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JPEG XL(.jxl)はGoogle画像検索・Discoverで未対応|公式ドキュメントの対応形式とサイト運営者の対処

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導入:何が起きたか・なぜ重要か

Google の John Mueller(ジョン・ミューラー)氏が、新しい画像形式「JPEG XL(拡張子 .jxl)」について「現時点では Google 画像検索や Discover のプレビューには対応していない」と Bluesky 上で述べた、と Search Engine Roundtable が2026年10月23日(米国東部時間)に報じています(出典:JPEG XL Image Format Not Supported By Google Images & Google Discover)。

画像が検索結果や Discover に表示されるかどうかには、ブラウザが表示できるかだけでなく「Google がその形式をインデックスできるか」が関わります。画像検索からの流入や Discover のカード表示を重視する日本のメディア・EC サイトにとって、画像フォーマットの選択は無視できない技術判断です。本記事では、2026年10月25日時点で確認できた一次情報を整理し、実務上の対処をまとめます。

何が述べられたか(報道と投稿内容)

Mueller 氏の Bluesky 投稿(2026年10月15日 13:26 UTC)は、原文で次のように述べています(2026年10月25日時点で投稿を直接取得し確認)。

FWIW if you’re hoping to get images shown in Google Images & as previews in Discover, etc – JPEG-XL is currently not supported

(出典:John Mueller 氏の Bluesky 投稿)

投稿の末尾には Google 検索セントラルの「対応している画像形式」セクションへのリンクが添えられています。なお報道では、Glenn Gabe(グレン・ゲイブ)氏が「一部の .jxl ファイルが Google 画像検索にインデックスされているように見える」と X 上で指摘したことも紹介されています(出典:JPEG XL Image Format Not Supported By Google Images & Google Discover)。ただしこれは第三者の観察であり、Google が公式に認めた事実ではありません。

公式ドキュメントとの関係:対応形式に JPEG XL は含まれていない

Google 検索セントラルの「Google 画像検索 SEO ベスト プラクティス」は、対応する画像形式を次のように明記しています。

Google 検索は、img の src 属性で参照される、次のファイル形式の画像をサポートしています: BMP、GIF、JPEG、PNG、WebP、SVG、AVIF。

(出典:Google 画像検索 SEO ベスト プラクティス)

2026年10月25日時点で、英語版ページ(最終更新 2026-03-02 UTC)、日本語版ページ(最終更新 2026-03-03 UTC)のいずれにも JPEG XL や .jxl の記載はありません(出典:Google image SEO best practices)。つまり Mueller 氏の発言は新しい方針の発表ではなく、既存の公式ドキュメントの内容を改めて示したものと読むのが妥当です。

同ページには「ファイル名の拡張子をファイル形式に一致させるのもおすすめです」という記述もあります(出典:Google 画像検索 SEO ベスト プラクティス)。拡張子を .jpg に変えただけの JPEG XL ファイルは形式としては JPEG XL のままなので、対応形式に含まれるとは考えにくい点にも留意してください(この点は公式の明記ではなく、ドキュメントの記述からの筆者の解釈です)。

形式Google 画像検索の対応(2026年10月25日時点)
JPEG / PNG / GIF / BMP対応(従来形式)
WebP / AVIF対応(高圧縮形式)
SVG対応(ベクター画像向け)
JPEG XL(.jxl)公式ドキュメントに記載なし(Mueller 氏が「未対応」と発言)

Discover に表示される画像の要件

Discover のプレビュー画像についても、Google は公式ドキュメントで要件を示しています。コンテンツに「幅 1,200 ピクセル以上」「合計 30 万ピクセル超の高解像度」「16:9 のアスペクト比」の魅力的な画像を含め、max-image-preview:large の robots meta 設定か AMP を使って大きな画像の表示を許可することが推奨されています(出典:Discover and your website、最終更新 2026-03-09 UTC)。

