XMLサイトマップの作成・登録・更新手順を解説

2016年12月1日
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XMLサイトマップとは、ウェブサイト内の各ページのURLや優先度、最終更新日、更新頻度などを記述したXML形式のファイルです。通常はsitemap.xmlというファイルをウェブサイトのトップディレクトリにアップロードします。


どんな効果があるの?

検索エンジンはクローラーと呼ばれる巡回ロボットによって、ウェブ上の多くのコンテンツを取得しています。
このクローラーはリンクを辿って巡回する方法が一般的ですが、XMLサイトマップがあればそれも参考にしてウェブサイト内の各ページを巡回します。


XMLサイトマップはウェブサイトの状態を検索エンジンに知らせる重要な役割を持ち、以下のケースでは有用です。

  • 公開したてのウェブサイト
  • 規模の大きなウェブサイト
  • 複雑なリンク階層構造を持つウェブサイト
  • 常時SSLサイト移行
  • モバイル対応サイトでPC向けとスマホ向けのURLが異なる場合




XMLサイトマップの意味と重要性

ウェブサイトでHTMLで記述するサイトマップページとは異なります。


HTMLのサイトマップとXMLサイトマップの違い

ウェブサイト上のHTML形式のサイトマップページは主に訪問者にウェブサイトの全体像を理解してもらい適切に誘導する為に使用しますが、
XMLサイトマップ検索エンジンのロボット向けに記述します。


検索エンジンクローラーの巡回経路

あなたのページが検索エンジンに巡回される為の道筋は3種類あります。


  • 外部ページからのリンクを辿ってくる
  • 検索エンジンに巡回をリクエストする
  • XMLサイトマップをアップロードしてSearch Consoleに登録する

検索エンジンは上記の方法以外ではあなたのウェブサイトを見つける事ができません。


外部からのリンクを辿ってくる方法の場合は、リンクが張られ検索エンジンがそのリンクを発見して巡回してくるまでに時間がかかります。検索エンジンに巡回をリクエストするという方法は必ずしもすぐに巡回されるわけではありません。


一方でXMLサイトマップを定期更新し、Search Consoleに登録しておけば、検索エンジンはXMLサイトマップに記述されているウェブサイトの情報を把握し、巡回しにきます。


XMLサイトマップを作成するという事は、他の2つの方法よりも巡回をコントロールする事ができ、検索エンジンにとっても効率的に巡回できるメリットがあります。


Search ConsoleにXMLサイトマップを登録

ウェブサイト内のページの増減や、ページの内容が更新される度にXMLサイトマップを更新して検索エンジンに通知する事で、巡回ロボットであるクローラーにページの存在を正しく認識させる事ができます。




SEOにおけるXMLサイトマップの利点・効果とは?

XMLサイトマップはSEOの際に考慮する要素の一つです。それ自体は検索順位には直接影響しませんが、正しいXMLサイトマップを作成する事でインデックスの処理時間が短縮されるという効果があります。
コンテンツ作成後や既存コンテンツの更新後に素早く検索結果に掲載される為にはXMLサイトマップも更新しましょう。
※Mozの記事で実際に検証した記事を見つけました。
https://moz.com/blog/do-sitemaps-effect-crawlers


The experiment was to see if submitting a Sitemap to Google and Yahoo would decrease the time it took Google to crawl and index the page. The results for this blog were amazing! When a Sitemap was submitted the average time it took for the bot to visit the new post was 14 minutes for Google and 245 minutes for Yahoo. When no Sitemap was submitted and the bot had to crawl to the post, it took 1375 minutes for Google and 1773 for Yahoo. The averages were calculated on 12 different posts, 6 with Sitemaps being submitted, and 6 with the Sitemaps not being submitted.

