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パンダ・アップデートとは?🐼

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パンダアップデートとは?

パンダアップデートとは、ペンギンアップデート(🐧)と同様に有名なアルゴリズムの一つで、コンテンツの品質を判断して低品質コンテンツの評価を下げます。(高品質のコンテンツは相対的に高い評価を得られます。)
最初にパンダ・アルゴリズムを導入時には、検索順位に大きな影響を与え、世界中のウェブサイトの順位が変動しました。

パンダのイメージ

このページではパンダ・アップデートについてのGoogleの発言や、履歴をまとめています。

「パンダ」というネーミングの由来

「パンダ」という名前の由来は動物からではなく、開発の中心人物であるNavneet Panda氏の名前から来ています。

パンダ・アップデートはコアアルゴリズムの一部に

2016年1月のGoogleのGary Illyes氏のツイートによると、パンダアップデートはコアアルゴリズムの一部という位置づけになっている事が明らかになっています。

また、Googleのスポークスマンも同様の発言をしています。

“Panda is an algorithm that’s applied to sites overall and has become one of our core ranking signals. It measures the quality of a site, which you can read more about in our guidelines. Panda allows Google to take quality into account and adjust ranking accordingly.”

nderstanding Google Panda: Definitive Algo Guide for SEOs

コアアルゴリズムとは?

コアアルゴリズムについては、GoogleのAndrey Lipattsev氏によって説明されています。

パンダは機能性についてはほとんどアップデートの必要はなく、時間の経過とともに以前程変化する事はおそらく無いでしょう。そして、今後はアルゴリズムの処理においてどのように検知させるかが重要です。私達はまだこれが実験的なもので、しばらく稼働させ、どのくらいの期間続けるのかは不明な状態とするのか、或いはページランクのようにアルゴリズムの一つとして、少なくとも近い将来には常に利用できる状態にし、その後コアアルゴリズムの特定の文脈でそれは呼び出されるかもしれません。

Google Explains What It Means To Be Part Of The “Core” Algorithm

コアアルゴリズムとそれ以外のアルゴリズムの意味合い

車のエンジンに例えて説明されています。

昔はエンジンにスターターというものがなく、運転手が車のフロントに行って、ツールを使ってエンジンを稼動させていました。

現在のエンジンの中にスターターが組み込まれて改良されています。

つまり利便性が向上し、本質的には変化はありません。

ウェブマスターにとって見ればはこのような事は無関係なので、より重要な事に取り組んで欲しい。

Google Explains What It Means To Be Part Of The “Core” Algorithm

パンダ・アップデートのまとめ

コンテンツの良し悪しを見分ける

パンダ・アップデートは、コンテンツの良し悪しを見分けるアルゴリズムです。低品質なコンテンツのランキングを下げ、逆に高品質のコンテンツをより評価するようになります。

高品質のコンテンツについては、「More guidance on building high-quality sites」(英語)で解説されています。

重複するコンテンツが大量にあった場合などには注意が必要ですが、サイト全体でどの程度重複コンテンツが存在すると順位に影響してしまうかなどはわかっていません。Google側では特にそのような数値は無いと発言しています。

パンダはウェブサイト全体(ホストネーム)に影響する

GoogleのGary Illyes氏の発言によると、「パンダ」はページレベルでデータを収集し、ホストレベルでサイトに影響を与えるようです。ページ単位でインパクトを与えるペンギンとは異なるようです。

Google Panda & Penguin: The Page Level Differences

GoogleのJohn Muller氏も同様の説明をしています。薄いコンテンツに関連する問題は、ページ単位というよりは、ウェブサイト全体に影響するようです。そしてページの品質を判断する為の指標に文字数は無関係なようです。AIの技術が発展してきた現在のGoogleであれば、より本質的な情報を見つける事ができます。

低品質のコンテンツとは

1回目のアナウンスでは、低品質のコンテンツについて、「役に立たないコンテンツや、外部サイトからのコピーを行うサイトなど」とされています。

高品質のコンテンツとは

1回目のアナウンスでは、高品質のコンテンツについて、「研究や詳細なレポート、詳しい分析結果を含むオリジナルコンテンツやオリジナルの情報など」とされています。

Coati アルゴリズム

パンダは後継のCoatiアルゴリズムに切り替わり、その後コアアップデートの一部となったようです。

日本国内へのアナウンス

2012年は日本でもパンダ・アップデートが行われました。

2012年7月17日に日本と韓国を対象にパンダアップデートを行うと発表。(日本の検索クエリで5%の影響。)

日本のウェブマスター向け公式ブログでも同日(時差はありますが)発表されています。
Google 検索が、高品質なサイトをよりよく評価するようになりました

2012年10月23日にも同じく日本のウェブマスター向け公式ブログでパンダアップデートを行うと発表しました。(日本の検索クエリで5%の影響。)