この Discover のページには画像形式の記載はありませんが、Mueller 氏の投稿が画像検索と Discover のプレビューを並べて言及していることから、Discover 向けの画像も対応形式に揃えておくのが無難だと筆者は考えます(公式ドキュメントに Discover の画像形式の明記はありません)。Discover の仕組みと掲載要件は、当サイトのGoogle Discoverの仕組みと掲載要件・最適化のベストプラクティス解説でも解説しています。

JPEG XL とは何か(簡単に)

JPEG XL は、ISO/IEC 18181 として標準化された画像符号化方式です。標準化団体 JPEG の公式ページによれば、既存の JPEG ファイルを劣化なしで JPEG XL に変換(トランスコード)して元のファイルに復元できること、非可逆・可逆の両方の符号化に対応すること、プログレッシブ表示や広色域・HDR・高ビット深度に対応することが特徴として挙げられています(出典:JPEG – JPEG XL)。技術的には魅力的ですが、ウェブで使うには「ブラウザが表示できるか」と「検索エンジンがインデックスできるか」の両方が揃う必要があり、後者について Google は現時点で対応を明言していません。

日本のサイト運営者がやること

1. 検索・Discover 流入を狙う画像は対応形式で配信する

商品画像、記事のアイキャッチ、図解など、画像検索や Discover に表示させたい画像は、公式ドキュメントに記載のある形式で img の src に指定してください。圧縮効率を重視するなら、Google の対応形式に含まれる WebP や AVIF が現実的な選択肢です。

2. <picture> で JPEG XL を使う場合もフォールバックを対応形式にする

JPEG XL を試したい場合、<picture> 要素の <source type="image/jxl"> で提供し、<img src> には JPEG や WebP などの対応形式を置く構成が考えられます。公式ドキュメントが「img の src 属性で参照される画像」を対象としている以上、src を対応形式にしておくことが最低条件です。<picture> 内の .jxl ソースを Google がどう扱うかについては公式の明記がありません。

3. 既存の .jxl 画像を棚卸しする

すでに .jxl で配信している画像がある場合は、重要な画像から対応形式に差し替える(または src を対応形式に戻す)ことを検討してください。元の JPEG から劣化なしで JPEG XL に変換した画像であれば、仕様上は元の JPEG に復元できる設計です。

4. Discover 向けの画像要件を満たす

Discover を狙う記事では、幅 1,200px 以上・16:9 の画像を用意し、max-image-preview:large を robots meta で指定する(または AMP を使う)という公式の要件を満たしてください。形式が対応していても、サイズや設定の条件を満たさなければ大きなプレビューは表示されません。

5. 公式ドキュメントを判断基準にする

「一部の .jxl がインデックスされている」という観察は公式の保証ではありません。SEO の意思決定は公式ドキュメントの対応形式を基準に行うのが安全です。Google がどのファイル形式を扱えるかという観点では、Google検索はPDFをどう扱うのか|公式ポッドキャストが語ったHTML変換・落とし穴・更新時の注意点もあわせて参考にしてください。

まとめ

  • Google の John Mueller 氏は Bluesky で「JPEG XL は現時点で未対応」と述べ、公式ドキュメントの対応形式セクションにリンクしました(2026年10月15日 UTC の投稿を確認)。
  • Google 検索セントラルの「Google 画像検索 SEO ベスト プラクティス」が示す対応形式は BMP、GIF、JPEG、PNG、WebP、SVG、AVIF で、JPEG XL は記載されていません(2026年10月25日時点)。
  • img の src は対応形式(WebP や AVIF を含む)にし、Discover 向けには幅 1,200px 以上・max-image-preview:large の要件も満たすのが実務上の基本です。公式ドキュメントに追記されるまでは、JPEG XL を SEO 目的の主力形式にしないのが堅実な判断です。

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この記事を書いた人

SEOは考え方はシンプルですが、いざ実践するとなかなか思うようにいきません。
当ブログでは、読者の方に成功も失敗も合わせて情報を共有し、同じような悩みを解決できればという思いで運営しています。
【著書】
「分析が導く 最新SEOプラクティカルガイド」(2022年5月27日発売 技術評論社)
「最強の効果を生みだす 新しいSEOの教科書」(2017年9月20日発売 技術評論社)

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