この記事によると、テストの条件は以下の通りです。


XMLサイトマップの検証環境

  • 週に2~3記事を作成しているWordPresseのブログ
  • 「Google XML Sitemaps Generator」のプラグインを使用
  • XMLサイトマップを記事を作成したり更新したりする度にXMLサイトマップを更新してGoogleに通知
  • 12の投稿で6つはサイトマップを送信、残りの6つはサイトマップを送信しない場合のクローラーが訪問するまでの平均時間

XMLサイトマップの効果

XMLサイトマップの通知が無い場合ではGoogleがクロールしてくるまでに1375分かかっていたが、XMLサイトマップを作成してGoogleに通知した場合には14分まで短縮されたようです。


1375分 : XMLサイトマップ 通知なし

14分
XMLサイトマップ 通知あり

実際にこのブログでもXMLサイトマップを定期的に更新していますが、記事の更新や新規作成後1時間もかからずにインデックスされる事もあります。


XMLサイトマップが役立つウェブサイト

GoogleのSearch Consoleのヘルプ「サイトマップについて」に記述があるように、次のような場合に役立ちます。


ウェブサイトの規模が大きい

ページ数が膨大にあるようなウェブサイトの場合は、新しいコンテンツを作成してもクローラーが巡回しきれない場合があります。
XMLサイトマップで追加されたページを見てクローラーは巡回します。


サイト内でリンクされていないページがある

検索エンジンはリンクを辿ってクロールしますので、どこからもリンクされていないページがあればインデックスされる事はありません。
XMLサイトマップのリストにそのURLが記述されていれば、クロールの対象となります。


新しいウェブサイト

ウェブサイトを立ち上げた際には、一度このXMLサイトマップを登録しておきましょう。基本的にはその後放置していても、検索エンジンがリンクを辿って各ページを登録していきます。
ページ数が多くなると検索エンジンがクロールする際の優先順位が難しくなり、追加したページがインデックスされにくくなりますので、その際は再びこのXMLサイトマップを活用していくと良いでしょう。


頻繁に記事を追加・更新するウェブサイト

インデックスが遅れれば遅れる程、ランキングの変化要因を推定する事が難しくなっていきます。
タイトルの変更や、コンテンツの質の改善などを行った場合には、同じタイミングでXMLサイトマップも更新しておくと素早く検索エンジンに通知する事ができます。




XMLサイトマップの役割と検索エンジンの動き

ここでは、XMLサイトマップの役割とどのように検索エンジンに認識されてクロール処理されるかについて解説します。


XMLサイトマップが無い場合

xmlサイトマップなし

検索エンジンから見ると、XMLサイトマップ無しのウェブサイトはこのように見えているかもしれません。リンクで辿れるページのみインデックスされている場合もあります。大規模なサイトで深いリンク階層、ディレクトリ階層のページを更新した際にも検索エンジンのクローラーが到達できずになかなかインデックスされないようなケースも考えられます。


XMLサイトマップを設置すると?

xmlサイトマップあり

XMLサイトマップ有りのウェブサイトならリンクで辿れるページはもちろん、深い階層に位置するページでもクローラーにページの存在、重要度、更新情報を示す事ができます。


XMLサイトマップは画像や動画の情報も含める事ができる

Googleの場合は特殊なXMLサイトマップを利用する事ができます。
画像や動画を多く使用しているウェブサイトの場合は、サイトマップ内に画像や動画の情報も含めると、一般の検索以外にも、画像検索、動画検索結果に表示されやすくなります。


動画は、文字、画像以上に表現できますが、検索エンジンには動画の内容がわかりません。
検索エンジンに認識してもらうには、動画サイトマップに情報を含めておきましょう。


Googleは、動画コンテンツの取得に力を入れていて、Search Console(旧ウェブマスターツール)上で動画サイトマップを登録する事ができます。
詳しくは、「動画サイトマップの作成
動画サイトマップは、動画に関する情報をsitemap.xmlに含めてSearch Console上で登録します。



