ハミングバード・アルゴリズムとは?


2013年9月26日の「Search Engine Land」の記事で、ハミングバードアルゴリズムについてGoogleの関係者へのインタビューが公開されています。原文は以下となります。


FAQ: All About The New Google “Hummingbird” Algorithm




Hummingbird(ハミングバード)アルゴリズムとは?

Googleは新しい検索アルゴリズムを既に導入しています。要約すると以下のような内容となります。


検索アルゴリズムとは?

数十億のウェブページとそれらが持つ情報を並べ替え、最も良いアンサーと思われるものを検索結果に表示させる技術です。


Hummingbird(ハミングバード)とは?

Googleが使用する検索結果の向上を目的とした新しい検索アルゴリズムの名前です。


これによりページランクアルゴリズムは死んだ?

いいえ。ページランクは200以上ある指標の一つで、ハミングバードの処理に関連しています。


なぜハミングバードと言う名前をつけたか?

Googleが言うには、正確で速いという事のようです。


いつハミングバードはスタートしたか?

1ヶ月ぐらい前から既にスタートしていて、9/26にアナウンスされました。


ハミングバードの導入は何を意味するか?

1950年代の車を思い浮かべて欲しい。素晴らしいエンジンだったかもしれないが、燃料噴射や、無鉛ガソリンなど欠けていた部分もあったかもしれない。
Googleがハミングバードに切り替えたのは、古いエンジンから新しいエンジンにしたようなものです。
切り替えが素早かった為、誰も気がつかなかったのだと思う。


このようにアルゴリズムを大きく入れ替えたのはいつ以来?

2010年のカフェインアップデートは非常に大きな変更でした。あの時は、情報のソート(並べ替え)というよりは、Googleが情報を効率よく集める事(インデクシング)を手助けするものでした。
GoogleのサーチチーフAmit Singhal氏曰く、(おそらく)2001年に彼がはじめてGoogleに参加した時が劇的にアルゴリズムを変更した日だったとの事。


このアルゴリズム変更で、ペンギン、パンダやその他のアップデートも変更されているか?

パンダペンギン、他のアップデートは古いアルゴリズムの部分は変更されています。全ての部分で完全に修正されているわけではありません。もう一度エンジンの話を思い浮かべてください。
これらの修正は、エンジンに新しいオイルフィルターやポンプが付けられて改良されたようなものです。
ハミングバードは新しいエンジンなので、ペンギンやパンダのように古いパーツのいくつかを同じように使い続けています。


新しいエンジンは古いパーツを使用している?

“はい”とも”いいえ”とも言えます。いくつかのパーツは完全に良く動作しているので、投げ捨ててしまう理由がありません。他のパートはしばしば修正されている。
Googleが言うには、ハミングバードは既存と新規のパーツの両方をもとに組み込まれている新しいエンジンです。
10年前のニーズの為に作られたというよりは、今日の検索需要を満たす為の方法として、オーガナイズされています。


ハミングバードはどんな新しい検索活動の手助けをするか?

カンバセーショナルサーチ(会話的な検索)は、一つ大きな例となります。口頭で検索する時に、人々にとってもっとも役立つ情報を見つけます。


以下は例文です。
“What’s the closest place to buy the iPhone 5s to my home?”
「iPhone 5sを購入するのに、自宅から最も近い場所は?」


以前の検索エンジンの場合は、単語にマッチしたものにフォーカスしていました。つまり、”buy”、”iPhone 5s”に関して言っているページを探していた。
ハミングバードは、言葉の裏側にある意味に関してフォーカスしています。
例えば自宅の実際の位置に関して更に理解するかもしれないし、placeがブリックアンドモルタル的な店を探しているといった意味ととらえられるかもしれない。
“iPhone 5s”が、あるストアで取り扱われている電子デバイスのあるタイプであるという事まで理解するかもしれない。
これらの意味を知る事で、単純にキーワードにマッチしたページを探す以上の事を手助けするかもしれません。


特にハミングバードは特有の言葉ではなく、クエリの各ワードに更に注意を払っていて、クエリ全て(全ての文章、会話、意味)を考慮している。
その目的は、2、3の言葉とページをマッチさせるより、意味とページをより良くマッチさせる事です。


既にカンバセーショナルサーチは導入されていると思っていたが?

ナレッジグラフの中でのみ行われていた。
ハミングバードは、この技術をウェブ上にまたがる数十億のページに適応する為に設計されています。


Befor Afterの資料はありますか?

Googleの説明では以下の通りです。
“acid reflux prescription”(呑酸の処方)で検索した際には、以前はこのような薬に関するページをリストアップしていました。
これ自体は病気を治療する最も良い方法というわけではありません。
現在では、一般的な治療方法に関する情報や、必要であれば薬に関しても含めてこのようなページが結果に表示されます。
“pay your bills through citizens bank and trust bank”で検索した際は、以前はCitizens Bankのホームページが表示されていましたが、現在は、支払いに関する特定のページが返されます。
“pizza hut calories per slice”で検索すると以前はこのようなページ(ピザハットのページではありませんが)が返されましたが、現在は、ピザハット自体のページからこのページが返されます。


Googleのユーザビリティを悪くする可能性はないか?

ほとんどないでしょう。良くなったともいえないが、Googleの検索結果が突然悪くなったといったようなユーザーの不満はないようです。
悪くなった時は人々は不平を言うが、改良された場合は気がつかない。


ハミングバードによってSEOは死んだ?

いいえ。Googleが言うには新しい、以前と異なるSEOや運営者が心配するようなものは何も無い。ガイドは以前と同様で、オリジナルで高い品質のコンテンツを作ることです。 過去に重要とされていたシグナルはそのままです。
ハミングバードはGoogleがそれらを新しく、より良い方法で処理するようにしているだけです。


ハミングバードでGoogleのトラフィックを失う事はあるか?

もし過去数ヶ月で何も問題なければ、ハミングバードによる影響はないでしょう。
一ヶ月前にスタートしているので、もし問題が起きてきているのであればその可能性もある。


運営者から、順位を落としたといった大きな不満はありません。単語としての順位ではなく、複雑なクエリーに関する順位に関しての改良となり、大きなトラフィックの変遷を引き起こすことになるでしょう。


トラフィックを失った場合?

ハミングバードの可能性もあるし、他のアルゴリズムの可能性もあります。原因を知る方法はない。




日本でも遅かれ早かれハミングバードは導入されますが、今の所大きな動きは見えてきません。
ふと考えて見ると、Googleで文章や質問のような形で検索する事は私自身はほとんどありません。ただ、スマホ上で音声検索する際はイメージがわきます。
デバイスが変わってくると、検索の仕方も変わって来ます。このような検索が一般的になってくると、確かにトラフィックにも徐々に影響していく可能性は高いでしょう。



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野澤洋介

この記事を書いた人

アレグロマーケティング代表取締役 野澤洋介

SEOは考え方はシンプルですが、いざ実践するとなかなか思うようにいきません。
当ブログでは、読者の方に成功も失敗も合わせて情報を共有し、同じような悩みを解決できればという思いで運営しています。


著書:「最強の効果を生みだす 新しいSEOの教科書」(技術評論社)



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