検索キーワードに表示されるnot providedとは?Googleアナリティクス

2016年4月27日

not providedとはGoogleアナリティクスのオーガニック検索キーワードに表示される文言でキーワードデータが提供されていない事を意味します。
現在のGoogleは、検索ユーザーのプライバシーを守る目的で検索サービスも含めて全てのサービスでSSLで通信を暗号化しています。Google以外でも、Yahoo!Japan、BingなどのSSLを導入している検索エンジン経由で訪問してきた検索ユーザーのクエリは今後Googleアナリティクスでは判別できなくなります。


Googleアナリティクスのオーガニック検索キーワードで表示されるこの「not provided」は、2012年7月時点で当サイトでは、オーガニック検索の40%近くの訪問数が「not provided」となってしまっています。2013年1月時点では、45%に、更に2013年9月時点では、90%以上が「not provided」となっています。
2014年10月以降には検索順位の評価指標にhttpsが加わり、これにあわせてGoogleのほぼ全てのサービスにSSLが導入され、100%に近い形でGoogleのオーガニック検索キーワードが「not provided」となっています。


not provided




「not provided」の意味とその正体

Googleは、Googleアカウントでログインしているユーザーが検索する際に検索ユーザーのプライバシーを守る目的でSSLで通信を暗号化しています。

SSL鍵

2013年9月の時点では、ログインをしていない状態でもSSLが適用されております。現時点ではほぼ全てのGoogleユーザーの検索キーワードは「not provided」となってしまい、見る事ができません
(ほぼ全てというのは、まだ一部なんらかの環境要因で、SSLが適応されないユーザーがいるという事です。)。
このような状況がしばらく続き、Googleアナリティクスのランディングページを見てキーワードを推測していくか、当時のウェブマスターツールでキーワードのみに焦点を絞って(LPはわからなかった為)推測していくしかページ単位でのキーワード集客を確認する方法がありませんでした。


もちろん複合キーワードも含め多くのキーワードによるコンビネーションで検索されているでしょうから、推測するにしても一つに絞ることは難しく、ページに対して、オーガニック検索の訪問数自体が数件しかない場合は、判別が困難でした。




not providedを解決するSearch Consoleの検索アナリティクス

2015年5月にGoogle ウェブマスター向け公式ブログで「検索アナリティクス」についてアナウンスがありました。


検索アナリティクスの登場により、ようやくnot providedのキーワードが何なのか確認できるようになりました。
簡単にご紹介します。


not providedのキーワードをページ個別に確認する方法

Search Consoleのダッシュボード画面の左メニューの「検索トラフィック」をクリックして、「検索アナリティクス」を選択します。


「表示回数」と「クリック数」にチェックを付け、「ページ」を選択します。


調べたいページのURLをクリックし、「クエリ」のラジオボタンを選択します。


このようにページごとに集客できたキーワードの他に、検索結果に表示されたのにクリックされなかったキーワードも表示されます。

検索アナリティクス

SEOの方法は再びキーワードを重視する方向に向くのではないかと個人的には推測します。作業は大変ですけどね。。。




Yahoo!Japanでも常時SSLに対応

Yahoo!Japanでも「2016年4月から2017年3月にかけて、Yahoo! JAPANトップページやYahoo!ニュースを含むすべてのサービスにおいて常時SSL(AOSSL)に対応いたします。」とアナウンスがありました。


段階的に移行するようなので2017年3月時点ではほぼ全てのキーワードが「not provided」になると推測されます。
※当ブログにおける2016/4/1~/4/27時点のYahoo!Japanのオーガニック検索トラフィック「not provided」の比率は、4.65%ですので今の所は大きな影響はありません。


Yahoo!Japanのnot provided比率

Yahoo!Japanからの流入比率が高いウェブサイトの場合には、検索で使用されるキーワードが全くわからなくなってしまう事が予測されます。
特にYahoo!JapanではGoogleのSearch Consoleに相当するツールが提供されていませんので、この場合にはGoogleアナリティクスでnot provideと表示される箇所のランディングページをもとにキーワードを推測していく方法しかありません。


ランディングページからnot providedのキーワードを推測する手順

以下の手順で確認しましょう。


  • Google Analyticsの左メニュー「集客」⇒「キャンペーン」⇒「オーガニック検索キーワード」をクリック
  • 表示される表の中から「(not provided)」をクリック
  • 表の上部に表示される「プライマリディメンション」項目の「その他」をクリックして、「集客」の中の「ランディングページ」をクリック

上記の操作でランディングページをもとにコンテンツページごとの集客状況やキーワードを推測していくことができます。




not providedを分析して、SEO向きのキーワードを発掘

not providedで隠れていたキーワードは、タイトルやコンテンツ強化に結びつける事ができます。
例えば順位が10位~20位で表示回数が多いキーワードをフォーカスして最適化していったり、テールワードを分析して最適化されていないキーワードをタイトルに追加したり、テールワードを意識してコンテンツを補足していくなどが考えられます。


SEOを行う場合にはキーワード選定はとても重要な意味を持ちます。
このブログでも実践して効果を出しているキーワード選定と管理の方法については、「SEOキーワード選定のコツと1ページで意識するキーワード数」で解説しています。



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野澤洋介

この記事を書いた人

アレグロマーケティング代表取締役 野澤洋介

SEOは考え方はシンプルですが、いざ実践するとなかなか思うようにいきません。
当ブログでは、読者の方に成功も失敗も合わせて情報を共有し、同じような悩みを解決できればという思いで運営しています。


著書:「最強の効果を生みだす 新しいSEOの教科書」(技術評論社)

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