ページ情報や画像情報と同様に既存のXMLサイトマップに動画情報を含める方法と、動画専用のXMLサイトマップを作成する方法があります。
どちらでも効果に違いは無さそうですので管理しやすい方法を選択しましょう。




XMLサイトマップの作り方と書式

ここでは、XMLサイトマップの記述例やルールについてまとめます。


XMLサイトマップのフォーマット例

ファイル名はsitemap.xmlでなくても問題無いようです。


当サイトの場合はディレクトリのトップにsitemap.xmlというファイルがあります。
view-source:https://www.allegro-inc.com/sitemap.xml




XMLサイトマップ書き方 書式と記述内容

sitemaps.orgの定義では、XMLサイトマップでは以下のような記述ルールとなります。


  • <?xml version=’1.0′ encoding=’UTF-8′?>
    xml versionと文字コードUTF8を指定します。

  • <urlset>
    必須項目です。ファイルの他のタグを囲み、現在のプロトコル標準を参照します。
    (例 : <urlset xmlns=”http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9″>

  • <url>
    必須項目です。各URLエントリの親タグで、loc、lastmod、changefreq、priorityをこのタグ内にセットします。

  • <loc>
    必須項目です。ページのURLを記述します(上限値2,048 文字)。
    ウェブ サーバーによっては、http/httpsなどのプロトコルから始めた絶対パスで記述し、末尾にスラッシュを含める必要があります。

  • <lastmod>
    任意の項目ですが、ここは正確に最終更新日の記述を行うとクロールの優先度が高くなります。この日付は W3C Datetime形式で記述します。必要な場合は、時刻の部分を省略して YYYY-MM-DD の形式で記述することもできます。

  • <changefreq>
    任意の項目です。更新頻度ですが、情報が不正確な場合はクローラーは無視するようです。正確に記述してあってもあくまで参考値として活用されます。
    • always
      アクセスするたびに変わるページ
    • hourly
      1時間更新
    • daily
      毎日更新
    • weekly
      毎週更新
    • monthly
      毎月更新
    • yearly
      毎年更新
    • never
      更新しない

  • <priority>
    任意の項目です。優先度は順位には影響しませんが、クローラーに重要なページを知らせる事ができます。ただしこちらも正確に記述しなければクローラーに無視されます。

上記のタグを使用して記述していくと、次のような記述となります。


XMLサイトマップのタグ記述例

<?xml version=’1.0′ encoding=’UTF-8′?>
<!– generator=”Inspyder Sitemap Creator” –>
<urlset xmlns=”http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9″>
<url>
<loc>http://www.example.com</loc>
<lastmod>2007-01-01</lastmod>
<changefreq>monthly</changefreq>
<priority>0.6</priority>
</url>
</urlset>


動画サイトマップの書き方

Google developersにガイドラインが掲載されています。(テキストブラウザ云々は既に古い情報なので省きました。)


  • 動画を埋め込んだページのURL、再生プレイヤーのURL(SWF ファイルなど再生プレーヤーの URL)、動画ファイルそのもの(FLV ファイルなど動画ファイルの URL)のいずれかを指定。Googleが上記のURLで動画コンテンツを見つけられなければこれらのエントリは無視されます。

  • 各URLエントリには、以下の情報が必須です。

    • Title
    • Description
    • 再生ページURL
    • サムネイルURL
    • 動画ファイルそのものURL、または再生プレイヤーのURL

  • 各サイトマップファイルは50,000動画までで、それ以上の動画コンテンツがある場合は、サイトマップファイルを分割して、サイトマップインデックスファイルを作り送信します。オプションタグを追加した場合は、ファイルサイズの制限も確認する必要があります。(圧縮しない状態で50MBまで)

  • Googleがクロールできる動画ファイル
    .mpg, .mpeg, .mp4, .m4v, .mov, .wmv, .asf, .avi, .ra, .ram, .rm, .flv, .swf.
    全てのファイルはHTTPでアクセスできる状態にします。
    メタファイルを使用したストリーミングプロトコル経由の再生はサポートされていないようです。

