nofollow属性とは?

2015年11月22日

Googleが順位を決定付ける指標のうちの一つに「ページランク」というものがあります。


ページランクはリンクを通して他のページへ渡りますが、特定のページに対してページランクを流さないようにするには、aタグにnofollow属性をつけます。(またはmetaタグを使います。)
ここではnofollow属性の具体的な使い方について解説します。




nofollow属性とは?

個々のリンクに対してnofollow属性をつけることで、Googleのクローラーがそのリンクを辿らないように制御する事ができます。
つまり、そのページのページランクやアンカーテキスト評価はnofollow属性をつけたリンク先のページには転送されません。
個々のリンクにnofollow属性指定するには以下のように記述します。


個々のリンクに対してnofollow設定

<a href=”特定のページや外部サイトのURL” rel=”nofollow”>サインイン</a>

ページ上の全ての発リンクに対して検索エンジンのクローラーがリンクを辿らないようにする方法もあります。
ページの<head>内に以下の記述を追加すると、そのページに到達した検索エンジンのクローラーは、そのページにある全てのリンクを辿らないように制御できます。


ページ内のリンク全てにnofollow設定

<meta name=”robots” content=”nofollow” />

実際に活用する前に、GoogleのSearch Consoleヘルプの説明も見ておきましょう。
特定のリンクに対して rel=”nofollow” を使用する




nofollow属性の使い方

数年前まではページランクが重要視されていた為にリンク販売業者によるリンク販売が横行していました。現在では、ペンギン・アップデートにより品質の低いリンクを多く集めたり、有料の被リンクを張り付けている場合はページの評価に悪影響を及ぼします。


信頼できないコンテンツへのリンク ブログのコメントスパムなど

ブログを運営していて、第三者のコメントとリンクを許可している場合には、リンク付きのコメントスパム被害に合うケースもあります。
リンク付きのコメントスパムは放置すると、検索エンジンによりそのブログ自体の質が低いと判断される事もあります。
このような場合には、コメント欄のリンクには予めnofollow属性を付与するように設定しておく必要があります。


※第三者でも投稿できるWikipediaや、YouTube、Twitter、Facebookなどのソーシャルメディアでは張りつけたリンクに対して自動的にnofollowが付与されています。
その為ページランクを操作するスパムリンクも含めて直接的なリンクの価値は全て無効化されています。


広告リンクの為のnofollow

SEO目的で広告やカテゴリ登録自体のリンクを増やすという事も、最近では通用しなくなっています。
今まではページランクの高い影響力のあるメディアに対して広告出稿をすると、自社サイトにもページランクが流れますので検索順位にも影響していました。


現在ではGoogleは、バナー広告や、記事広告は、nofollow属性をつけることを推奨しています。こうする事により、ページランクが受け渡されなくなり、公平なページの順位付けがされます。
つまり、カテゴリ登録や有料広告は既に大手のメディアではnofollowがつけられている為、バックリンクの効果はありません。
nofollowが無い広告については、Googleの取り締まりによって今後無効化される可能性があります。




nofollow属性自体がページの評価を落とすことはない?


ウェブマスターの動画で、以下のような質問がありましたので紹介します。

SEO目的ではなく、トラフィック増加の為にリンクを構築しています。
もしこれらのリンクがnofollow属性であれば、Googleのペナルティを受ける事はないか?
nofollow属性によってサイトの評価が落ちる事はあるか?


この質問に対して、Matt Cutts氏が以下のように回答しています。


基本的にnofollow属性によってサイトの評価を傷つける事はない。
ただし、もし過剰に複数のブログのコメントを利用してリンクをつけた場合、
(それがnofollow属性であっても)ブログの運営者が迷惑していれば、スパムレポートを受ける事で手動によるペナルティを行う事もあります。
検索エンジンや人を騙すような行為、意図的に操作するような行為はペナルティの対象となります。


サイト内リンクの場合のnofollowの使い方

サイト内リンクの場合のnofollow使い方について、Matt Cutts氏が言及しています。


サイト内のリンクであればnofollowを付ける必要はないでしょう。
サイト内のページでGoogleボットが辿れるようにしたいし、ページランクも流したい。


ログインページや規約のページなど、あなたがあまり公開する価値はないと思われるようなページに対してnofollowを使ったとしてもサイトの評価を傷つける事はありません。
だからといって、Googleボットがそのページをクロールしたからといって評価を傷つける事もありません。


サイト内リンクの場合は、特定のページを検索結果から出したくないといった特殊な理由が無い限りはnofollowを使う必要はありません。


外部サイトへのリンクに対してのnofollowの使い方

例えば第三者コメントを残せるようなサイトの場合は、スパマーがスパムリンクを張り付ける可能性があるので、信用できるユーザー以外はnofollowを使ったりなどの対処ができます。そうする事によってスパマーがページランクを悪用する事を防げます。




nofollow属性の誤った使い方

2009年以前は、nofollow属性を活用したページランクスカルプティングといったテクニックは一般的でした。
例えばウェブサイトのトップページから下層の5ページに対してそれぞれリンクを張った場合には、当初のページランクの仕様でトップページを10と評価すると、各ページ2ずつ評価を均等配分する事になります。


ページランクの流れ
均等に配分される

2009年より前の仕様では3ページにnofollowを指定すると、残りの2ページで10の評価を均等配分するので5ずつ分け合う事になります。


2009年6月のMatt Cutts氏の発言では、配分の仕組みが変わり、nofollowをつけていてもリンクの数分均等にページランクは流れ、nofollowを指定しているページに対してはページランクの評価を捨ててしまう仕様に変更されたようです。
※Search Engine LandのDanny Sullivan氏の記事


PageRank Sculpting Gets Depreciated

So today at SMX Advanced, sculpting was being discussed, and then Matt Cutts dropped a bomb shell that it no longer works to help flow more PageRank to the unblocked pages. Again — and being really simplistic here — if you have $10 in authority to spend on those ten links, and you block 5 of them, the other 5 aren’t going to get $2 each. They’re still getting $1. It’s just that the other $5 you thought you were saving is now going to waste.


ページランクの仕組みは以下のように変わりましたので、ページランクの流れを気にして外部サイトへのリンクに全てnofollowをつけたり、ウェブサイト内のページランクの配分を操作したりといった事は無意味となりました。
今でもこのようなページランクスカルプティングを行っているのであれば、評価を捨てているだけですので修正した方が良いかもしれませんね。


2009年より前のnofollowの評価

2009年より前のnofollow評価

2009年以降のnofollowの評価

2009年以降のnofollow評価



外部サイトからのリンクにnofollowが付いている場合

外部サイトからの被リンクにnofollow属性がついている場合は、ページランクは引き継がれません。
質の高いコンテンツ作成を行って、そのページで獲得できているリンクの種類や、外部サイトからのリンクの質を確認する場合は、SEOツールSpresseoの被リンクチェック機能が便利です。
nofollow属性の有無以外にもアンカーテキストや、リンク元、ターゲットページ、国、被リンクの品質、画像リンクか、テキストリンクかなど多くの要素でチェックする事ができます。


Spresseo被リンクチェック機能


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野澤洋介

この記事を書いた人

アレグロマーケティング代表取締役 野澤洋介

SEOは考え方はシンプルですが、いざ実践するとなかなか思うようにいきません。
当ブログでは、読者の方に成功も失敗も合わせて情報を共有し、同じような悩みを解決できればという思いで運営しています。


著書:「最強の効果を生みだす 新しいSEOの教科書」(技術評論社)

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