックに掲載されている事を意味します。

SERP要素のローカルパックアイコン
青いピンマークアイコンはローカルパックに掲載されている状態

灰色のアイコンは、ローカルパック枠はあるものの、登録したウェブサイトは掲載されていない状況を意味します。
アイコンすら表示されていない場合は、そもそもその検索キーワードではローカルパックは表示されていません。

大量の検索キーワードを登録している場合は、画面右上の「フィルタ」ボタンをクリックして、SERP要素のプルダウンを選択すると、ローカルパックやホテルパックに掲載されているキーワードで絞り込む事ができます。

検索順位セクション SERP要素のローカルパックアイコン
ローカルパックの掲載状況を確認

最適化できていないクエリがある場合には、ウェブサイト上のコンテンツやGoogleマイビジネス、その他外部リソースなどを通して最適化しましょう。また、最適化後の定期的な状況のチェックも重要です。ここまでで説明してきた最適化項目を見直しながら、ウェブサイトやGoogleマイビジネスを運用していきましょう。

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この記事を書いた人

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著書:「最強の効果を生みだす 新しいSEOの教科書」(技術評論社)

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