  • サイトマップで指定したファイルをrobots.txtでブロックしていないか確認します。
    (ページURL、動画URL、サムネイルURLなど)

動画サイトマップの内容

動画コンテンツを含むページのURLなどサイトマップに含めるべき必須タグがいくつかあります。

タグ必須項目内容
<loc>必須

動画コンテンツを含むページのURL
動画検索でランクインした際に表示され、クリックした検索ユーザーをここで指定したページに誘導します。

ランディングページに複数の動画コンテンツを含む場合は、一つの<loc>内に動画コンテンツごとに<video:video>要素を含めます。(動画コンテンツごとに<loc>タグを使用しないようにしましょう。)

<video:video>必須

動画に関する情報をこのタグでくくります。

<video:thumbnail_loc>必須

動画サムネイル画像のURLを記述。
最小:160×90 px
最大:1920×1080 px
.jpg, .png, or. gifフォーマット推奨

<video:title>必須

動画のタイトル。
最大100文字(試していませんがもしかするとダブルバイトだと半分の文字数かもしれません。)

<video:description>必須

動画の説明。最大2048文字(こちらもダブルバイトなら半分かもしれません。)

<video:content_loc>状況に応じて

少なくとも<video:player_loc>か、<video:content_loc>のどちらかを指定します。

動画ファイルそのもののURLを指定。.mpg, .mpeg,
.mp4, .m4v, .mov, .wmv, .asf, .avi, .ra, .ram, .rm, .flv等のフォーマット

ファイルを指定する事で、Googleが動画サムネイルと動画のプレビューを生成し、動画の確認の手助けにもなります。

<video:player_loc>状況に応じて

少なくとも<video:player_loc>か、<video:content_loc>のどちらかを指定します。

特定の動画の再生プレイヤーのURLを指定。
通常は<embed>src要素の情報。<loc>タグの情報と同じではありません。

オプション:allow_embed
allow_embed=”yes”とすると、Googleの検索結果の動画埋め込みを許可します。noは許可しない。

<video:duration>任意

動画の長さ(秒)
0~28800(8時間)まで指定可能

<video:expiration_date>任意

動画の利用期限の日付け
W3C format
「YYYY-MM-DD」か、「YYYY-MM-DDThh:mm:ss+TZD」形式
期限がなければこの情報は含めない

<video:rating>任意

動画のレイティング
小数点で0.0~5.0まで

<video:view_count>任意

ビュー数(閲覧数)

<video:publication_date>任意

最初の公開日
W3C format
YYYY-MM-DDまたは、YYYY-MM-DDThh:mm:ss+TZD形式


より詳しくは、Sitemaps(英語)で確認できます。




XMLサイトマップ作成時に注意すべき点

XMLサイトマップはウェブサイトの状況に応じて作成しなければなりません。URLの正規化や、複数のサイトマップ作成時の注意点をまとめます。


サイトマップファイルの文字エンコード

UTF-8で作成する必要があります。
サイトマップに使用できるのは ASCII 文字のみ。URLなどのデータ値では、次の文字にエンティティのエスケープコードを使用しなければならない。


文字 エスケープ コード
アンパサンド & &amp;
一重引用符 &apos;
二重引用符 &quot;
不等記号(より大) > &gt;
不等記号(より小) < &lt;

XMLサイトマップのURLはwwwあり、なしを統一する

まだURLの正規化をされていない場合は、評価が分散しないようにURLの正規化を先に行っておきましょう。
URLの正規化方法とlink rel=”canonical”タグの使い方


モバイル対応サイトでPC向けとスマホ向けのURLが異なる場合

この場合HTMLではPC用ページに「link rel=”alternate”」でモバイル用ページを指定し、モバイル用ページには「link rel=”canonical”」でPC用ページを指定します。
※レスポンシブデザインの場合は不要です。