独自コンテンツをより高く評価するために

パンダアップデートによる低品質コンテンツ判定からの回復方法

高品質のコンテンツを増やし、低品質のコンテンツをなくす事が重要

パンダにより、ウェブサイトが低く評価されている(と思われる)場合には、まず第一に全体のコンテンツの質を見直し、高品質コンテンツとなるように改善していく必要があります。

次に場合によっては低品質のコンテンツ自体の削除をすすめるケースもあります。

低品質コンテンツの削除(剪定)については、Google社員によっても意見が分かれるようで、Gary Illyes氏の発言では、この方法ではパンダの低評価から回復する事ができないとSMX Eastで発言しています。

一方で2017年10月31日のEnglish Google Webmaster Central office-hours hangout(英語)のJohn Mueller氏の発言によると、まずはコンテンツの改善が最も良い方法と述べています。

ただし、低品質コンテンツや自動生成コンテンツが大量に存在している場合は、多少はコンテンツの品質改善に取り組めるかもしれませんが全てのページで改善する事は難しい為、このような場合には低品質コンテンツを削除し、404、noindexを使ってクリーンにするという手法は有効なようです。

パンダ・アップデートの更新履歴

  • パンダ・アップデート1
    2011年2月24日 Panda 1.0(クエリの11.8%に影響。US国内の英語のみ)
  • パンダ・アップデート2
    2011年4月11日 Panda 2.0(クエリの2%に影響。英語圏で実施)
  • パンダ・アップデート3
    2011年5月10日 (アナウンスなし)
  • パンダ・アップデート4
    2011年6月16日 (アナウンスなし)
  • パンダ・アップデート5
    2011年7月23日 (アナウンスなし)
  • パンダ・アップデート6
    2011年8月12日 (クエリの6~9%に影響。英語圏以外の多くの言語)
  • パンダ・アップデート7
    2011年9月28日 (アナウンスなし)
  • パンダ・アップデート8
    2011年10月19日 Panda 3.0(クエリの2%に影響。遅れてアナウンス)
  • パンダ・アップデート9
    2011年11月18日 (クエリの1%以下に影響。)
  • パンダ・アップデート10
    2012年1月18日 (アナウンスなし)
  • パンダ・アップデート11
    2012年2月27日 (アナウンスなし)
  • パンダ・アップデート12
    2012年3月23日 (クエリの1.6%に影響。)
  • パンダ・アップデート13
    2012年4月19日 (アナウンスなし)
  • パンダ・アップデート14
    2012年4月27日 (アナウンスなし)
  • パンダ・アップデート15
    2012年6月9日 (クエリの1%に影響。遅れてアナウンス)
  • パンダ・アップデート16
    2012年6月25日 (クエリの1%に影響。)
  • パンダ・アップデート17
    2012年6月24日 (クエリの1%に影響。)
  • パンダ・アップデート18
    2012年8月20日 (クエリの1%に影響。遅れてアナウンス)
  • パンダ・アップデート19
    2012年9月18日 (クエリの0.7%以下の影響。)
  • パンダ・アップデート20
    2012年9月27日 (英語クエリの2.4%の影響。遅れてアナウンス)
  • パンダ・アップデート21
    2012年11月5日 (英語クエリの1.1%に影響。全世界で0.4%の影響)
  • パンダ・アップデート22
    2012年11月21日 (英語クエリの0.8%に影響。)
  • パンダ・アップデート23
    2012年12月21日 (英語クエリの1.3%に影響。)
  • パンダ・アップデート24
    2013年1月22日 (英語クエリの1.2%に影響。)
  • パンダ・アップデート25
    2013年3月15日
  • パンダ・アップデート26
    2013年7月18日
  • パンダ・アップデート27
    2014年5月20日 Panda 4.0(英語クエリの7.5%に影響)
  • パンダ・アップデート28
    2014年9月25日 Panda 4.1(3~5%のクエリに影響)
  • パンダ・アップデート29
    2015年7月18日 Panda 4.2 ゆるやかに実施(2~3%のクエリに影響)

コンテンツの質がSEOでは最も重要

当ブログではロングテールSEOを実践しながらウェブサイトのトラフィックを向上させて来ていますが、ある一定までページ数が増えてからメンテナンスの重要性に気がつかされました。

パンダ・アップデートは記事の質を見分けるアルゴリズムの為、古く薄い記事では競合となる質の高いコンテンツが現れれば簡単に順位が落ちてしまいます。
また、ページ数を増やす事ばかりに意識が働くとメンテナンスが疎かになります。

現在では既存のコンテンツの中で古い記事、情報が薄い記事にトピックを追加して補足したり、詳しい解説を含めたり、実践結果を含めるなどの強化を行い、トラフィックを向上させています。

トラフィック推移

当ブログで意識しているコンテンツの質について、以下の記事にまとめています。参考までにご覧ください。

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この記事を書いた人

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