サイトマップには「rel=”alternate”」でモバイルページのURLを指定した記述を追記します。
詳しくはGoogleの解説ページをご参照ください。
https://developers.google.com/webmasters/mobile-sites/mobile-seo/configurations/separate-urls?hl=ja


例えばPCページが「http://www.example.com」で、それに対応するモバイルページが「http://m.example.com」なら以下のように記述していきます。

<url> <loc>http://www.example.com</loc> <xhtml:link rel="alternate" media="only screen and (max-width: 640px)" href="http://m.example.com" /> </url>

良くある誤った指定のケースでは、PC向け各ページ全てがalternateでスマホページのトップぺージを指定しているケースです。
逆にスマホ対応の全ページのcanonicalがPC向けのトップページを指定してしまっているケースも見かけます。
どちらも必ず対応するページのURLを指定します。


Sitemap Creatorでは、モバイル、PC双方の記述が正しければ自動的に検知してXMLサイトマップを記述します。


URLの個数や、サイズ容量の制限を超える場合はサイトマップを分割する

50,000URLを超える場合や、圧縮しない状態で50 MBを超えるファイルサイズの場合は、XMLサイトマップを分割し、複数のサイトマップを束ねるサイトマップインデックスファイルを作成する必要があります。
サイトマップファイルはgzip 形式で圧縮する事でサーバー負荷をいくらか軽減できるようです。


※もともとは10 MBの制限でした。2016/11/30にGoogle、Bingともにサイトマップのファイルサイズは圧縮しない状態で50 MBまでに増えたとアナウンスされています。



サイトマップインデックスファイルの書き方

  • <sitemapindex>タグから始め、</sitemapindex>タグで閉じる
  • 各サイトマップに<sitemap>をXML親タグとして含める
  • <sitemap>に子エントリとして<loc>を含める
  • 最終更新日の<lastmod>はオプションで利用可

サイトマップインデックスファイル例

<?xml version=”1.0″ encoding=”UTF-8″?> <sitemapindex xmlns=”http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9″> <sitemap> <loc>http://www.example.com/sitemap1.xml</loc> <lastmod>2015-12-01T18:23:17+00:00</lastmod> </sitemap> <sitemap> <loc>http://www.example.com/sitemap2.xml</loc> <lastmod>2015-11-21</lastmod> </sitemap> </sitemapindex>

※XMLサイトマップ作成ソフトのSitemap Creatorはサイトマップの分割とインデックスファイルの作成、gzip圧縮にも対応しています。


※さすがに上記のようなルールや各値を確認して毎回手作業で編集するわけにもいきませんので、ツールで自動化する方法がおすすめです。




優先度はページの重要度ではない?XMLサイトマップで良くある誤った認識

XMLサイトマップは、イメージ・ビデオサイトマップ拡張や、優先度、更新頻度、最終更新日等の情報を含める事ができます。
これらの情報にはそれぞれ意味がありますが、誤解も広まっているようです。


  • 優先度設定は検索順位の上位表示と関連があるか?
  • CSSやJavaScriptも含めるべきか?
  • XMLサイトマップに含めるべきページを含めていなかった場合
  • XMLサイトマップから特定のページを削除した場合
  • ROR(ror.xml)サイトマップは必要?
  • Google Newsサイトマップは必要?
  • 画像・動画サイトマップはページURLを含めずに作成できるか?

優先度設定は検索順位の上位表示と関連があるか?

優先度を高く設定すると、検索結果の順位が自然と高くなると誤って認識される方も多いようです。
実際検索エンジンはPriority値を使用しますが、サイト内にあるページの中でPriority値の高いページのインデックスを優先します。他のウェブサイトとの順位には影響はありません。


尚、サイトマップに含める全てのページの優先度を1.0(最高)に設定したとしても全てのページのインデックスの優先度が増すわけではありません。ここで記述する値は相対的に処理されますので、全てが1.0であれば検索エンジンから見れば全て同等と解釈されます。


CSSやJavaScriptも含めるべきか?

CSSやJavaScriptをサイトマップに含めてもインデックスはされないようです。
Googleがインデックスしないファイルをサイトマップに追加しても、クロールスピードを低下させる以外に何も起こりません。GoogleはそれらのURLにアクセスするかもしれませんが、ファイル自体はインデックスできないと判断するでしょう。
(といってもrobots.txtでブロックをするというのは間違いです。ブロックしてしまうと検索順位に悪影響がでてしまう事もあります。)


Googleの手間を省き、重要なファイルのみをサイトマップに含めましょう。


イメージ(画像)やビデオ(動画)コンテンツは拡張部分として追記できます。
Googleは、イメージ、ビデオサイトマップ拡張を発表し、サイトマップにこれらを意図的に含める事ができます。
ただし注意点としては、検索エンジン利用者が実際に探されるようなコンテンツのみを含めましょう。ナビゲーションやデザイン画像(背景やボタン)等は含めないようにし、適切で正確なメタデータ(title、description)を含めます。


XMLサイトマップに含めるべきページを含めていなかった場合

XMLサイトマップはGoogleにあなたのウェブサイトの内容を知らせるロードマップのようなものです。
XMLサイトマップにウェブサイト内のいくつかのページが含まれていなかった場合でも、何回かクロールされるうちに途中でリンクを辿って漏れのあったページを辿る事はできます。
特定のURLのインデックスを拒否したい場合はnoindexメタタグを使用します。


XMLサイトマップから特定のページを削除した場合

一度XMLサイトマップに含めているページを、数ヶ月後に不要になった為、XMLサイトマップからURLを削除した場合でも、GoogleはそのXMLサイトマップを見てそのページをインデックスから削除する事はありません。404のレスポンスコードを返していれば、次回クロール時にGoogleが判断して、しばらくしてインデックスから削除する事はあります。


ROR(ror.xml)サイトマップは必要?

RORは”Resource of Resources”を意味し、必須のサイトマップ形式とされていましたが、知る限りではROR形式を使用している検索エンジンはありません。


Google Newsサイトマップは必要?

Google News Sitemapフォーマットは、Google News上に含まれるウェブサイトに対してのみ有効です。
ブログや企業サイトの場合には適切ではありません。
詳しくは以下のGoogleウェブサイトをご確認ください。


Google ニュースサイトマップの作成


イメージ・ビデオサイトマップはページURLを含めずに作成できるか?

ページURLを含めずにXMLサイトマップを作成する方法はありません。
イメージ・ビデオサイトマップ拡張は、通常のフォーマットに情報を追加する形式となります。つまりページ情報の下に追記されます。
Googleは、あなたのウェブサイト上のページに特定の画像、動画ファイルが含まれているかどうかを知る必要があり、そうする事で検索ユーザーが動画、画像を探している際に検索ユーザーをどこへ誘導するかがわかります。




XMLサイトマップのアップロード場所(ディレクトリの位置)と登録

Google独自のルールもありますが、基本的にはsitemaps.orgのルールを守ると良いでしょう。


XMLサイトマップのアップロード場所

sitemaps.orgではXMLサイトマップのアップロード場所をトップディレクトリ(第1階層)とし、ドメインと同一のURLリストである必要があるようです。
※「sitemaps.org よくある質問」参照。


Googleでは、クロスサブミッションが行える為、Search Consoleが認識できれば位置はどこでも良いようです。
別ドメインのサイトマップファイルなど複数のサイトマップファイルを1つの場所で管理する事もできます。
※「Sitemaps FAQs」参照。


Google、Yahoo!、Bing検索エンジン登録

Yahoo!JapanではGoogleの検索エンジンを採用している為、GoogleのSearch Consoleに登録されていれば特に何もする必要はありません。


GoogleのSearch Consoleに登録

sitemap.xmlを作成して、サーバー上にアップロードしたら、検索エンジンにsitemap.xmlをクロールしてもらうために管理ツールに登録する必要があります。(各ツールを使用するにはID登録が必要です。)
Search ConsoleへのXMLサイトマップ登録方法は、「Search Consoleの設定とXMLサイトマップの登録・送信方法」をご参照ください。


Bing Webmaster Centerに登録

Google:「Google Search Console
Bing Search:「Bing Webmaster Center


XMLサイトマップとRSSフィードはセットで考える

Search Consoleでのサイトマップの登録は、XMLサイトマップの他にRSSフィードも登録しておく事をおすすめします。
※CMSをご利用の場合はRSS/Atomフィードの機能が付属していと思いますので、ご確認ください。
XMLサイトマップはウェブサイト全体の巡回効率を上げ、RSSフィードはコンテンツの新規追加や、既存のコンテンツの大きなメンテナンス等の最新の情報を検索エンジンに伝えて素早くインデックスさせる事に役立ちます。
詳しくは、「XMLサイトマップとRSS/Atomフィードの組み合わせ」をご参照ください。




ページの追加・更新時にXMLサイトマップも更新 おすすめツール

Google等の検索エンジンのクローラーはXMLサイトマップを参考にウェブサイト内のページを巡回します。
全てのページが一回でクロールされるわけではなく、クロールバジェットという予めあなたのウェブサイトの規模に応じて割り当てられたリソースの範囲でクロールします。


その為、新しくウェブページを追加した際や、既存のページに補足や大幅な情報の追加を行った際には、優先的にクロールされるようにXMLサイトマップの最終更新日を最新に書き換える事で素早く検索結果に反映させることができます。


XMLサイトマップの更新を放置すると?

RSSフィードもXMLサイトマップも放置してしまっていると、追加、修正したページがいつまでたっても検索結果に反映されないといった事が起こりえます。
ページの修正・更新と同じ頻度でXMLサイトマップを更新できると理想的です。


XMLサイトマップの更新、管理の自動化はSitemap Creatorというツールを使うと便利です。


XMLサイトマップ作成ツール

Sitemap Creatorは定期的にウェブサイトを巡回し、ページの修正や新規ページを自動的に発見してXMLサイトマップを定期更新します。
FTP設定をしておけば自動的にアップロードし、各検索エンジンに通知まで行ってくれる為、人の手がかからず効率的です。


Sitemap Creatorはデスクトップにインストールするタイプのソフトです。
プラグインで管理されている方はこのようなソフトは不要と思われるかもしれませんが、複数のウェブサイトを管理し、異なるCMSや静的ページをお持ちの場合はXMLサイトマップの管理が煩雑になります。
Sitemap Creatorならウェブサイト数ページ数の制限が無い為、大規模なウェブサイトでも効率的に一元管理する事ができます。


無料のプラグインでは、バグや仕様によって不適切なXMLサイトマップを生成してしまう事もありますが、Sitemap Creatorでは現在の所不具合も無く、サポートも安心です。
仮に不具合がある場合には技術的に可能な範囲でアップデータ修正を行います。


XMLサイトマップ自動生成ツール



Sitemap Creator設定手順

まず無料体験版で事前設定を行います。以下のページの「無料体験版のダウンロード」ボタンをクリックして、手順に沿ってプログラムをダウンロードし、インストールします。
※無料版は25ページの制限があり、スケジュール設定などの自動化機能は利用できません。


XMLサイトマップを簡単に作成でき、自動管理まで行う

XMLサイトマップ作成ソフト Sitemap Creator

Sitemap CreatorはXMLサイトマップ作成ツールです。
ウェブサイトを巡回し、自動でXMLサイトマップを作成し、更に検索エンジンへの通知まで行います。



Sitemap Creatorの初期設定

Sitemap Creatorを起動したら、左上の「ファイル」メニューから「新規プロジェクト」をクリックし、プロジェクト名を任意で設定します。


次に「ルートURL:」の入力欄にあなたのウェブサイトのドメインを入力します。
※http / httpsを正しく入力します。


sitemap creato ルートURL入力

「Go」ボタンをクリックすると、ウェブサイトを巡回します。
無料版は25ページの制限がありますが、それ以内ならしばらくするとクロールが完了します。


サイトマップ生成の設定

「サイトマップ」ボタンをクリックすると、サイトマップ作成設定と生成を行います。
基本的にはデフォルトのままでも問題ありません。
※このページの前半で解説したGzip圧縮やサイトマップ分割、画像、モバイル、動画サイトマップなどの設定をここで行います。


FTP設定

FTP設定を行っておき、「サイトマップをサーバーへアップロード」にチェックしておけば、ワンクリックでサイトマップの生成とアップロードを実行します。


サイトマップ生成と設定

有償版では、自動化設定を行う事で複数のウェブサイトの巡回、サイトマップの生成、アップロード、Ping送信(検索エンジンへの通知)を全て自動化できます。
基本的には、一度設定すればその後は何もする必要がなく、作業時間を大幅に短縮できます。




クローラーを使う事でウェブサイトの問題点を発見できる場合もあります

Sitemap Creatorユーザーからの最も多い問い合わせの一つに、「クロールログが蓄積され続け、巡回が完了しない」といったケースがあります。


これは未来の日付も表示するようなCMSのカレンダー機能を活用していたり、パラメータ付きURLを自動的に生成しているものなどが原因となります。
ウェブサイトが永遠とクロールされ続ける為、巡回が完了しません。


この場合、Googleのクローラーも同様にウェブサイトのクロールを全て完了する事ができず、クロールバジェットの範囲内で自動的に巡回を止めてしまう事になります。


このようなウェブサイトの場合は、noindex、nofollowやrobots.txtを使って巡回を制御する必要があります。
Sitemap Creatorでは、robots.txtの生成もでき、canonical属性の検知にも対応していますので、このようなトラブルにも柔軟に対応できます。
※出来ればウェブサイトの構造を見なおした方が良いケースもあります。




このブログでXMLサイトマップを活用してみた結果

このブログはWordPressで運用している為、はじめの頃はXMLサイトマップのプラグインを活用していました。
時期が経過し、無料プラグインのバグによる影響や、ページスピードへの影響が大きくなり、必要なプラグイン以外は削除しています。


この時にSitemap Creatorで社内のウェブサイト全てを一元管理するように切り替え、効率的に管理する事ができています。


SEOは無闇にコンテンツを量産する事ではなく、質を保つ、改善するという事が重要です。


当ブログでSitemap Creatorを利用する事で実感できた最も大きなメリットは新しいコンテンツだけでなく、既存のコンテンツのメンテナンスの際にも素早くGoogleにインデックスされるようになった事です。


XMLサイトマップ自体は、なくても影響がないウェブサイトがほとんどかもしれませんが、コンテンツの強化を定期的におこなっている運営者、コンテンツマーケティングでSEOにも積極的に取り組まれている運営者にとっては設定しておいた方が良いでしょう。



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野澤洋介
野澤洋介

この記事を書いた人

アレグロマーケティング代表

SEOツールのプロジェクト担当者でもあり、自社のSEO担当でもあります。
SEOは考え方はシンプルですが、いざ実践するとなかなか思うようにいきません。
当ブログでは、読者の方に成功も失敗も合わせて情報を共有し、同じような悩みを解決できればという思いで運営しています。




SEO管理ツール Spresseo(エスプレッセオ)

コンテンツが増え、SEOの管理が煩雑になってきたらツールで効率化しましょう。
ページごとの内部最適化や、キーワードの順位取得や競合比較、獲得した被リンクのレポートを自動化できます。